- 2024/06/25
- writer: Moto
あまりの技術に鳥肌がたちました!Vol:1
インド・バラナシから
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
今日は待ちに待った現代に残る素晴らしい手仕事をあなたにご紹介したいと思います。
5月の終わりからお届けしているインド買付ブログ。
いよいよ今回の買付最大の目的である刺繍職人さんたちの登場です。
実は僕自身彼らを訪問するのは今回が初めて。
ストール自体は職人さんたちと契約している取引先を通じて仕入れているので、直接お会いするのは初めてなんですよね。
しかもこの職人さんたちは基本的に表には出ることはなく、今回ようやく訪問する許可をいただきました。
彼らが生み出す手仕事はまさに門外不出の技。
部外者はもちろん、国籍も違う、誰かもわからない僕らを招いてくれること自体が特別です。
さらに今回は写真や動画撮影の許可もいただきました。
まさにまたとないチャンス。
言葉だけでは伝えることができない彼らの手仕事をあなたにお伝えする機会をいただきました。
インドの手仕事の素晴らしさを一人でも多くのお客さんにお伝えしたい。
そして職人さんたちが作るストールの正しい価値を広めたい。
そんな思い彼らに伝えてきましたが、その思いを受け入れてくれたのだと思います。
本当にありがたいことです。
今回仕事場に入ることを許してくれた生産者の皆さんに感謝しながら、撮影した写真と共にお届けしたいと思います。
まず、前々回のブログでもお伝えしましたが、彼らが作り出すストールは既にNatural Loungeで販売をしています。
そのストールがこちらです。
ホワイトベースのコットンシルク生地に綺麗な刺繍が施されたこちらのストール。
同タイプではサイズ違いやデザイン違いのストールも扱っていますが、このシリーズを生産してくれているのが今回の職人さんたちです。
この洗練されたストール。
ただ、このエレガントなストールからは想像もできないような頑固な職人さんたちが今回の主役です。笑
それでは写真を見ながら、どんな工房でこのストールが作られているか一緒に見ていきましょう♪
もう何度もお話ししていますが、この手仕事があるのはインドのバラナシという街。
巡礼の地として有名な街である一方で、昔からシルク製品の産地として知られてきました。
街は赤煉瓦で作られた建物が多く、高い場所からはそんな街並みを見ることができます。
そして、今回訪問させていただいた職人さんはサキールさんが営む工房です。
外観はNGということで、早速作業部屋に案内をしていただきました。
外部の人間が立ち入ることはないと聞いていたので、僕も緊張しつつ部屋に入らせてもらったのですが、入るとそこには木製の枠に綺麗に張られた一枚の生地がありました。
インドの手刺繍というと様々な方法があります。
例えばカシミールのカシミヤを刺繍する職人さんは膝に生地を置きながら器用に刺繍をしていきます。
また、チカン刺繍という刺繍は日本でもお馴染みの丸い刺繍枠を使いながら行います。
そしてサキールさんの工房は、こうして一枚の生地を弛むことなく張り、何人かの職人さんが同時に刺繍を施していく方法です。
写真で見ても床が透けるほどの薄い生地に刺繍をしているのがわかります。
そして、張られていた生地をよく見てみると白い模様がついていました。
そうです。これが刺繍をしていく元になるデザインです。
木製のブロックプリントで綺麗に下書きのデザインが写されていて、彼らはこの模様に合わせて刺繍をしていきます。
たまに手仕事の手刺繍ストールには、こうした下地が残ってしまっていることがあります。
何も知らずにそれを見ると汚れのように思ってしまいますが、これも手仕事の証なんですよね。
そして僕自身驚いたのが、この工房では全ての刺繍が手刺繍でされているということ。
今まで見たことがない刺繍の技をこの後目にするのですが、それは次回のブログでお届けしたいと思います。
自分達が身に着けているものがどんな環境で、どのように作られているのか。
百聞は一見に如ずです。
それでは今日も1日頑張りましょう!
