『世界一のプレーヤーは流れをつかむ！』

2015/06/11
writer：ノリ
- ナチュラルライフ

あれはたしか、
セットカウント1-1の最終セット。

ゲームカウントは1-2で
サーブは錦織選手。

しかし、相手は世界ランキング一位のノヴァク・ジョコビッチ選手。
じわりじわりと追いつめて、
牙を剥く寸前のような空気感。

テレビ越しなのに、ここまで感じる張りつめた空気。
と同時に、
ここは絶対に落としてはいけない大事なポイントだと強く強く感じる。

「錦織ー！ここをなんとか取ってくれー！！！」

錦織の球をはじき返すジョコビッチ。

「バンッ！バンッ！！バンッ！！！」

「ワァーーーー！！！！」（観客）

「やられた。。。これはまずい！」

そう思った瞬間、世界トッププレーヤーのジョコビッチ選手は
凄まじい形相で、
とてつもなく大きな雄叫びをあげた。

そのセット、ゲームカウント1-6で
一気に勝負がついてしまったのだった。。。

おはようございます。
スポーツが好きなノリです。

ここまでの話はテニスです。
野球だけでなく、サッカー、テニス、バスケ、アメフトも見ます。
時にはマラソンやトライアスロンも見たりします。

ただ、最近は海外のプレー、ハイレベルなトッププレーヤーの試合を
観戦することが多いです。

テレビですが笑

トッププレーヤーには、トッププレーヤーたる所以があると思っています。
輝く何かがあるんです。
普通のプレーヤーとは違う何かがあるんですよね。

自分もやっていましたからわかります。

だから見ていると楽しいんです。
一つ一つの基礎プレーが違うんだなと気づいたり、
機転の利かせ方、発想の転換、
センスを感じることばかりです。

ただ、今日はそこではなく、
「流れ」です。

トッププレーヤーがつかみとる「流れ」です。

先ほどのテニスの試合では、
もう少しだけ詳しくいいますと、

今年の５月中旬にイタリアで行われた試合です。

初めのセットはジョコビッチ選手がとりました。

第2セットは錦織選手が積極的な、攻めのプレーが多くなったと感じました。
きわどいコースに攻めることができ、錦織選手がとりました。

迎えた最終セット。
錦織選手が弱気になったのか、疲れが出たのか、
ジョコビッチ選手がそうさせたのかわかりませんが、
先ほどの勢いがありません。

守りの落ちついたプレーになったように見えました。

五分五分の状況です。
でも、雰囲気が違うんです。

会場の雰囲気、ジョコビッチ選手の雰囲気を
テレビ越しに感じました。

「ここをとられたら、流れが完全に傾いてしまいそうだ！」

きっと、ここがポイントのところだとわかっているんだと思います。
そして、とるんです。

その結果、大きな雄叫びをあげます。

すると、それまでの接戦がウソのように、
あっという間に試合終了になってしまったのです。

「流れ」ですね。

プレーヤーは本当に必死にやってますし、
僕は見ているだけだから言えることもわかってます笑

でも、流れをつかむべきところで
つかんでるんですよね。

ポイントになるまでのところもハイレベルですが、
いざ、ここが流れを引き寄せるところ！！というときに

体力的な余力があったり、
技術レベルをギアチェンジしてスピードアップさせたり、
奥の手や作戦があったり、

世界一のプレーヤーはとるべきところで確実にとっています。

バスケットのNBAでもそうです。

わかりやすいのが、ブザービートです。
サッカーの前半後半のように、４つに分かれています。
4クォーターでそれぞれ12分です。

1クォーターが終わるときにブザーがなりますが
ブザーと同時に得点を決めるのがブザービートです。

時間ギリギリになると、エースにボールが渡り
敵をかわしてゴールを決めます。

スーパースターは決めるんです笑

今度スポーツを観るときには
ちょっと意識してみてください^^

ある１つのプレーのあとで雰囲気がガラッと変わることがあります。

なにかやってくれそうだな！
なんかイヤな感じがするな。
というのは１つのポイントかもしれません。

テレビでの観戦もそうですし、
お子さんやお孫さんの試合でも
きっとそういう場面があると思います^^

P.S
１つのプレーで流れが一気に変わることを
僕が初めに体験したのは中学のときです。
先輩の試合をベンチから見ていました。

簡単なフライをポロッと落としてしまったあと、
完全な勝ちムードだった試合が一転、
逆転負けとなってしまいました。

本当に衝撃的なことだったので
あのときの場の空気が変化は今でも忘れられません。

今日は
世界一のプレーヤーは流れをつかむ
でした。

それでは今日もポジティブにやっていきましょう☆

ノリ