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あなたの宝物は?




今日は前回のメルマガの続き。

年末年始に読んだ本を紹介しようと思ったのですが、前置きが長くなってしまい、2回に分けさせていただきました。


昨日も少しお話をしましたが、この本はビジネスマンである森岡毅さんが将来の進路について悩む自身の娘さんに向けて書いたプライベートの日記から内容を抜粋した書籍。


僕はこの本を知るまで著者である森岡毅さんのことを知らなかったのですが、日本ではかなり有名なマーケッターとのこと。


あのUFJをV字回復させたのも森岡さんの手腕によるところが大きいそうですし、他のプロジェクトに関してもかなりすごい実績ばかり。


今は独立起業されてマーケティングの技術で日本中の企業の業績支援をしているそうで、今後個人的にもフォローしていきたい人の一人になりました♪


そんな森岡さんが本の中でも強調されていたのが、自分の強みを生かし、職能(スキル)を磨き続けること。


「仕事」ではなく「職能」と表現されているところが森岡さんらしいのですが、彼曰く、仕事での成功は必ず人の強みによって生みださせるのであって弱みではない、と。

そして、会社に依存するのではなく、自分自身のスキルに依存するキャリアの作り方を勧めています。


僕もこれに関しては100%同じ考え方を持っていて、特にこれからの時代にはこの考え方が大事になると思っています。


学校の授業に例えれば、全教科平均的にできることよりもほとんどの教科はボロボロでも一つだけ突出した成績が出せる得意分野があればいいというような感じ。


日本の義務教育の中だとこういう生徒はなかなか評価されないかもしれませんが、実際に社会に出て、世界中の人々と競争することになった場合は、いかに一つの分野で突出した存在になれるかどうか?というのは本当に大事だと思います。


そして、弱みは他の人の力を借りて補う。


そうすることで、自分の強みや得意分野をなんの躊躇もなく伸ばせていけると思います。


そして、これは個人だけではなく、会社も全く同じじゃないかなーと。


誰でも自分が何か問題や課題を抱えていた場合、相談した相手が「なんでもできます!」という人や会社よりも「これだけは世界一のクオリティーでできます!」という方に仕事を依頼したくなるのではないでしょうか。


そのためには、自分の強みを認識することが大切になるわけですが、これも簡単なことではないですよね。


あなたの強みはなんですか?
と聞かれて即答できる人は決して多くないと思います。


でも、もし自分自身の強みが分かっていれば、仕事で成果を上げることも容易になりますし、それがもし好きなことであるなら、これはもう最高ですよね。


ワクワク、どきどき、しびれるような達成感を何度も味わうことができますし、日々興奮ややりがいを持って仕事に取り組むことができます。


結果、日々の生活はとても充実しますし、何よりもストレスなく生きていくことができるようになると思います。


他の人によってはエベレストの山頂を目指すような過酷な仕事もある人にとってはまるで波乗りをしているかのように楽にこなすことができる。


強みを見つけることや好きなことを選べるというのはまさにこんな感覚。


そんな強みを見つけるためのヒントがこの本に書かれています。


またちょっと前置きが長くなってしまいましたが、今日はこの部分をシェアさせていただきます♪
(ご自身はもちろん、お子さんやお孫さん、大切な周りの人たちのことを思い浮かべながら読んでいただければと思います)


「苦しかった時の話をしようか」 森岡毅 著 より転載
ーーーーーーーーーーーー

「君の宝物はなんだろう」

ここで一旦、「軸」の話から離れて、人の比較もしばしやめて、自分自身を見つめて「うちなる声」を聞いてみよう。

ふと考えてみると、人は家庭でも学校でも会社でも自分以外の誰かと比べられてばかり。

悲劇的なのは、誰よりも自分自身が他人と比べてばかりいることだ。

他人との相対比較ばかり強調される人生で、それが自分の中でも癖になっていて、優越感や劣等感をガソリンにしていくことが次第に当たり前になってしまう。

その結果、自分の中にある「宝物」が見えなくなっている人がいかに多いことか。



そもそも二十数年間も生きてきただけで、ここまでの君の人生は大成功だと気づくべきだ。

まずは君が大成功者だという前提で考えよう。
なぜならば本当にそうだからだ。

数字で話すとまた嫌われるが、日本人が出産という試練を超えて生まれてきた後、22歳まで生存する確率は99%だ。

残念ながら100人に一人は既に亡くなっている。

まして君のように大学教育まで受けてから就職活動に悩めるチャンスを掴めるのは同世代の半分以下の47%。

日本はやはり恵まれていて、世界では生存率も進学率もずっと低い。


そう、紛れもない事実は君はここまで生き抜く幸運と才能に恵まれた成功者だということだ。


まずは大きく呼吸して肩の力を抜こう。

今の自分を肯定することから見えてくるものがある。
それをこれからじっくり考えてみよう。

成功は必ず人の強みによって生み出されるものであって、決して弱みからではない。


その成功を生み出す強みにこそが、君の「宝物」だ。

ここまでの20数年間、大成功した君を支えてきた「宝物」はなんだろう?


