『本当に似合わない？』

2015/07/29
writer：山崎拓
- ストールファッション

「私はブルーは似合わないのよ～」

「そうですか？意外にいいかもしれませんよ？試してみますか？」

「あら、意外にいいわね　（笑）」

「（笑）　今日の服装にも合っていますしね」

当店のお客さんとお話しすると、
ある一定の割合でこんな会話をすることがあります。

これはファッション関係の「アルアル」です　笑

もしかしたらあなたも経験したことがあるかもしれませんね。

人によっては明確に好きな色があり、
それ以外の色は絶対に選ばないという方もいらっしゃいます。

こういった方は今までの経験から、似合う色とそうでない色を
自分の中で決め込んでいる、思い込んでいる、ということがあります。
（カラー診断などをして客観的に
自分に似合う色を明確に知っているという場合は別です）

こういう場合、服や小物を選ぶときに
自分の中に基準があるので選択しやすいというメリットがあると思います。

ですが、僕個人が接していて感じることは、
自分の中で完全に決め込んでしまうと、
いつも同じようなテイストの服や同じような色味の小物だけに
なってしまい、ファッションの楽しみが少し薄れてしまうんじゃないかな～？
とも思うのです。

実際に、
今まで自分では似合うと思っていた色が
実は周りからは似合わないと思われていたり、
逆に似合わないと思い込んでいた色がとてもよく似合うと気付いたりすることは
よくあることです。

だからといって、自分のクローゼットを急に一新することは簡単ではありません^^;

今日はそんなときに、
いつもと違うファッションを試す３つの方法をお話しします。

一つは、
まずは『顔の周りに似合う色、好きな色を足す』ことです。
インナーやストール、スカーフなどの小物、存在感あるアクセサリーで
顔周りの色をまず押さえます。
その上で、トップスやボトムスにいつもと違う色味や違うテイストのものを
合わせてみます。

顔映りや顔周りの色は全体の印象に大きな影響を与えます。
先に顔周りの小物を安定させておいてから全体を作っていく考え方です。

この場合は、トップスやボトムスが変わるので
全体のスタイルを大きく変えやすいというメリットがあります。

二つ目は、
まずは自分のいつものスタイルを作り、
そこにいつもと違う色味の小物を合わせてみる方法です。

これはまず全体の印象が決まった状態で
面積の小さな小物で変化を入れます。

これは心理的に自分の慣れたスタイルから入るので
ストールやスカーフ、アクセサリーなどは
いつもと全く違うものを選びやすくなります。

とはいえ、一つ加えると印象はかなり変わるので
似合わなければ使わないという判断もしやすくなります。

最後は、
ヘアメークで印象を変える方法です。

ヘアメークによっても、似合う色は大きく変わります。
ヘアメークに合わせて服や小物を変える、
またはファッションによってヘアメークを変えることで
いつもと違う色を使うことができるようになります。

いかがでしょうか？

身につけたら意外に似合う！
ということは結構ありますし、
小物やメークの使い方、合わせ方次第で
かなり自由度が出ると思います。

そのときに見られたい印象やその時々のトレンド、季節、
気分に合わせて色々なファッションを楽しみたいですね！

PS.
ですが、あなたの今までの経験から、
かなり深く自分の中で似合う、似合わないという思い込みが強くなっていると
こういった方法論だけではなかなか試せないということもあると思います。

そういう場合はまずその思い込みのブロックを外す必要があります。
思い込みという心理は強烈なパワーを持っているので
次回以降はそんな心理のお話をしたいと思います。

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。