- 2019/02/17
- writer: 山崎拓
私頑張ってる!!
少し前、子育てネタをメルマガで書いたところ。
あるお客さんからめちゃめちゃ鋭いご指摘をいただきました。
それは、僕の奥さんが通っている子育てサークルでの話だったのですが。
そこでは親が子供に一番大きな影響を与えているから、子供に何か問題や課題があるときはまず親自身(特に母親)が自分の言動を見直さなければいけない、という考え方が中心になっているようです。
なので、何か子供に対する悩みや問題を相談すると、必ずといっていいほど自分自身に返ってくることになります。
なので相談する方は正直けっこう辛い 苦笑
(と奥さんが言っていました)
ただ、この考え方自体は僕もとても共感できるんですね。
子供は間違いなく親の背中を見て育ちますし、特に幼い頃は親が与える影響が一番大きいだろう、というのはよく分かります。そして、そう考えていると、何が起きても子供を責めることはなくなり、自分自身の言動を見直すことになるので、親自身も成長できますしね。
特に人間は弱い生き物ですから、放っておくとどうしても他責にしてしまいがちですよね。そういった部分を矯正してくれ、すべての責任を自分で引き受ける姿勢を育てることにも繋がります。
なので、こうした考え方を持っていることは子供にとっても親にとってもいいんじゃないかな?
と思っていたんですね。
ただ、こういう考え方も行き過ぎると非常に害がある、ということをお客さんから教えていただきました。
というのも、子育て中のお母さんは父親に比べてもとても大きな責任を抱えています。僕も実際に二人の幼い娘がいるので良く分かりますが、ぶっちゃけ、僕がいなくても娘たちは生きていくことができますが、奥さんがいなくなったら絶対に生きていくことができません・・・
なので、この時期の子育てに関していえば、普通に生活しているだけでもお母さんの方がお父さんより子育てに対するプレッシャーは高いと思います。
そんな中、子供に関することは何もかもが自分の責任だと思ってしまい、必要以上に負担を感じ追いこまれて自分を責めてしまう人が出てくることの方が問題だ、ということをご指摘いただきました。
それを聞いて、確かにその通りだなーと。
自分の責任だと思って、取り組むこと自体は良いことですが、それも行き過ぎると確かに危険ですよね。
僕自身がどちらかというと昭和の考え方が強いので、どうしてもこうした考えの方に偏ってしまうのですが、、、お客さんからご指摘とアドバイスをいただいて、ハッと目が覚めました。
こういう状況になった時、自分を責める前にまずやるべきことがあるんじゃないか?
と。
特に真面目な人ほど、責任感も強い傾向があるので、人によっては本当に自分を追い込んでしまうだろうなーと。自分の至らない部分を指摘ばかりされていると自信を失う可能性もありますし、気持ちも下がりますよね。
ちなみに僕の奥さんはそういったこととは無縁のポカーンとしたタイプなので、全く心配ないのですが 笑
(むしろちょっと厳しくされた方がいいくらい)
足りない部分や直さなければいけない部分、改善が必要なことを考える前に、今自分ができていることを褒めてあげたり、認めてあげること必要なんじゃないかなーと、思いました。
僕もそのサークルは一度しか行っていませんし、周りにも数人しか同じ年頃の子供を持ったお母さんを知りませんが、一つだけ確実に言えることがあります。
それは、皆めちゃめちゃ頑張っている、ということ。
子供のためを思って、一生懸命子育てをしています。
そういう姿を客観的に見ていれば、足りない部分よりも良い部分がどんどん見つかります。
ただ、人間はどうしても自分自身に関しても他人に関しても欠点や嫌な部分、ネガティブな部分に集中してしまう傾向があります。
(ちなみに、行動心理学の分野ではネガティブなこととポジティブなことではネガティブの方が8倍強い、という研究結果もあります。世の中のニュースのほとんどがポジティブではなく、ネガティブな訴求をするというのにはこういう理由があります)
自分のいいところ10個挙げてみて。
といってもあまり出てきませんが、
自分の悪いところ10個挙げてみて。
というと、20個も30個も出てくることは、、、
まあ普通にありますよね 苦笑
これだけ人は意識をしていないとどうしてもネガティブな部分に引っ張られる傾向があります。
なので、やっぱりまずはできていることを認めてあげることが大切だろうなーと。
そういうことができれば、自分はこの部分はできているけれど、この部分に関しては足りないからもうちょっと改善しよう、というようなより前向きな捉え方ができます。
いきなり
ここ直さなきゃ!
あそこも変えなきゃ!
私何もできてない・・・
というような強迫観念にかられることもなくなると思います。
そして、これは子育てに限らず日々の生活のあらゆることに適用できますよね。
どんなこと、どんな分野でもまずは自分ができていることを褒めてあげたり、認めてあげるということは大きな力のあることだと思います。
そこから自信も生まれますし、内面的な自信があれば多少足りない部分や欠点があってもよりよくするために頑張ろう、と前向きに捉えやすくなります。
まずできていることを認めること、褒めること。
大切だなーと。
そして、これは自分に対してはもちろん、他の人に対しても同じですよね。
お客さんからご指摘をいただいて、とても大切なことに気がつくことができました。
今これを読んでくれているあなたも毎日の生活の中で、自分の欠点や問題ばかりに目がいってしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、一度立ち止まってあなたの良い部分、できている部分に集中してもいいかもしれません。
きっと自分が思っている以上に「私頑張ってる!!」と思うことができるはずです 笑
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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