2021年は二度と来ない。さぁ何をするか？

2021/01/03
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

しばらく前、とても残念な出来事がありました。

このメルマガでも取り上げたので読んでくれた方もいらっしゃるかもしれません。

それは、トニー・シェイという起業家が亡くなったこと。
トニー・シェイはザッポスというアメリカの靴の通販を立ち上げた人なのですが、僕はもう１０年以上前から彼とこの会社をフォローしてきたんです。

ザッポスは靴という実際に履いてみなければ分からない商品をインターネット通販で売り出して初めて成功したパイオニア的な存在。

靴とストール、一見全然違う商品のようにも感じますが、通販における共通点はものすごくあるんです。

一番の共通点は実際に手にとってみないとその価値がわからないこと。

靴は履くものですし、ストールは巻いたり羽織ったりするもの。

でもどっちもインターネットの画面上ではそれができません。

今でこそ、靴もストールもインターネットで普通に販売されるようになりましたが、１０年前にはこれらの商品をインターネット通販で販売している会社というものはほとんどありませんでしたし、やっていたとしてもうまく行っているところはほぼ皆無。

でも、ザッポスは当時すでにインターネットで靴を販売することには成功し、会社も急成長段階に入っていました。

それまでは僕は日本のマーケットばかり見ていたのですが、ある時から海外のサイトや会社を研究するようになり、そこで見つけたのがこのザッポスやトニー・シェイの存在だったんです。

初めてザッポスを見たときは本当に衝撃的でした。

何と言っても靴の通販で年商2000億を超えていましたし、365日の返品保証を打ち出していたり、カスタマーサポートは24時間対応だったり、今までの通販の常識からは考えられなようなことをいくつも実行していました。

さらに、彼らが靴を販売するインターネット通販サイトのクオリティーの高さに驚かされました。

そして、トニー・シェイが打ち出す経営戦略や彼が作り出している企業文化の数々、そこで働くメンバーの創造性やカスタマーサポートの事例などを研究しました。

調べれば調べるほどすごい起業家であり、本当に偉大な会社だ！ということがわかり、ナチュラルラウンジもいつかこんな会社にしたいなーという憧れが強くなりました。

それからはライバルは勝手にザッポス（あと、ザッポスを買収したAmazon）にして、事業計画を立てるときや様々な施策を考えるとき、サイトの改善を行う時などもいつも参考にさせてもらってきました。

ちなみに、今この年始の休みにも事業計画を立てているのですが、ザッポスの資料を横に置いて取り組んでいます。

もちろん、規模やスケール、レベルなんてものは僕らとは比較にならない企業ですが、夢や理想はどこを基準にしようが勝手ですからね　笑

せっかくなら世界一。
それも圧倒的な世界一の会社から学ぼうと思ってこれまでやってきました。

そんなザッポスの創業者であるトニー・シェイが先日亡くなり。
彼から学んだことを改めて日誌にまとめてみたんです。

もちろん、それは本当にたくさんあって、一つ一つ書いていたらこのメルマガを何日分でも書けるくらいなのですが、、、
僕がインスピレーションを受けた彼の言葉で特に今の時期にぴったりのものがあるんです。

これは過去のメルマガにも書いたことがあるので知っている方もいらっしゃるかもしれません。

それは、今日のメルマガのタイトルになっているこの言葉。

「2021年は二度と来ない。さぁ何をするか？」

えっ？
結構普通の言葉ね。
と思った方も多いかもしれません　笑

でも僕にとってはこれは本当に重みがあるメッセージでして、、、

二度と来ないその一年に賭ける覚悟を感じる言葉であり、より具体的な行動にフォーカスさせてくれる言葉でもあるんです。

特に46歳で亡くなるまでずっと挑戦を続けてきたトニー・シェイの言葉だからこそより重みを感じるのかもしれません。

数年ほど前から、その年の事業計画を立てる時や、プライベートの計画と立てる時にもこの質問をポストイットに書いて、ノートに貼り付けて、今年絶対にやりたいこと、というのを深く深く考えるんです。

ちなみに、去年は仕事ではWEBサイトのリニューアルを是が非でもやる！と書いていましたし、プライベートでは8月に子作りをして2021年に男の子を授かる！と書いてありました　笑

もちろん、子供に関しては天からの贈り物ですから、それを確実にできるなんてことはあり得ませんし、傲慢なことですよね。

でも、例えばWEBサイトのリニューアルに関しては自分自身の行動でコントロールできることになります。

一方で、リニューアルをした後の結果については100%コントロールすることはできません。

つまり行動は100%コントロールできるけれど、その結果は自分のコントロールの外にあるということ。

だったら、自分のコントロールできる行動にフォーカスする方が間違いなくいいですよね。

しかも、大抵の場合、行動にフォーカスしていればその行動が間違っていない限り、結果もついてきます。
そして、もし結果が芳しくなかったとしてもその結果から学び、またアプローチを変えて行動し続ければいつかは上手くいく転換点が出てきます。

なので、このトニー・シェイの言葉は短くてシンプルですが、非常ーに重みがある重要な言葉だと思っています。

僕も今はちょうど年始の休み中ですが、この機会にしっかりと2021年に必ずやりたいことをリストアップして、事業計画をしっかりと立てて、二度と来ない今年を充実した年にしていきたいと思っています。

今は休みの方も多いと思うので、ぜひ一度考えてみてくださいね♪

「2021年は二度と来ない。さぁ何をするか？」

コメントを残すコメントをキャンセル

Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。