『２人の自己』

2016/02/21
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

昨日はナチュラルラウンジの新年会があり、
しゃぶしゃぶ食べ放題に行ってきました^^

僕らは年に数回、こうした会をやっています。
（今回は数日後にMotoが２ヶ月インドヘ旅立つので開催しました）

久しぶりにお酒も飲んで、
たくさん肉を食べて楽しい時間を過ごすことができました^^

でも今は・・・
なんだか胃がムカムカします。

どうやら食べ過ぎて完全に胃がもたれたようです。

食べ過ぎ厳禁ですね。。。

あなたもこんな経験ありませんか？　笑

食べ放題に行くと、普段はそれほど大食いでない人も
つい食い意地が張ってしまう。

定額を払うのだから元を取らないともったいない！
という卑しい心が頭をもたげます。

で、結局次の日に胃がもたれる、
というおきまりのパターン。

僕も何度この経験をしたか数え切れません　笑

今こうして冷静に考えれば、
食べ放題の元を取り返すことよりも
食べ過ぎて体調を崩す方がマイナスだと分かるのですが
実際のその場にいるときはそんな冷静な判断ができなくなってしまうことがあります^^;

目の前にある肉と野菜をひたすら食らうという、
まるでタガの外れた原始人のような行動になってしまいます。

こうしたとき、頭の中では２人の自己が出てきます。

「肉美味い！どうせ同じお金を払うんだからもっと食べろーー！」
という原始人の僕と、

「食べ過ぎたら体に負担をかけるぞ！お金よりも自分の健康を大切にしなきゃだめ！」という知的な僕。

で、この二人が勝負した結果、
原始人が圧勝した、ということです。　笑

この２人の自己というものは本当に存在して、
それは人間の脳の構造と全く同じようです。

脳の一番表側には物事を冷静に論理的に判断する機能があり、
少し奥に行くと感情で物事を判断する部分があり、
一番奥には生死を判断する機能があると言われます。

そして、奥に行けば行くほど強い力が働くようになっています。

今回の食べ放題を食べ過ぎたときは
「もっと食べたい」という欲求や
「お金を失いたくない」というマイナスの感情が強く働いていて、

「食べ過ぎは体に負担をかけるから避けよう」
「長期的に健康な体にしなきゃだめだ」
というような冷静で理論的な考えというものは負けてしまいました。

このことは、今回の話に限らず
意識すればほぼ毎日のように繰り返している行動にも繋がっています。

朝、何を食べるということから、
夜何時に寝るか、ということまで、
毎日毎日がなんらかの判断の連続です。

普通は無意識でそれらを選んでいますが、
自分の意識というものを俯瞰してみると
２人の自己の存在が見えてきます。

一人は原始的で短期的な欲望に取り憑かれた自分。
もう一人は長期的な視点で冷静で論理的な判断をしようとする自分。

僕と同じであなたにも二人の自己がいるはずです。

原始的な自分の意見ばかりを聞いていると、
短期的な欲求は満たせますが、
長い目で見たときには人生に悪影響を及ぼし、
身を滅ぼすことに繋がるかもしれません。

一方、冷静で論理的な自分の意見を聞けば、
短期的には痛みを伴うかもしれませんが、
長い目で見たときに人生をより良い方向へ導いてくれるかもしれません。

どっちを選ぶかも自分次第。

原始人に負けた僕がいうのも何ですが、、、　笑

どうせなら自分の人生にとってより良い判断をしたいですね。

PS.
昨日体に負担をかけてしまった分、
今日は体にやさしいことをしてあげようと思います^^

PPS.
ノリは健康のために禁酒にしたようです。
この判断もまさに短期的か長期的かの分かれ目ですよね。

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。