先日、ファスティングや断食についてのお話をさせていただきました。
特に最近僕が熱く語らせていただいているのが一日一食の生活。
6年ほど前から朝食を食べるのをやめ、これがものすごく自分に合っていたので、去年までずっとその生活スタイルを続けていました。
正直これだけでもかなり調子は良かったのですが、栄養学や生態学、人体や細胞の仕組み、健康や病気に関することを学ぶにつれ、一日一食だけにした方が健康状態をより高め、さらに仕事の生産性もさらに上がるんじゃないか、という考えが強くなってきました。
とはいえ、あまり極端なことをしすぎるのは良くありませんし、内容によっては逆効果になる可能性もあります。
でも、こと一日一食についてはもうすでに実践している人たちが世の中にたくさんいて、しかもその人たちは皆自分にとってはすごい人ばかり。
これは一回やってみるしかない!
と、4ヶ月ほど前に今度は昼食も摂らないことを試してみたんです。
結果的には、以前もお話をした通り、体の調子は絶好調なのですが、とはいえ、まだこのスタイルについてはたったの4ヶ月程度しか継続していません。
いつもだったらこのメルマガで健康関連のことをお客さんに紹介させていただく時には最低でも1年2年、自分の体で試してみて、それで調子がものすごく良い時にはシェアさせていただくようにしています。
でも今回は短期間でもその効果が凄かったことと、ちょっと考えるだけではメリットがデメリットを大幅に上回り過ぎていたので、これはもう話したい!という衝動についつい駆られてしまったんです 笑
でも、健康に関することはやっぱり細心の注意を払ってお話ししなければいけないとも思っています。
というのも、健康状態は人それぞれですし、さまざまな健康法も人によって合わないこともたくさんあります。
なのであまりにメリットだけを強調し過ぎてしまうのは良くないだろう、と。
特に今回の場合はまだ長期の実績がないので、1年後、2年後にどうなっているかはまだわかりません。
(ただ、世の中にはもう何十年も続けているという人はたくさんいます)
僕に関してはさっきもお話しした通り、体調はものすごくいいですし、日々計測している体を構成している指標はすべて大きく改善しています。
なので、自分自身はおそらくずっと続けていく予定ですが、今回はそんな中でも逆に批判的な視点でこの1日一食生活について考えてみたいなーと。
このメルマガを読んでくれている方の中にも絶対いたと思うんですよね。
一日一食なんて体にいいわけないでしょ!
と 笑
ということで、今日は一日一食についてのデメリットや実践する上での注意点などをお話ししていきます。
まず、個人的に一番気をつけなければいけないと思っているのが、摂取する食べ物や栄養素についての最低限の知識をつけてからやったほうがいいということ。
というのも、今まで3食食べていた人がいきなり1食にすると、どうしても栄養不足に陥る可能性が高くなります。
もちろん、3食ずっとジャンクフードやファストフード、あるいは加工食品ばかり食べていた人であれば体内に毒物を入れる頻度と量が大きく下がり、解毒作用がこれを大きく上回るのでメリットの方が圧倒的に多くなると思いますが、おそらくこのメルマガを読んでくれている方の中にはそうした方はほとんどいないと思うので、それなりに栄養価の高い食事を3食摂っていた場合に限定した内容です。
よく世の中に出回っているファスティングや1日2食、1食、間欠式断食を推奨している本の中には、1食抜いたり、2食抜いた以外の食事は何を食べてもいい、みたいなことが書いてあることも少なくありません。
また、間食についてもけっこう曖昧で、例えばナッツだったらいくらでも食べてもいい、みたいなことを書いてある本もあったりします。
(こうなるともう断食ではないですよね 笑)
こういうふうに書かれていると、間欠式断食や一日一食にするのも一気にハードルが下がるような印象を与えますが、これは個人的にはこれはとても危険だと思っています。
というのも、当たり前ですが、一日一食にしてその一食を栄養価がスカスカのエンプティーカロリーのような食べ物を食べてしまっていたり、糖質たっぷり、脂質たっぷり、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足しているような食事ばかりしていたらそれこそ危険。
単純に栄養不足になる可能性もありますし、空腹時に血糖値を大きく上げるような食事をしてしまうと、逆に糖尿病や心筋梗塞、動脈硬化などのリスクを上げてしまう恐れもあります。
食事の回数と量を減らすのであれば、減らした分、一回の食事の質は必ず上げる必要があるというのが必須だと思っています。
どんな食べ物にどんな栄養素が入っているか、血糖値をどのくらい上げやすいか、消化吸収のメカニズム、糖質や脂質の種類についてもある程度勉強して理解しておくことが大切だと思います。
こうしたことを理解した上で、自分には何が必要なのか、どんな栄養素をどのくらい摂取すればいいか、ということが初めてわかるようになります。
もしそこまでするのはちょっとハードルが高い・・・
という場合は、少なくともご自身の今の体の状態をある程度正しく把握した上で始めるのがおすすめです。
例えば、体重、体脂肪、皮下脂肪、BMI、筋肉量、骨密度、体内水分率、基礎代謝などの現状の数値を確認して、食事回数と量を減らした時の変化を計測していったり。
あるいは、これもちょっと面倒・・・
という場合は、ご自身の食べたものとその体調の変化を細かく日誌に書いて残していったり。
こうしたことを継続していくと自分の体にはどんなやり方が合っているのかというのが少しずつ分かるようになるはずです。
現代のような飽食の世の中では健康というものは自分自身で規律を持ってしっかりと管理し、守り、育てていくものだと思っています。
そのためにはやっぱり常に自分の体と対話し、日々摂取する食べ物や栄養素について学び、自分の健康に投資するという心構えが大切なんじゃないかなーと。
ちょっと長くなってしまいましたが、何でもかんでも食事を減らせばいい!抜いた後の食事は何を食べてもいい!ということだけは避けていただきたいなーと。
その上で、一日二食や、一日一食をされるのであれば個人的には大賛成。
また、このメルマガでも折に触れて食べ物や栄養素について世の中であまり語られていないようなお話もできればと思っています。
ということで今日も一日元気に健康的に過ごしていきましょう!
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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