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
今日は待ちに待った現代に残る素晴らしい手仕事をあなたにご紹介したいと思います。
5月の終わりからお届けしているインド買付ブログ。
いよいよ今回の買付最大の目的である刺繍職人さんたちの登場です。
実は僕自身彼らを訪問するのは今回が初めて。
ストール自体は職人さんたちと契約している取引先を通じて仕入れているので、直接お会いするのは初めてなんですよね。
しかもこの職人さんたちは基本的に表には出ることはなく、今回ようやく訪問する許可をいただきました。
彼らが生み出す手仕事はまさに門外不出の技。
部外者はもちろん、国籍も違う、誰かもわからない僕らを招いてくれること自体が特別です。
さらに今回は写真や動画撮影の許可もいただきました。
まさにまたとないチャンス。
言葉だけでは伝えることができない彼らの手仕事をあなたにお伝えする機会をいただきました。
インドの手仕事の素晴らしさを一人でも多くのお客さんにお伝えしたい。
そして職人さんたちが作るストールの正しい価値を広めたい。
そんな思い彼らに伝えてきましたが、その思いを受け入れてくれたのだと思います。
本当にありがたいことです。
今回仕事場に入ることを許してくれた生産者の皆さんに感謝しながら、撮影した写真と共にお届けしたいと思います。
まず、前々回のブログでもお伝えしましたが、彼らが作り出すストールは既にNatural Loungeで販売をしています。
そのストールがこちらです。
ホワイトベースのコットンシルク生地に綺麗な刺繍が施されたこちらのストール。
同タイプではサイズ違いやデザイン違いのストールも扱っていますが、このシリーズを生産してくれているのが今回の職人さんたちです。
この洗練されたストール。
ただ、このエレガントなストールからは想像もできないような頑固な職人さんたちが今回の主役です。笑
それでは写真を見ながら、どんな工房でこのストールが作られているか一緒に見ていきましょう♪
もう何度もお話ししていますが、この手仕事があるのはインドのバラナシという街。
巡礼の地として有名な街である一方で、昔からシルク製品の産地として知られてきました。
街は赤煉瓦で作られた建物が多く、高い場所からはそんな街並みを見ることができます。
そして、今回訪問させていただいた職人さんはサキールさんが営む工房です。
外観はNGということで、早速作業部屋に案内をしていただきました。
外部の人間が立ち入ることはないと聞いていたので、僕も緊張しつつ部屋に入らせてもらったのですが、入るとそこには木製の枠に綺麗に張られた一枚の生地がありました。
インドの手刺繍というと様々な方法があります。
例えばカシミールのカシミヤを刺繍する職人さんは膝に生地を置きながら器用に刺繍をしていきます。
また、チカン刺繍という刺繍は日本でもお馴染みの丸い刺繍枠を使いながら行います。
そしてサキールさんの工房は、こうして一枚の生地を弛むことなく張り、何人かの職人さんが同時に刺繍を施していく方法です。
写真で見ても床が透けるほどの薄い生地に刺繍をしているのがわかります。
そして、張られていた生地をよく見てみると白い模様がついていました。
そうです。これが刺繍をしていく元になるデザインです。
木製のブロックプリントで綺麗に下書きのデザインが写されていて、彼らはこの模様に合わせて刺繍をしていきます。
たまに手仕事の手刺繍ストールには、こうした下地が残ってしまっていることがあります。
何も知らずにそれを見ると汚れのように思ってしまいますが、これも手仕事の証なんですよね。
そして僕自身驚いたのが、この工房では全ての刺繍が手刺繍でされているということ。
今まで見たことがない刺繍の技をこの後目にするのですが、それは次回のブログでお届けしたいと思います。
自分達が身に着けているものがどんな環境で、どのように作られているのか。
百聞は一見に如ずです。
それでは今日も1日頑張りましょう!
コメント
「あまりの技術に鳥肌がたちました!Vol:1」への4件のフィードバック
コメントを残す コメントをキャンセル
Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
買付や原産国についての最新記事一覧
- 2024.11.21 writer:山崎拓
- 仕入れたストールが催事に間に合いました!
- 2024.11.18 writer:山崎拓
- 11年前のすごく貴重な動画を見つけました♪
- 2024.11.05 writer:山崎拓
- インドのバス〜恐怖の6時間〜
2024年 (329)
2023年 (365)
2022年 (365)
2021年 (365)
2020年 (366)
2019年 (364)
2018年 (362)
2017年 (356)
2016年 (353)
2015年 (374)
10年以上前の記事
メールマガジンに登録するとストールコーディネート、ファッション情報、NaturalLoungeの最新ストール情報をいち早く手に入れることができます!
こんにちは😃
以前ブログを見て一目惚れし、すぐにこのストールを購入させて頂きました。
届いたストールは、すばらしい刺繍とビーズでひっかけたりしないように
丁寧に使わせてもらってます。
ここ何日かは蒸し暑くて汗かきの私は、ストールが汚れるのがイヤで使用も
控えております。
今日のブログを見させて頂き、やっぱりすごく手間がかかってるのだと感激
致しました。
できれば、もう一枚購入したいなと検討中です。
コメントありがとうございます。
ブログを見てご購入いただいたんですね!ありがとうございます😊
本来であれば発売前にこうした情報をお伝えできていればよかったのですが・・・
大切にお使いいただきありがとうございます。
彼らが生み出すストールには長年培った素晴らしい手仕事が詰まっています。
ぜひお手元にある刺繍も一度じっくりご覧いただければ嬉しいです。
別のストールもご検討よろしくお願いいたします。
Moto
貴重な写真をありがとうございます✨バラナシでの刺繍がこのようにに創られている様子を日本で発信されているのはきっとMotoさんだけですね♪ 取材力恐れ入ります☺️知ることの出来ない情景を感じることが出来て心豊かになりストールへの気持ちも更に高まりました!🌟NY
NYさん
いつもメッセージありがとうございます。
こうした職人さんたちの手仕事をNYさんをはじめ、Natural Loungeのお客さんに知っていただけて何よりです。
まだまだ僕らも知らないことだらけですが、ストールの魅力を少しでもお伝えできるようやっていきます😊
ありがとうございます。
明日のブログでは初めて動画も載せる予定なので、そちらもぜひご覧ください!
Moto