今抱えている問題は？

2022/11/04
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

先日。
月一で行っている事業のまとめとレビューをしました。

毎月事業にとって重要な指標であるKPIの数値を計測し、伸ばせた部分、逆にボトルネックになっている部分を確認していきます。

この仕事は毎月必ず行っているのですが、これをすることによって事業の現状把握ができ、問題や課題の洗い出し、改善点の発見に繋がっています。

当然ですが、良いこともあれば、悪いこともあって。

毎回毎回良いことだけだったら最高なんですけどね　笑

でも人間でもそうですが、事業でも毎月そんなうまいことばかりではなく、課題や問題というのは常にあります。

これらを整理して優先順位をつけて来月は何を実行しようか？ということを考えています。

僕らは前職がものづくりなのですが、当時の社長がいつも言っていた言葉があります。

「現状維持は衰退である」

これはまさに人間にも事業にも当てはまって。

人間はちょっとでも心地よい環境に身を置いてしまうと、無意識に現状維持をしようという心理が働きます。
（心理学では「現状維持バイアス」と言われます）

逆に変化をしたり、新しいことにチャレンジすることは心理的にもかなり負担がありますよね。

なので、放っておくとどうしても現状維持になりがち・・・

でも前職の社長の言葉通り、これは衰退への第一歩。

なぜかというと、周りには成長している人や企業がゴロゴロいるから。

周りが成長している中で自分が現状維持していれば当然ですが、相対的に衰退の道を辿ることになります。

こういうことを考えると、現状にしがみついているというのは本当に危険だということがよく分かります。

でも毎日忙しくしているとこういうことに意識が向かなくなってしまうんですよね。

その日やることに追われて1日が終わってしまい、気がついたら昨日と同じことしかやっていない、気がついたら先週から何ら変わっていない、気がついたら１ヶ月前から成長していない、気がついたら去年と同じことの繰り返し・・・

そして、いつの間にか自分自身や自社が後退、衰退していることに初めて気が付く・・・

こうなってしまうとかなり危険な状態。

そうならないためにも常日頃から定期的に自分自身や事業の現状を把握して、課題や問題に向き合い、必要であれば大きな変化を起こさなければいけません。

ただ、これが難しいんですよね・・・

なぜなら人には皆、現状維持をしていた方が楽、という強い根源的な欲求があるから。

火事が起こったり、お尻に火がついた状態であれば動くことはできても、そうならないと動かないというのが基本的な人の性質。

なので、大事になる前に自分で問題や課題を見つける、というは結構大事だなーと思っています。

問題が見つかれば人はそれを解決するために行動しやすくなりますが、問題があることにすら気がつかなかったらそもそも行動を起こすこともありません。

問題があるというと普通はネガティブな印象を持ってしまうと思いますが、捉え方によっては問題があるということはそれだけ伸び代がある！と考えることができます。

僕らも昔から問題は常に抱えていますが、そんな時にはまだまだ成長できるってことだ！といつも自分達に言い聞かせています　笑

でもやっぱり問題が発生するとその時はテンションが下がるんですけどね・・・

ただ、先月の事業におけるさまざまなデータや指標を確認しながら過去を振り返ると、やっぱり問題を解決するたびにまた成長することができていることは間違いありません。

むしろ、何にも問題がない時は現状維持をしてしまいがちなので、業績も伸びていなかったりするんですよね。

実は先月も５ヶ月ほど抱えていたある大きな問題を解決することができ、それがきっかけになり全体の指標も大きく改善したんです。

なので、やっぱり問題というのはあって然るべきだし、なければ探す努力をすべきだなーと改めて感じている今です。

ちなみに、今も色々と問題がありますが、これもきっと数ヶ月後、数年後にはあって良かったなーと思うことができているはず！

そうポジティブに捉えてこれからも全力で取り組んでいきたいなーと。

きっとあなたも同じように日々さまざまな問題や課題を抱えることがあると思います。
そんな時は問題を歓迎し、逆に問題がない時にはどこかに問題はないかなー？と探してみてもいいかもしれません。

それによってきっとより良い明日を作り出すことができるはず！

そう信じて、、、

今日も一日ベストを尽くしていきましょう！

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。