- 2025/01/19
- writer： 山崎拓
不思議なご縁を感じたクリスマス。
去年のクリスマス。
実はこの日はちょうどナチュラルラウンジの仕事納めの日だったんです。
いつも仕事納めの日は午前中まで仕事をして、午後はMotoと二人で近くの温泉に行き、ゆっくりと温泉に浸かりその後は忘年会をして１年間を締める、という流れになっています。
普段仕事ばかりをしている僕らですが、この日だけはかなり贅沢な時間の使い方をさせていただいています🤗
そんなこともあり、僕らにとってこの忘年会の日は一年の中でも一番楽しみなことの一つ。
毎年仕事納めの日だけには大きなトラブルが起こってほしくないなーと願っています 笑
そんな2024年の仕事納めの日。
この日もおかげさまで仕事は順調に進み、予定通り楽しみにしていた温泉に行くことになったんです。
いつもは僕らのお気に入りであるお店近くの美ヶ原温泉の祥鳳さんを利用させてもらっています。
祥鳳は前職の忘年会でも毎年使っていた場所でこの時の思い出があるので今でもずっと継続して利用させてもらっているという背景があります。
ここに来ると社会人になってから今まで自分たちが歩んできたあらゆることを思い出すんですよね。
そんなこともあり、この温泉に浸かると必ず前職の話で盛り上がっています 笑
ただ、今回はいつもの祥鳳さんではなく別の温泉に行く予定を立てていたんです。
というのも、実は12月の新宿マルイ催事の時に以前松本にお住まいだった常連さんにとても興味深いお話をお聞きしたから。
この時にご来店されたSさんがすごく素敵なバッグを持ってらっしゃたんです。
こういう仕事をしているということもあり、お客さんの装いやスタイリングもついつい注目してしまうのですが、Sさんが持っていたバッグはとても珍しく個性的でかつ洗練された印象を受けたんです。
まるで僕らが扱っている手仕事のストールのような雰囲気。
そんなこともあり自然と話がこのバッグに向かいます。
そうしたら実はこのバッグは以前Sさんが松本にお住まいだった時に地元の鞄屋さんに作ってもらったというお話を聞かせていただいたんです。
作家さんは当時も７０歳を超えられていたそうですが、すごく精力的に活動されていることやSさん自身もこの方にもとても魅力を感じられたそう。
「もう今は当時から１０年以上経っているから元気にされていればいいけれど・・・」
とおっしゃられていて。
そんなお話を聞き、もし機会があればぜひこの鞄屋さんにも立ち寄りたいなーと漠然と思っていたんです。
また、その話の流れで近くに銭湯があるというお話も伺ったんです。
僕らも温泉は大好きなので定期的にいく機会があるのですが、この時Sさんにお聞きした温泉は知らなかったんです。
場所も松本市内に位置しているのでこれはぜひ次の忘年会の時にでもいきたい！と思っていて。
こうした背景があり、この日の忘年会にSさんに教えていただいた温泉にオープンと同時に行ってきました。
実際に向かう中でもかなり入り組んだ場所にあり、ナチュラルラウンジほどではありませんが、これはなかなかの隠れ野的な場所。
外観もかなり雰囲気があります。
実際に中に入ると、、、
館内には午後３時からのオープンにも関わらずたくさんのお客さんたちがいます。
しかも皆さん顔見知りのようで、とても活発に挨拶をしたり世間話をしている。
これは完全に地元民に愛されている銭湯なんだなーという感じがします。
お風呂自体も決して広くないですが、入れ替わり立ち替わりお客さんが湯船に浸かっていて、他のお客さんとの距離感がめちゃくちゃ近い 笑
普段、祥鳳さんの場合だと、温泉の面積もかなり大きく、僕らが行くような時間はお客さんはほとんどいないため半分貸切のような状態になることも少なくないのですが、この日は真逆で見ず知らずのお客さんと家族風呂みたいな感じで湯船に浸かっていました 笑
温泉は温度も高めで、短時間でも体が芯から温まり、外に出てからもずっと内側から体がポカポカと暖かくとても心地よかったです♪
