- 2015/08/01
- writer： 山崎拓
『思い込みは善？悪？』
おはようございます。
前回のメルマガでいつもと違う色やデザインの
服や小物を選ぶ方法についてお話ししました。
自分が似合わないと思っているものでも
合わせ方を変えたり、他でバランスをとったりすることで
今までと違う色やデザインをファッションに取り入れることができます。
前回のメルマガはこちら
でもこれは方法論なので、
もしあなた自身が完全に自分に似合うもの、
似合わないものを決め込んでいる、
思い込んでいるとこういったことを試すことすら難しくなります。
思い込みというものはものすごいパワーがあります。
しかも良いことにも悪いことにもその力は働くので注意しなければいけません。
周りの意見が思い込みを強化する
僕らは子供の頃から様々な教育を受けて育ってきます。
また、さまざまな周りの意見を聞いて育ちます。
あなたは勉強ができる子だね！
頭がいいね！
スゴイ！天才だ！
と親や先生に言われれば自分は勉強ができる、と信じるようになります。
そして、テストでも高い点数を出しやすくなり、
客観的な証拠で自分が勉強ができるという思い込みを強化します。
そして、また褒められます。
勉強が楽しくなり、自然と勉強する時間も増えていきます。
（親に無理やり勉強しなさい！と言われなくても 笑）
テストでもいつも高得点が取れるようになり、
僕は勉強ができる、頭が良い、と思い込むようになります。
大人になり、仕事で問題が起こっても
僕は頭がいいからこのくらいの問題はすぐに解決できると考え行動します。
結果的にその問題も解決しやすい心理状態になっています。
逆に子供時代に
お前は馬鹿だ！
周りは皆できるのにこんなことも分からないのか！
お前は勉強できない子だ！
こんなことを言われて育った子はどうなるでしょうか？
僕は頭が悪いから勉強なんてできない・・・・
と思い込んでしまいます。
テストでもいつも低い点数になりがちです。
その結果がさらに自分は勉強ができないという思い込みを強化します。
親や先生には怒られ、勉強が嫌いになります。
家では勉強をしている振りをして、ゲームをしたり
授業中は居眠りを始めます。
勉強する時間が減るので、テストの点も伸びません。
大人になってもその影響は強く働きます。
仕事で問題が起こった時に
僕は頭が悪いからこんな問題どうしようもない・・・
と考え、行動できなくなってしまいます。
もちろん解決できず、上司には怒られ
今度は仕事もできない、という自分自身のイメージを作ってしまいます。
このような周りの意見、
特に幼少のころに受けた意見というものに人は強く影響を受けます。
（本当はその意見が間違っていたとしても・・・）
ファッションの似合う、似合わないも同じです。
ファッションに関して言えば
ほとんどの人は周りの意見を相当気にしています。
友達や家族、会社の同僚、彼氏・彼女などにどう思われるかな？
似合わないって言われたらどうしよう・・・
そして周りは好き勝手に
「これは似合うね！」
「悪くないね」
「似合わないね」
なんてことを言います。
こういう意見を聞いているうちに
僕はこういうものが似合う、
私はこれは似合わない、
という思い込みが作られていきます。
それが強くなると
着る服や小物の種類、身につける色やデザインが偏ってきます。
そして最終的には似合わないと思い込んでいるものは
食わず嫌いになってしまうのです。
（もったいない！）
ほとんどの意見は無視していい
こんなことを言うと誤解されるかもしれませんが、
あなたに向けられる意見のほとんどは無視していいと思っています。
なぜなら、意見をいう人のほとんどは素人だからです。
特にファッションは感覚で判断しがちですから
あらゆる人が自分の感覚で好き勝手な意見を言ってきます。
（もちろん周りの人はあなたのためを思って言ってくれているので
余計にやっかいです）
同じファッションをしていても、ある人は似合うといい
ある人は似合わない、ということも出てきます。
でも、その理由を明確に説明できる人はほとんどいないはずです。
そんな意見にいちいち振り回されていたら
そのうち自分は何も似合わないんじゃないか？
と思ってしまう恐れもあります。
さらにほとんどが無責任な意見です。
例えば、あなたがお店である服を試着したとしましょう。
自分ではちょっと違和感がある・・・・
でもお店の販売員も友人も似合うと言っている。
ちょっと違和感あるけど、周りが似合うっていうなら、、、
とあなたは購入に踏み切りました。
でも実際に家に帰ってから鏡で合わせてみても
やっぱり似合っている気がしない。
結局その服は一度も着ずにクローゼットにしまったままになってしまいました。
その服が似合うと言っていた友人はもちろんそのことなど知りませんし、
知っていたとしても購入した服のお金を払ってくれるはずもありません。
このように周りの意見は無責任なのです。
最終的に似合うか似合わないかを決めるのは自分
周りの意見を、一つの見方として捉えるのは良いですが
それに振り回されて似合う似合わないを思い込んでしまうことは
とってももったいないことです。
意見を聞くならその道のプロに。
アドバイスを聞いても最終的には自分が決めることですから
最終的には自分の感覚を信じることが大切だと思います。
ファッションでも日々の生活でも同じですね^^
一番いいのは、周りの意見に振り回されず、思い込みも、決め込むこともせず
自分らしくナチュラルに生きていくことだと思います。
そうすれば生き方もファッションスタイルも 自然とその人らしく（似合う）なっていくはずです。
PS.
もう少しで子供が生まれるので
僕も子供に向ける言葉や意見というものは
慎重に選んでいかなければいけないな～と思っています。
基本は褒めまくりたいと思います 笑
コメント
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- 2024.11.10 writer：山崎拓
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