『午後は買い物をするな！』

2014/12/11
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

前回は１２月のお買い物で注意することをお話ししました。

今日はそれを知った上で
衝動買いや不要なものを買わなくなる方法についてお伝えします。

それは「午前中に買い物をする」ということです。

なんだ、そんなことか・・・と思わず、まあ聞いてください。

人間は意志の力があるというのはあなたも知っていると思います。
意志の力は、時として不可能だと思うようなことを実現するなど
素晴らしい結果を生み出す人間特有の能力です。
（動物にはこの能力がありません）

ですがこの意志の力をコントロールするのは結構難しかったりします。

例えば、
・自分で決めた行動ができる日とできない日がある・・・

・使っていないバッグが何個もあるのに、また買ってしまう・・・

・勉強をしなければいけないと分かっているのに
ついつい誘惑に負けてテレビをつけてしまい、何時間も過ぎてしまった・・・

・タバコをやめようとしたけど結局続かずまた吸ってしまう・・・

あなたもこんな経験が一度はあると思います。

意志の力をコントロールするには色々な方法がありますが
今日は一番簡単で衝動買いをするくらいのことは防げる方法をお伝えします。

意志力は消耗品

まず大前提として、
意志の力というものは消耗品ということです。

つまり人間の体と同じように時間が経つにつれて
消耗していくのです。
体は1日中働いたり、遊んだりするとクタクタになりますよね。
これは誰しも体感しやすいことなので理解できると思います。

ですが意志の力はなぜだか無限にあるように錯覚しがちです。
意志力も肉体の疲れと同じように時間の経過とともに疲弊していきます。

意志力がほとんど残っていない状態で
何かを決断したり判断したりするのは脳にとても負担がかかります。

そんな状態で
皆が群がっている魅力的な洋服たちを目の前にしたら
自分も欲しくなってつい買ってしまうのはしょうがないかもしれません。

これはあなたの意志が弱いのではなく
脳に適切な判断をする力が残っていないことが問題なのです。

意志力が十分にあふれている状態であれば
ちょっとやそっとの誘惑に惑わされることはありません。

では意志力が十分にある状態とはどんな時でしょうか？

午前中はエネルギーが満ち溢れている

朝起きた直後の脳は1日の内で最もクリアな状態で
意志力も満ちあふれています。

なので、この状態であれば意志の力を最大限に発揮できます。
ナレッジワーカーなど、知識で仕事をする人などは
午前中は仕事をして午後は仕事をしない、という人もいる位です。

その位、脳のエネルギー状態は実に様々なことに影響します。

一般的に昼食を食べて数時間も経つと
その時点ですでに意志力はかなり消耗していると言われます。

学生時代、
昼休憩の後、寝ちゃダメだと分かっているのについ
机に突っ伏した経験があるのは僕だけではないはずです（笑）

同じように午後に入って意志力が減ってきている状態で
他の人が群がっているお店や、商品を見るのは危険なのです。

今日はこれを買いに来たわけじゃないし
今は必要ないことも分かっている・・・
でもかわいいし、素敵、みんなも買っているし・・・
欲しいメーターがグーン！！！と上がってしまうわけです。

そうなるともう意志の力はほとんど役に立たず
また不必要なものを買ってしまうのです。

ちなみに僕もイベント販売などを行うときは
常に「社会的証明」の状態を作り出すことを考えています。
実際にお客さんが集まり、群がっている状態を作り出せれば
商品は勝手に売れていきます。

そしてその状態は午前中よりも圧倒的に午後が作りやすくなります。
その理由は人の意志力が低下すればするほど起こりやすくなるからなのです。

だからあなたは売り手の罠にハマってはいけません。

それを防ぐには頭がクリアで冴えている、
意志力が満ち溢れている午前中に買い物をすることです。
そうすれば驚くほど無駄な買い物をしないで済むはずです。

簡単ですが効果は絶大なのでぜひ試してみてください！

PS.
ちなみに意志力を回復させる方法は「寝る」ことです。
午後の買い物も昼寝をしてから行けば安心です！

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。