たまにはこういう普段と違うお風呂もいいねーなんてMotoと話しながら、せっかく近くまで来たからと、Sさんに教えていただいた鞄屋さんの場所にも行ってみることに。
そしたらこの銭湯の本当に目と鼻の先に工房兼店舗があって。
外観の雰囲気はなんだかナチュラルラウンジにとても近い 笑
でもうちのお店より遊び心や可愛らしさがあります。
中に入ると・・・
色々な種類のカバンが展示されています。
個人的にびっくりしたのは全て手仕事で作られているのにお値段がかなりお安いこと！
こんな価格で提供できるんだ・・・
とまず個人的にはこの点にびっくりしました。
こんな感じで店内のバッグを拝見していると、Sさんがおっしゃっていた作家のUさんが話しかけてくれました。
この日はバッグを購入する目的ではなかったので、正直に「お客さんにお店のことをお聞きして、今日は見せていただくだけになってしまいますが、来させていただきました」と伝えます。
それでもUさんはとても気さくに色々なことを話してくれます。
仕入れている生地のことやバッグのこだわりや製作方法まで。
今は８３歳ということでしたが、とてもこの歳とは思えない若若さがあり、とても情熱を持ってご自身のお仕事をされているということがひしひしと伝わってきました。
僕も今の仕事が大好きで情熱を持ってやっているつもりですが、分野は違ってもこうして大先輩が現役でお仕事をされている姿を見て、とても刺激を受けましたし、自分もUさんくらいの年までぜひ現役でやりたいなーと思わせていただきました。
そして、話の流れで、僕らの仕事について質問をされたんです。
もちろん、これも正直に松本の外れでストール専門店をやっているということを伝えると、まさかの反応が・・・
なんと、Uさん、以前にナチュラルラウウンジでストールを手に取ってくださったことがあるのだそう！
それもかなり前で、多分お店を立ち上げた当初だとご本人がおっしゃっていて。
この時は正直僕もUさんのお顔を拝見して、お名前をお聞きしても全く思い出せなかったのですよね・・・
でも、後でお店の顧客データベースを確認したところ、、、
間違いなくUさんはお店でウール100%のストールを手に取ってくださっていて、その時に接客させていただいたのも僕自身だったんです。
あの時すぐに思い出せなかったのが申し訳なかったのですが、本当にびっくりしたんですよね。
まさか、常連さんが気に入っているバッグ屋さんの作家さんが僕らのお店を利用してくださっていたとは・・・
本当に不思議なご縁を感じました。
もちろん、この日の忘年会でMotoとこの話で盛り上がったことは言うまでもありません 笑
お客さんからは日々色々なことを教えていただいたり、学ばせていただいたりしていますが、いつも自分たちが知らない世界のことや新しい気づきを与えていただき本当にありがたいです。
これからも自分たちが考えもしなかった出来事やご縁があると思いますが、一つ一つの出会いや出来事を大事にしながら引き続き丁寧なお店運営をしていこうと思ったこの日のクリスマスでした。
コメント
「不思議なご縁を感じたクリスマス。」への1件のフィードバック
コメントを残す
- 2025.01.17 writer：山崎拓
- お客さんにこのストールの魅力を気づかせていただきました。
- 2025.01.15 writer：山崎拓
- ご注文をいただくたびに気持ちが引き締まります。
- 2025.01.13 writer：山崎拓
- 完全に予定外。でも、ものすごくお似合いでした♪
メールマガジンに登録するとストールコーディネート、ファッション情報、NaturalLoungeの最新ストール情報をいち早く手に入れることができます！
山崎さん、千葉のSです。
昨年秋、新宿のマルイで12年ぶりにお会いした時も本当に嬉しくて、もの静かながら変わらぬたたずまいに胸がいっぱいになりました。１ヶ月以上経っても幸せな気持ちが続いています。
今日のブログも嬉しくて嬉しくて。
Uさんのお元気なご様子、お店の写真、懐かしい!感激です。
確かにnaturalloungeさんと、どこか共通項を感じますね。
お知らせくださってありがとうございます。感謝感謝です。