『努力は２割でいい』

2015/05/13
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

努力はしなくていい！
できるだけ楽な道を選びたい！
苦労はしたくない！

あなたはこういったことに対してどう思いますか？

やっぱり努力は必要だよ。
楽な道なんかない。
苦労が人を育てるんだ。

確かにその通りですよね。

でも、僕はできるなら楽して進んでいきたいと思っています。
（怠け者ですいません^^;）

最近感じていることですが、
努力をしたからといって必ず結果が良くなることは
ほとんどありません。

どこに対して努力をするかの方がよっぽど重要で、
努力の量や時間よりも結果に大きなインパクトを与えることがあります。

今日はそんなお話をしようと思います。

仕事でも日々の生活でも
なんでもそうですが
限られた時間の中で良い成果、
良い結果を出さなければならない時があるとします。

そんなとき、
やみくもにガンガン行動すればなんとかなるときもありますが
いくら頑張ってもどうしようもないこともあります。

ダーツに例えたら
たくさん行動してうまくいったときは
たくさんダーツを投げまくったら
たまたま的に矢が刺さってくれたという状況だと思います。

いくら頑張ってもどうしようもないときは
そもそも狙った的が全然違っているかもしれませんし
的が小さすぎて当たらなかった可能性もあります。

でも僕らは的に当たらなかった時
もっとダーツの数を増やそうとしがちです^^;

今でもたくさん投げているのにさらにそこから
数を増やして投げ込まなければならない・・・・
ちょっと考えただけでもしんどいですよね^^;

さらに的が間違っていたら悲惨な状況になります・・・

８割の結果を決める２割の努力

パレードの法則というものがあります。
これは全体の大きな数字は全体を構成する一部の要素が生み出している。
という経済の法則です。

この法則は
結構いろいろなことに当てはめることができます。

例えば・・・
ここに２人の女性がいるとします。
２人にはそれぞれ好きな人がいて
その男性に料理を作ってあげようと考えました。

彼女たちの欲しい結果は、
その人が料理が美味しいと喜んでくれることです。

A子は料理の腕を磨いてあらゆる料理を作れるようにしました。
基本的にはいろいろな料理がある程度美味しく作れるので
料理を食べたその人は喜んでくれるはずです。

でもあらゆる料理が作れるまでに１年間かかりました。
残念なことに、一年間料理の腕を磨いている間に別れることになってしまい
一度も料理を食べてもらえませんでした。

一方、B子は好きな男性に
会った初日に大好きな料理を一つ教えて欲しいと尋ねました。

男性はインドカレーが好きだと答えました。

B子はインドカレーの作り方を調べて、
一週間それだけをうまく作ろうと練習しました。

そして美味しいインドカレーを作れるようになりました。

もちろん男性は大喜び！！
B子は欲しい結果を一週間で手に入れることができました。

一方は一度も料理を食べてもらうことすらできなかったのに
もう一方はすぐに欲しい結果を出すことができました。

この２人の違いはなぜ生まれたのでしょうか？

それは努力をするポイントの違いです。

さっきのダーツの話を使うと
A子は的がわからなかったのでとにかく矢を投げるという努力をしました。
もちろん矢はいつか当たるかもしれませんが
大変な時間と労力がかかってしまいます。

B子は的がどこか探すということに集中しました。
結果、実際に投げた矢は一本だけになりました。

何が欲しい結果に対してインパクトがあることなのか？
それを考えて努力をするから欲しい結果が生まれるということです。

『８割の結果を生み出す２割の努力』

なんか頑張っているんだけど全然結果が良くならないな〜
と感じることがあれば、そもそもその努力をするポイントがずれていないか？
見直してみる必要があるかもしれません。

楽していい結果を出そうということではなく
適切なポイントに対して努力を行えば
不要な労力や時間を大きく減らすことができるはずです！

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。