- 2023/01/04
- writer: 山崎拓
ご好評だったので、第二弾!とてもおすすめです♪
先日、あるお客さんからメッセージをいただきました。
去年、ある本についてこのメルマガ&ブログで紹介させていただいたのですが、その内容を覚えていてくださって、年末にそのことを思い出してくださったそう。
キーワードは「グリット」。
グリットというのは何か一つのことをやり抜く力のことですが、さまざまな分野で成功している人を分析したときにこの能力が非常に重要になっているということが近年あらゆる研究で明らかになってきています。
以前ご紹介させていただいた本はその一部を取り上げた内容だったのですが、僕も改めてその内容を読み直し、その本自体ももう一度この年末年始に読み返しました。
この本は特に今の時期にぴったりの本で、目標設定の際にものすごく参考になる書籍なんです。
タイトルは「やり抜く人の9つの習慣」。
もう僕も数えきれないほど読んでいますが、2023年の目標設定の前にも読み直し、記憶を新たにしました。
また、今年は上の娘が小学校の課題で2023年の抱負を考えるというものがあったので、そのフォローをするためにもこの本を活用しました。
さらに去年は弟の誕生日のプレゼントにもこの本を送ったほど、個人的にも大好きな一冊の一つ。
今日はその中から、前回ご好評だった「グリット」の部分とはまた別の内容についてご紹介させていただきます。
ちょうど今日から仕事が始まるという方も多いと思いますし、2023年の目標をもう一度しっかりと考えたい、という方にもぴったり!
なのでぜひ最後まで目を通していただければ嬉しいです。
「やり抜く人の9つの習慣」ハイディー・グラント・ハルバーソン著より抜粋
ーーーーーーーーーーーー
「自分には成功する力がある」と信じることと同じくらい大切なことがあります。
それは「今できなくても、できるようになる」と信じることです。
『能力は伸ばすことができる』
多くの人が「知能・性格・身体能力」は生まれつき決まっていて、自分の努力ではどうしようもない」と考えています。
つまり「頑張っても頭は良くならない(性格は変わらない、身体能力は上がらない)」と信じているのです。
その結果、「今の自分ができると思える範囲で目標を立てる」ことになります。
つまり、目標が「自分の未知の能力を引き出す」ためのものではなく、「すでにある自分の能力を証明する」ためのものになってしまっているのです。
これは、本当にもったいないことです。
なぜなら「能力とは生まれつき決まっているもので、変えることはできない」という考えは間違っていることが多くの研究で実証されているからです。
どんな分野の能力でも、一般に思われているよりずっと柔軟性があるものです。
つまり能力は努力次第で伸ばせるのです。
「私は自分が望むように変わることができる」
そう思えれば、人生はどれだけ自由でエキサイティングなものになるでしょうか。
『新しいことに挑戦する「心の持ち方」』
目標を設定するときには「今、何ができるのか」ではなく「これから何ができるようになりたいか」を考えるようにしてください。
目標は、自分の能力を証明するためにあるのではなく、自分を向上させるためにこそある、と考えるようにしてください。
職場においても、次々に新たな課題に挑戦する人もいれば、”事なかれ主義”の殻にどじこもって、失敗を避けることだけを考えているような人もいるはずです。
誰でも、新しく未知のことに取り組むのは怖いものです。初めてのことに挑戦するときには、失敗する確率が高いのは誰にとっても同じことです。
「新しいことに挑戦する勇気が出ない」「どうしてもその気になれない」と思う人には自分自身を変えるきっかけになるはずです。
心理学で裏付けられた、「新たなことに、自信と活力を持って挑戦する方法」があります。
それはあまりに単純で、驚いてしまうかもしれません。
その方法とは「失敗してもいい、と開き直る」ということです。
「えっ?それだけ?」
そう思うのも当然です。
失敗したくないから、新たな挑戦は怖いのに、こともあろうに「失敗してもいいと思いなさい」と言われても納得できるはずがありません。
「失敗したら、責任を取るのは私自身なんですよ」と言いいたくなるものわかります。
『証明ゴールと成長ゴール』
もう少し、説明を続けましょう。
「失敗してもいい」「失敗なんてなんでもない」と考えると、実際に失敗する確率は大幅に低くなるという研究結果があります。
なぜそうなるのでしょうか。
目標には二つのタイプがあります。
一つ目のタイプを、私は「証明タイプ」と呼んでいます。
これは「自分にはそれをする能力がある」「私はやり方を知っている」ということを証明するための目標です。
もう一つのタイプは「成長ゴール」と呼んでいます。
このタイプの目標の焦点は「能力を伸ばして、今までできなかったことをできるようにする」という点にあります。
「証明ゴール」の問題点は、全く未知の課題や難しい課題に取り組むときに、逆効果になる可能性があるということです。
「正しいことをやっているだろうか」とか「自分には本当にできるのだろうか」という思いが湧いてきて、不安にとらわれる。