宝物は全ての人が持っている。
自分の宝物は他人との比較ではないからだ。

自分の今を肯定したときに、その今を作り上げてきた自分の中での相対的な特徴(≒強み)を宝物と定義している。

つまり特徴のない人はいない。

例えば、ある人は「人とすぐ仲良くなることができる」という宝物を持っている。

また別の人は「コツコツと粘り強く努力を積み重ねることができる」という宝物を持っている。

同じ特徴が、「宝物」になるか、弱点になるかを決めているのは文脈である。

「空気を読めない!」と言われる人の同じ特徴が、別の文脈では「場に流されずに自己主張がしっかりできる」という宝物になる。

自分を一度全て肯定しながら、自分の特徴としての凹凸の際立った凸を探すことが大事になる。

臆病者も、サイコパスも、文脈次第で宝物になるのだ。

逆にその凸も、文脈によっては凹に変わるから気をつけなければならない。

例えば、「話すことが好き」という特徴は、心療内科で人の悩みをじっくり聴くには有利に働くかもしれない。

つまりキャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている”特徴”を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということだ。


ー中略ー


そこで君によく考えてほしいのは、君の人生における時間の使い方として、その宝物を必死に磨くよりも大事なことが他にあるのだろうか?
ということだ。

自分の特徴を活かして幸せになる道を信じるのであれば、宝物磨きを他の何よりも優先して大切にしなければならない。

宝物は正しく磨けば武器になる。

しかし、実際には磨けている人は極めて少数で、自分の宝物が無自覚な人がほとんどだ。認識できない宝物は活用することも磨くこともできない。


この気づきの有無は長いキャリアで決定的な差を生むことになる。


できている人はキャリアの成功確率がどんどん上がっていく。

宝物を磨くことは最終的に何を意味するか?

自分の中の特徴探しは他人との比較ではないと確かに言った。

しかしながら、社会的な評価は自分以外の誰かが最終的にするものだ。
社会では歴然とした相対評価の世界が待っている。

君の社会評価(社内や業界や世間からの評価)が君の活躍の舞台や経済的なリターンを決めていくことになり、資本主義社会においてはそのルールから逃れることはできない。

最終的には同じような強みを持った人たちと比較される中で、相対的に秀でていなければならないのだ。

だから宝物はめちゃめちゃ頑張って磨かなくてはならないのだ。


SMAPの大ヒット曲「世界に一つだけの花」の歌詞は、半分だけとても正しいと思う。

確かに誰もが”もともと特別なオンリーワン”だと思う。

しかし、キャリアを考えるならば、大切なもう半分の視点も必要になる。

それは、花屋に咲いていた綺麗な花は、全て相対的に勝ち残ったスターであり、それまでに間引かれたり商品化できなくて処分されたりした多くの花たちがいたという現実だ。

花も人も相対的に競争をある程度勝ち残らないと、商品や労働力としても買ってもらえないのだ。


自分が選んだ環境の中でナンバーワンを目指さなくても良いような、もともと特別なオンリーワンな人はいない。


宝物を磨いて磨いて磨きまくって、自分の目的に近づいていかねばならない。

その競争においては、負けや挫折や凹むことの頻発から誰もが逃れられない。


負けることがあってもいいのだ。
しかし、長い目では競争に勝ち残っていかねばならない。



最後に少しだけ矛盾したことも言っておく。


他から磨き競争をしっかりやることが板についた頃に、君はきっと競争している本当の相手は実は他人ではなく、自分の中にある自己保存の本能(楽で安心安全な方向へ行きたがる心理)だったことを実感するだろう。


一周回って、やはり内なる声を聞いて「軸」と「宝物」が他人との競争よりも一番大事だとわかる日がきっとくると予言しておく。


ーーーーーーーーーーーー



いかがでしょうか?


今日のメルマガも少し長くなってしまいましたが・・・ 汗


今日の話があなたはもちろん、あなたの大切な人たちにとってなんらかのインスピレーションになれば嬉しく思います。



PS.
気になった方はぜひ本も手に取ってみてくださいね!

特にご自身のキャリアについて悩んでいる方や転職や部署移動などを控えている方、あるいはお子さんや小さなお孫さんがいらっしゃる方におすすめです♪




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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2022.01.19

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