- 2021/04/06
- writer: Moto
インドで買付を始めた頃のことを思い出します。
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
前回のメルマガでも報告しましたが、4月に入ってから今年2回目のインド買付をしています。
「チャヒエー」
「ナヒーン」
とここ数日もう何度言ったかわかりません。笑
生産者も僕のことをわかっているので、少しでもそのストールの魅力を伝えようと毎回必死です。
生産者:このストールはここが良いんだよ!
僕:いや、その色合いはちょっとなしかな。
生産者:いやいや!そんなことない。こう巻けば良い感じになるよ!
僕:いやーでも今回はそれはいいかな。
生産者:そう言わずにもう一回見て、ほらっ!
僕:・・・・笑。いや、やっぱりいいや。笑
生産者:じゃあこっちはどう!!?
(インドの人たちはそう簡単にはめげません。笑)
とこんなやりとりがひたすら続きます。笑
断ることの方が圧倒的に多いですが、こうしたインド人生産者の熱さについ心動かされることも。笑
もう何年も付き合っている生産者なので、彼らも僕のことがわかっているんですよね。
インド滞在中生産者たちとは一緒にお昼ごはんも食べる仲ですが、こんな生産者とお付き合いできていることが嬉しいなーと改めて感じています。
こうして当たり前に買付ができている今の環境には感謝しかありませんが、実はNatural Loungeを始めた当初はなかなか取引をする生産者が見つからず苦戦続きでした。笑
ちなみに今の生産者たちと出会うまでにインドで僕たちが訪問したストール関連の業者さんの数は500軒以上。
これからまた同じことをしろと言われたらちょっと嫌ですが、笑
当時は質の高いストールを探して右も左もわからないインド全土を歩き回りました。
時に犬に追いかけられ、時に牛の糞を踏み、高い確率でお腹を壊す。笑
特に真夏の50度近い気温の中、生産者を探すのはもう修行でしたからね。
慣れない環境はもちろん体にこたえましたが、今思い出しても笑えるのが何度も門前払をくらったこと。
会社の住所を調べて何時間もかけてようやくたどり着いても話を聞いてもらえなかったり、オーダーする数量の話をした途端鼻で笑われたこともありました。笑
当時は僕らもお店を始めたばかりでなかなかまとまった数をオーダーできなかったので仕方はなかったんですけどね。
ただ、だめかーと落ち込むよりも、今に見とれよ!!という気持ちが常に湧いてエネルギーになっていたのでそれはそれでモチベーションに繋がっていたんだと思います。
そして、そんな中で出会った生産者達が今も取引をさせてもらっている彼らです。
僕らはいくつかの生産者からストールを仕入れていますが、そのどの生産者も駆け出しの僕らの状況を聞いても笑うことなく、最初はみんなそうだからと協力してくれました。
今となっては喧嘩というか言い合いばかりしていますけどね。笑
ただ今こういう状況下で信頼してオンラインでオーダーができるのも、そんな彼らとだからこそ。
改めて彼らと出会えたことが本当に良かったと思います。
今日も引き続きオンラインでの買付ですが、こういう初心を胸に置いて彼らのストールを1枚1枚見させてもらいたいと思います。
もちろん微妙なのは「ナヒーン チャヒエー」と断りますけどね。笑
今日もどんなストールに出会えるか楽しみです♪
それでは今日も1日頑張りましょう!
コメント
「インドで買付を始めた頃のことを思い出します。」への4件のフィードバック
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Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
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10年以上前の記事
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取り引きが始まる迄に、そんなに大変な状況があったんですねぇ。
異国から届けられる商品を当たり前のようにオンラインで見せてもらい、選ばせてもらってますが、そこにたどり着く迄にはそんなご苦労があったんだなぁ(今は半分笑い話っぽく書かれてますけど)と、このブログを読ませてもらい、改めて感じました。
私も一年前に今の仕事を始めて、この年齢になっても、一から覚えることに、ヘコむこともしょっちゅうで…。
サービスを受けている側は何とも思ってない事も、提供してる側は必死でやっているんですよね。
仕事ってそういうものですものね。
明日からまた頑張ろって思わせてもらいました。
またインドやイタリアでの買付のお話聞きたいです(✿^‿^)
コメントありがとうございます!
お店を始めた頃は大変というよりも右も左もわからず、ただやるしかない!!という感じでした。笑
知らないからこそ出来たこともたくさんあるなーと今となっては思います。
こんな僕らの話も笑って聞いてもらえれば、今こそ当時やったことの甲斐があるなと思います。笑
そして1年前にもお仕事始めたんですね。
一から覚えることに、ヘコむこともしょっちゅうで…。
ってまさに僕もです。笑
明日は明日の風が吹くと思って一緒に頑張りましょう♪
またインドやイタリアの買付の話もさせていただきます!
Moto
「ナヒーン チャヒエー」は、
「だめー、はい次ー」みたいな感じなのかと勝手に思い、
思わず笑ってしまいました。
ナヒーンは感じからしてNoでしょうか。
断られても食らいついていくそのメンタルに敬意を表します。
営業職では、断られるほど燃える。
断固として首を縦に振らなかった人からYesをもらった時の快感!
という、ちょっとサディスティックな面を持つ人がいるとか。
他国者に、最初はみんなそうだよと理解を示してくれる方々がいるというのは、
グッときますね。
Y.K
Y.Kさんコメントありがとうございます。
ナヒーンは「いらない」という意味で、チャヒエーは「欲しい」という意味です。
僕はしっかりヒンディー語を勉強したというよりは、現地のインド人にこういう時はこう言えば良いと教えてもらったまま使っているので、ちゃんと説明出来ずすみません。笑
本当にインド人の営業魂はすごいですよ。
慣れるまではちょっと圧力すら感じます。笑
日本人とは全然違いますよね。
本当に今取引している生産者たちは理解をしてくれていて助かっています。
僕たちも彼らに返していけるように、彼らのストールの魅力を少しでも多くの方に知っていただかなければと思います。
Moto