- 2025/06/04
- writer： 山崎拓
「送料無料」こんな想いとこだわりがあります。
今日は普段あまり話題に挙げていない内容についてお話をさせていただきます。
それはインターネット通販における配送について。
物販を通販で行う際に必ず必要になるのが配送についてのオペレーション。
今では僕らが扱っているようなファッション雑貨はもちろん、生活必需品、食品までインターネット通販で購入することができますよね。
なので、最近ではネット通販を使うことがない方の方が少なくなってきていると思います。
きっとあなたのご自宅にも何らかの商品を届ける配送業者の方が定期的に訪れているのではないでしょうか？
ちなみに、僕もこの例に漏れず、仕事はもちろん、プライベートの生活でもネット通販かなり使っています。
僕の場合はほぼ書籍になるのですが、他にも家族の生活必需品や消耗品、食品まで入れるとかなり種類になります。
こうしたこともあり、ヤマト運輸や佐川急便、郵便局の配達員の方が頻繁に自宅に荷物を届けてくださるため、もはや顔も覚えてしまいそうなほど 笑
この便利な世の中の裏では毎日配送業者の方が頑張ってくださっているおかげ様。
こうやって改めて日本の物流について考えると本当にありがたいなーと思います。
ちなみに、ナチュラルラウンジの常連さんの中にも配達業をされている方もいらっしゃいますし、実際に配達員として日々お仕事をされている方も知っています。
また、僕らは提供側としてもこうした業者さんと日々お付き合いがあるので、おそらく一般の方に比べるとかなり配送業界や配送業者の環境についても詳しい方だと思います。
そんな中、今回は創業から始めて配送関係を大きく見直すことになりました。
この背景はいろいろあるのですが、一つは純粋にコストの問題。
以前も円安や現地の物価高騰、航空運賃の高騰、エネルギー代金の増加よって商品原価が数年前に比べると大きく増加してしまった、というお話をさせていただきました。
その中には今回の商品送料は含んでいませんでしたが、僕らは創業からずっと「送料無料」で対応させていただいてきました。
この背景もいろいろあるのですが、送料というのはお客さんにとっては直接価値を提供するものではないところで費用を請求してしまうことになるので、個人的にはとても違和感があったんですよね。
それに住んでいる場所によって送料はかなり増えたりします。
商品の本質的な価値は送料とは無関係ですから、これを商品購入価格に送料を追加するのは価値の観点からは違うだろうと。
また、お店によっては「いくら以上購入してくれたら送料無料」というところもありますが、これはこれで送料無料にするためにそこまで欲しくない商品を購入してしまうことにも繋がります。
これも長期的にはお客さんに不利益を与えることになるんじゃないか、と思うんですよね。
（自分が本当に欲しいものを選ぶという選択の軸がずれてしまう）
こうしたことは創業前から考えていたことだったので、今まで１２年間ずっと送料無料で対応させていただいてきました。
もちろん、これらの送料は自分たちで負担することになるので、経営的には大きな重しになります。
送料についてはきっとあなたもご存知だと思いますが、発送地から離れれば離れるほどその金額は上がっていきます。
僕らの場合は長野県からの発送なので、例えば北海道や九州、沖縄県などにお届けする場合は実はかなりの金額になります 汗
一方で、これはお客さんたちにはとても喜んでいただいていますし、特に上記のような遠方でお店にはなかなか来られない方にとっては大きな魅力の一つになります。
僕自身も長野県という地方に住んでいるので、遠方の方の気持ちについてはある程度わかっているつもり。
なので、送料についても経営状態が許す限りずっと続けていこうと考えていました。
一方で、常連さんの中には「送料は負担しますよ！」と言ってくださる方もかなり多くいらっしゃって。
あるいは最近では送料は消費者が負担するのが当たり前になってきているからナチュラルラウンジさんでも送料はとってもいいんじゃないでしょうか？とアドバイスをくださる方も実は多くいらっしゃるんですよね。
こうしたご意見やアドバイスをいただくと、確かに、おっしゃる通りだなーと思うことも多々あります。
一方で先ほどお話ししたような想いも強いので、やはりできる限り送料は無料のままこちらで改善できる部分でなんとかしていきたいと考えてきました。
そして今回は創業してからずっと使っていたあるシステムを変更し、配送業者さんと直接契約をすることで送料も以前よりもかなり安くすることができたんです。
ここではサラッと書いてしまっていますが、これも準備にはかなり時間がかかりました。
業界の相場はもちろん、各社の配送料やサービスレベルの比較、他のシステム会社についても色々と調べました。
またお店としてはこの１２年間、荷物の発送数は年々伸びているのでこうした事実ベースの材料を交渉に使わせてもらい、各社に見積もりも出してもらいました。
ただ、途中でプロジェクトが止まってしまった時もあり、ここまで来るのに足掛け2年くらいかかってしまいましたけど 汗
それでも一件あたり数十円単位で送料負担を減らせたことはもちろん、配送業者さんも直接契約をすることで以前僕らが契約していたシステム会社への中間マージンがなくなったのでお互いにWin-Winの関係にできました。
また直接契約になると細かい部分の調整などもできるので柔軟性も上がりますし、より配送業者さんや配達員さんとの仲間意識も高まったと感じています。
配送一件につき数十円は小さいように思えますが、こうした小さな積み重ねが月間、年間、数年になるとかなり大きな費用になるので実は長期的なインパクトはとても大きいです。
今回はこの取り組みによって引き続き全国のお客さんへ「送料無料」のサービスを継続できるようになりました♪
さらに細かい部分では場所によっては以前よりも早く配送できるようになっているところもあります🚚
こうした表記も送料納期ページの改善と同時に展開しています。
これからも商品はもちろん、お客さんに喜んでいただけるサービスも同時に考え、よりよいお買い物体験をしていただけるよう経営努力を続けていきます！
ということで引き続きインターネット通販もよろしくお願いします♪
コメント
「「送料無料」こんな想いとこだわりがあります。」への2件のフィードバック
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- 2025.06.01 writer：山崎拓
- あなたはショート動画見ますか？
- 2025.05.20 writer：山崎拓
- ちょっと緊張？6年ぶりに話しました。笑
- 2025.05.19 writer：山崎拓
- あなたはピンタレストやっていますか？
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おはようございます。毎朝のブログ、楽しみに拝見しています。 昨日は、配送日を変更して頂きありがとうございます。売り切れになると、悲しかったので随分早い注文でご迷惑おかけしました。うちも、毎日宅配の方には、お世話になっております。私も送料は有料で、いいのではないかと思っております。機会があれば、松本市の店舗にも伺ってみたいと思っています。実際に沢山の、スカーフに囲まれるのを、想像すると、ワクワクします。浜松には、百貨店がひとつしかありません。催事で、来て頂けたらとても嬉しいですが、無理は、言えませんので、おそばを食べがてらお店に伺えたらと思っています。ありがとうございました。
コメントありがとうございます！
こちらこそ、先日は弊店でストールをご注文いただき誠にありがとうございます。
送料についてのご意見もありがとうございます。
これからもお客さん一人一人のご意見や状況を確認させていただきながら対応をさせていただく予定です。
一度静岡伊勢丹さんには出店をさせていただいたことがありますが、直近では予定が立っていないのが現状です。
遠方で申し訳ありませんが、長野県にいらした際には松本のお店にも足を運んでいただければ嬉しいです。
いつもブログにも目を通していただき本当にありがとうございます。
山崎