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カシミールの職人たちが支えるパシュミナ作り

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。



8年ぶりに訪れたインド・カシミール。
緊張と期待を胸に現地を訪問し、先日無事デリーへ戻ってきました!
そしてこのブログが配信される頃には、僕はすでに日本へ帰国していると思います。



今回の訪問では、たくさんの生産者や職人たちと出会い、改めてカシミールのものづくりの奥深さに触れることができました。
まだまだお伝えしたいことがたくさんありますので、これからしばらくカシミール編にお付き合いいただければ嬉しいです♪



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インド・カシミールより



前回のブログでは、8年ぶりに訪れたカシミールの様子をお伝えしました。
今回から、いよいよパシュミナストールの生産現場を訪問していきます!



僕らが普段扱っているパシュミナ手織り・手刺繍ストール。
完成した一枚を見ると、とても美しい製品ですが、その裏側には想像以上に多くの工程が存在しています。







原毛の選別から糸づくり、染色、手織り、そして手刺繍。
それぞれの工程を専門とする職人たちが携わり、多くの時間と手間をかけながら一枚のストールを作り上げていきます。



しかも、その多くが今もなお人の手によって行われています。
効率だけを求めれば機械化することもできるはずですが、カシミールでは何世代にもわたって受け継がれてきた伝統技術が今も大切に守られています。



その様子を現地で撮影した写真もお届けしながら、ご紹介していきたいと思います。



まずは宿泊先のホテルを出発して生産者の元へ。







以前は乗合バスを乗り継いで生産者を訪問していましたが、今回は迎えに来てもらいました。
ものすごく効率的になったのに、昔のことを思い出すと何だかサボっているような感覚です。笑



それでも当時は時間もあり、2〜3週間滞在することは当たり前でした。
一方、今回は実質3日間のみの滞在。
限られた時間の中で、どれだけ素晴らしい手仕事に出会えるのか。
それが今回の僕のミッションです。







改めて眺めるカシミールの街並み。
古い街並みや、行き交う人々、賑わうバザールの様子を見ていると改めてカシミールにいるのだと実感します。



そうこうしているうちに、最初の訪問先である工房へ到着しました。







まず案内してもらったのは染色工程です。







ストールの印象を大きく左右する色。
鮮やかな色合いも、落ち着いた色合いも、ここで職人たちが細かく調整しながら生み出しています。







僕らが手にするストールの美しい色彩は、決して偶然生まれているわけではありません。
実際に現場を見ると、一見シンプルな工程の中にも職人たちの経験と感覚が詰まっていることがよく分かります。







長年培われた技術があるからこそ、あの美しい色合いが生まれるんですよね。
そしてこの染色された糸は、同じ敷地内にある織りの工程へと進んでいきます。



いよいよ待ちに待った瞬間が近づいてきました。
今回のカシミール訪問に向けては、現地の生産者と何度も連絡を取りながら準備を進めてきました。



8年ぶりの再訪。
そして、長年会いたいと思い続けてきた職人たちとの対面。
期待と緊張が入り混じる中、いよいよ工房へ入ります。



まさにその時に撮影した動画がこちらです。
中がどうなっているのか、緊張しながら入った瞬間。
手ブレはお許しください。笑







工房のある部屋へ階段を上がっていくと、カタンカタンという心地よい音が聞こえてきます。
そこでは実際に職人が木製の織り機でパシュミナストールを織っていました。








この瞬間をどれほど待ち侘びたか。
高まる気持ちを抑えながら、静かに職人の仕事を見させてもらいます。



リズムよく横へ飛ぶシャトル。



横糸は手で通すのではなく、左右につながった紐を引くことでシャトルが勢いよく飛んでいきます。
そしてその直後、織り手は筬(おさ)を引き寄せ、「カッシャン」という音とともに横糸を打ち込みます。
工房に響く規則正しい音は、実際にはすべて職人の手と足によって生み出されています。







この力加減やリズムによって生地の密度や表情が変わるため、風合いを形づくる重要な職人技の一つです。



そして、同じ部屋では無地ではなく柄物のパシュミナストールも織られていました。







Natural Loungeでもお馴染みのチェック柄。
こちらは横糸のシャトルを手で飛ばしながら、一本一本織り込んでいきます。
柄の切り替えの度に色を変える手間のかかる織りです。



この動画を見ていただければ、どれほど手間がかかるかわかると思います。







Natural Loungeのチェック柄パシュミナストールは1枚1枚こうして丁寧に織られています。
もうこの一枚をそのまま買わせてもらいたいぐらいでしたね。笑



まさに僕らにとって夢のような時間。
短時間でしたが、職人さんの素晴らしい織の技術を堪能させてもらいました。






いかがですか?
柔らかくて繊細な糸を一本一本織り上げていく技術。



よく販売されている肌触りの良いカシミヤ100%のフワフワしたものもありますが、カシミールの手織パシュミナストールは、一本一本織り込むことでしっかりとした生地に仕上がります。



毛ばたちがしづらく、長持ちするのもこの技術があってこそ。
カシミールのパシュミナストールが何十年と持つのは、生地がしっかりしているからです。
彼らが生み出す最高峰の織はまさにこうして生まれます。



今回最初の訪問は、素晴らしい機織り職人と出会うことができました。
もう訪問中はただただ、憧れの人に出会ったかのように見惚れていました。笑







そして次はいよいよ念願の手刺繍の職人を訪ねます。
どんな刺繍職人さんに出会えるのか。
期待はさらに膨らみます。



コメント

カシミールの職人たちが支えるパシュミナ作り」への1件のフィードバック

  1. 匿名

    MOTOさん、
    おはようございます。
    気の遠くなる工程に感謝しかありませんね。
    なんでもそうなんですが、いきなり形になって
    目の前に登場するものはないですが、
    つい生活してると、忘れがちなことです。
    体験ではた織りしたことありますが、
    縦糸は、ご用意してあるし、体験といっても
    ほんの一部のことだったんだと…
    たった十何センチ織るのに何時間も…
    改めてものを大切に扱わねばと
    思いながら拝読させて頂きました。
    ありがとうございます。

    返信

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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2026.06.25

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