４年ぶりの現地買付けで出会った煌めくストールでした。

2024/12/10
writer： Moto
- ナチュラルライフ

４年ぶりの現地買付けで出会った煌めくストールでした。

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

今朝も先日送り出した素敵なカシミヤ手織・手刺繍ストールをお届けしたいと思います♪

先週はカシミールの代表的な刺繍であるアーリ刺繍のストールをご紹介しましたが、今週はもう一つの代表的な刺繍であるニードル刺繍のストールをご紹介したいと思います。

アーリはかぎ針を使って刺繍をしていくのに対して、ニードルは細い針を使って刺繍を施します。
実際に現地で職人を訪ねた際の写真がこちらです。

使う針もかぎ針と刺繍針で太さが違うのですが、使う糸もニードル刺繍の方が細くなります。
現地ではアーリ刺繍よりもニードル刺繍の方が刺繍が難しいと言われていますが、刺繍の難易度はもちろん、細い糸でひと針ひと針刺繍をしていくので完成させるためには途方もない時間がかかります。

もちろんデザインに合わせた刺繍量によって加工時間は変わりますが、言うまでもなく全面に刺繍が施されたものは数ヶ月から1年以上の時間が必要です。

さらに刺繍の難易度が高いと言われる理由は、ベースとなる生地が繊細なパシュミナであるということ。
ニードル刺繍は柔らなかなパシュミナで織られた生地に刺繍をしていくため、少しの力加減で糸が釣ってしまったり、穴が空いたりとより繊細な手仕事が求められます。

1枚が完成するためにはどれほどの技量が必要なのか・・・
そう想像しながら今日ご紹介ストールもご覧いただければと思います。

そして今回ストールをご購入いただいたのはリピーターのOさんです。
Oさんに選んでいただいた1枚がこちらです。

フォリッジグリーンの柔らかな色に流れるようにペイズリーが刺繍された逸品。

全面に施されたバランスの良い刺繍。
生地と刺繍の色合いも絶妙です。

刺繍の周りも釣ることなく、こうして見るとまるでプリントでデザインがされているように見えます。

ただこれはまぎれもない手刺繍の一点ものです。

この1枚にもカシミールの技術が詰まっています。

柔らかいからこそ、かさばることなく様々な巻き方もできます。

パシュミナ生地の柔らかさを刺繍で損なうことがないんですよね。
外で見てみてると雰囲気が変わります。

なめらかなドレープからもストールの柔らかさがわかりますね。

大自然の生み出した素材と熟練の職人技が光る唯一無二の一枚。

自然光によってデザインが美しく輝きます。

まさに煌めく1枚です。
そしてOさんには以前にもこちらのストールを手に取っていただいています。

どちらも優しい色柄のカシミール刺繍ストールですので気に入って頂ければ嬉しいです。

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。