せっかくの目標が、ネガティブな考えの原因になってしまうのです。
能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感です。
これは多くの研究から明らかです。
不安感こそが能力発揮の最大の敵なのです。
次に成長ゴールについて見てみましょう。
目標に向かっているとき、そこで出会う困難を「学び」という視点で捉えることができたらどうなるでしょうか。
失敗しても「また一つ学んだ」と思えれば、がっかりすることなくモチベーションを維持することができます。
つまり「成長ゴール」は失敗からの落胆から、あなたを守ってくれる味方となるのです。
新たなプロジェクトや目標に向かうとき、たとえそれがどんなに難しいものだとしても、多くの人は完璧にやらなければと思うものです。
そのせいで「失敗するかも」と不安になってしまうのです。
そして、自分の能力を証明しようとすると、「成長ゴール」で自分を成長させようと思う人よりも、より多くのミスを犯し、不本意なパフォーマンスに終わってしまうというのは皮肉なことです。
二つのゴールの差はこれだけではありません。
「成長すること」にフォーカスすると「仕事の意味」が変わってきます。
誰でも、自分が成長しているという実感があるとき、仕事を心から楽しみ、喜びを感じることができます。
成長を実感する充実感は「完璧」を目指す緊張感とは、全く別物です。
「そもそも仕事は楽しいものなんかじゃない」「仕事に楽しさは期待していない」
そう言いたい人がいるかもしれません。
しかし、私は自信を持っていうことができます。
「楽しい仕事ほど、人のやる気を掻き立てるものはありません」と。
『興味を持つことが活力を高めてくれる』
どんな仕事であっても、困難や混乱、思いがけない障害はつきものです。
そんなとき、やる気を奮い立たせてくれるのは「興味を持って、仕事を楽しむという姿勢」と「自分の仕事には価値があるのだという信念」です。
人は興味のあることには、なかなか疲れを感じないものです。
実際、最近の研究でも、興味のある課題に取り組む人は活力の高い状態を維持できるということもわかってきています。
その研究とは、カリフォルニア州立大学の心理学者たちによって行われたものです。
研究では、まず被験者にかなり疲れる難しい課題に取り組んでもらい、その後、彼らを二組に分けました。
一方は「大変だけれど、被験者が興味のある課題」に取り組んだグループで、もう一方は「比較的簡単だけれど、興味を持てないつまらない課題」に取り組んだグループです。
その結果は、前者の方が、より多くの努力を傾け、成績もかなり良かったのです。
後者のグループよりも、かなり難しい課題だったのにも関わらずです。
「興味を持つ」ということがどれほど大きなアドバンテージになるかが、この実験から分かります。
さらに別の研究では「興味を持って取り組んだ人は、それに続く仕事でも良い成果を上げることができる」ということも明らかにされています。
例えば、Aという仕事がとても興味深いものだったとします。
その興味のおかげでAを首尾よくやり遂げられるとすると、次のBという仕事でも良い成果を上げることができるということです。
興味のある仕事をしたおかげでエネルギーが維持され、それが次の仕事にも影響を与えるのです。
これらの研究をした心理学者たちは、続けてある実験をしています。
それは「興味を持つこと」と「ご機嫌でいること」が、仕事にどう影響を与えるかについての実験です。
その結果も、とても興味深いものでした。
「ご機嫌でいること」は少なからずエネルギーの維持に貢献していました。
しかし、その度合いは、人が興味を持って何かをしている時とは比べ物にならないほど低かったのです。
つまり「機嫌の良し悪し」よりも「興味の有無」の方が圧倒的に人の活力を高めるのです。
これからは何をするにせよ、最初から自分自身に完璧を求めないでください。
「どんなことにも習得には時間がかかるものだ」と思うことです。
そして、やるからにはそのことに興味を持ち、価値あることだと信じることが大切です。
そのことがあなたの成功へのモチベーションを高め、同時につまらない失敗をする確率を低めてくれるからです。
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いかがでしょうか?
僕個人の感想としては、仕事大好き、仕事ジャンキーの僕にとっては自分の経験からも、もうこれは120%間違いない!と確信できる内容。
一方で、自分自身もそうですが、人は放っておくと楽な方、楽な道を選びがち・・・
そうならないためにも、「今できなくても、できるようになる」ことを前提に「困難な目標」「実現するのは難しい目標」そして、「もし実現できたら最高に素晴らしいと思える目標」を掲げ、この2023年も全力で取り組みたいなーと。
あなたはどんな感想を持ちましたか?
今日の話があなたにとっても少しでも役立つ内容になっていれば嬉しいです♪
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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