- 2016/09/08
- writer: Moto
『日本人初!?カシミア山羊の・・・』
標高4200m、カシミア生産者の家から
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
(一昨日のメルマガに引き続き、配信は1日空きますが
連日カシミア生産者の家からお届けします。)
こちらの時刻は朝の4時半です。
昨日は夜10時に就寝して今朝は朝の山羊の様子を見るため
早起きをしています。
山崎やノリは朝方なのでいつもこの位に起きているようですが
僕がこんな時間に起きたのは最近では記憶にありません。
飲みすぎてトイレに起きる時くらいです。笑
そして只今の気温、マイナス3度!
寒い!歯がガタガタいっています。
長野も秋冬は大分寒いですがそうはいっても暖房はありますからね。
9月上旬でこの寒さですが
真冬はここがマイナス30度から50度になるそうですから
その寒さを想像すらできません。
ただ、マイナス30度以下でないと
最高品質のカシミア原毛は作れないんだそうです。
仮に僕が今ベースにしている
標高3500mの町にここの山羊を連れて行くと、気温が高くて
毛質が変わり、毛の太さも変わって
カシミア原毛が育たないという話です。
気温が高いと言ってもマイナス20度ですからね。
本物のカシミアを育てることの大変さを
身を持って痛感しています。
標高4000m以上で、真冬の気温はマイナス30度以下。
実際にここで生活している人達がいるのだから
本当に凄いですよね。
そして肝心のカシミア山羊ですが
昨日の夕方念願の再会を果たしました!!
山羊が放牧から帰ってきて
山から下りてくるのを見つけてからは
近く度に興奮していました。笑
もうただの山羊マニアです。笑
カシミア山羊は相変わらず小さくて大人でも僕の腰より低いんです。
子山羊もいましたがちっちゃくて、フワフワしていて
見ているだけで癒されました。
暗くなるまでずっと外で一人山羊を見ていたのですが
山羊たちも最初は見知らぬ人に警戒していたのに
次第に慣れて、だんだん近寄ってきてくれました。
そしてそんな珍客を見ていたカシミア生産者が
認めてくれたのか、
一人で山羊を見続けている僕を孤独でかわいそうな奴と思ったか 笑
明日の朝、カシミア山羊の乳しぼりを
一緒にやろうと誘ってきてくれたんです!
カシミア山羊の乳しぼりですよ!!!
まさかこんな貴重な体験ができると思っていなかったので
誘われてものすごくテンションが上がりました。
山羊は臆病で神経質なので、本来あまり知らない人を近づけたり
乳しぼりは家族の人でしかやらないんです。
それをまさかやらせてくれるなんて・・・
ここまで来て良かった。涙
きっと日本人でもカシミア山羊の乳絞りをした人なんて
まずいないと思います。
何回朝から乳しぼり言ってんだよ。
と言う感じですが、そんなわけで今朝は若干興奮気味です。笑
この後、生産者の気が変わっていなければ
約束通り“ 日本人初!カシミア山羊の乳しぼり“ してきたいと思います!
最後に、一つ気になるのが今日の天気です。
昨日も雪が降っていましたが曇りが続いているんですよね。
今も外は曇っていますが、せっかくカシミアに会いに来ているので
是非晴れて欲しいなと思います。
それでは、昨日もそうでしたが
待ちきれないので着替えてカシミア山羊のところへ
行きたいと思います。この後の事は後日、
買付日記と写真集であなたにお届けしたいと思いますので
楽しみにしていただければ嬉しいです!
今日はカシミア山羊の放牧を見届けてから
ベースの町に戻り、明日デリーに帰る予定です。
来週には帰国するので
最後までしっかり買付をやりきって日本に帰りたいと思います。
まずは無事ベースの町に戻って
このメルマガをあなたに届けられますように!
それでは、今日も1日頑張りましょう!
インド・ラダック6日目のブログはこちらです。
コメント
「『日本人初!?カシミア山羊の・・・』」への3件のフィードバック
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Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
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スゴイッ、すごいっ、凄いっ!!!!! 読んでいるだけでも、ドキドキしてしまいます。カシミアの毛のでき方も、乳搾りも、寒さも!! みんな全てが。バイヤーって面白そうと思っていましたが、大変でもあるのですね。Motoさんの文は生き生きとよく伝わってきて、夢中で読んでしまいます。Thank you! I appreciate and enjoy it a lot!
カシミア山羊は、日本の山羊の、痩せたおじいさんのようなlooksとは違って、ふわふわした可愛らしい顔をしていますね。小さい頃、なんだったかひどく駄々をこねて、叔父のヤギ小屋に放り込まれたことがあります。こうこうと差し込む月明かりの中で、床にぺちゃっと座ってベソをかく子供を、同情のない顔で一斉に眺める山羊共に子供心に腹を立て、長い間、あの痩せたおじいさん顔が嫌いでした。超厳しい環境の中、可愛い顔のカシミア山羊の性格はどうなのかしらと思います。また写真も乳搾りレポートも楽しみにしています。
N.O.
P.S.
前回、またサインを忘れてしまったのに、お返事ありがとうございました。
N.Oさん
喜んで頂けているようで、嬉しいです!
こうしてコメントを頂けるだけでも
カシミア原毛の生産者に会いに行った甲斐があります!
バイヤーですが、お陰様で日本にいる2人が任せてくれているので
お前遊んでるだろ!とツッコまれるくらい自由にやらせてもらっています。笑
インドラダックのカシミア山羊は、大人でも小さくて
歩くときはボールがくっついているような尻尾をフリフリしながら歩いています。可愛いんですよ〜。
性格は・・・人間と同じで山羊それぞれですよね。笑
いつも喧嘩ごしの山羊もいれば、臆病な山羊、人懐っこい山羊もいて
ずっと見ていても飽きません。
N.Oさんの山羊小屋に放り込まれた話。ちょっと笑ってしまいましたが
“同情のない顔で一斉に眺める山羊” と言う表現すっごくわかります。笑
僕が子供の頃に山羊小屋に閉じ込められたら、トラウマになって一生山羊嫌いになると思いますよ。そこで山羊を枕に寝られたら大器ですけどね。笑
間違いなく僕は泣いていたと思います。笑
できるだけ早く写真やレポートをまとめてお届けしますので
是非また感想をください!
Natural Lounge
Moto
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