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唯一変えられるのは?

why-can-only-be-changed





その日仕事が終わり家に帰ると、奥さん以下娘達二人が玄関で正座してさらに頭を下げて迎えてくれました。


「おかえりなさい!!」


おっ、おぉー・・・
ただいま。



いつも家に帰ると皆で玄関まで出迎えてくれるのですが、正座までされると、ちょっとびっくりしてしまいます 笑


もちろん、嬉しいですけどね。



今日はまた気合が入っているなーと思いながら、その日あったことを色々と聞きました。



どうやらこの日は奥さんが定期的に通っている子育てサークルに行ってきたそうなんです。


そこでは色々と子育てに関する悩みや課題を皆で話し合ったり、講師の人がアドバイスをくれたりするサークルなんです。



僕も一度だけ奥さんに誘われて行ったことがあるのですが、その時はちょうどめちゃめちゃすごいおじーちゃんが公演をされて、ものすごく感銘を受けたのを覚えています。
(その話は子育てだけでなく、会社経営や生き方にまで繋がる素晴らしい話で、メモを取らないタイミングは一切ないくらい聞き入ってしまいました 笑)



そんなサークルなので、僕も奥さんからその話を聞くのはとても興味があります。



僕も一度しか行ったことがないので正直詳しいことはわかりませんが、奥さんから話を聞いている限り、このサークルで教えていることの中心的な概念に「子育ては親のあり方が一番大事(特に母親の影響が大きい)」「父親を立てきる」ということがあります。



今僕の娘は上が3歳と、下が11ヶ月なのですが、他のメンバーもそういった幼少期の子供を持つ親が多く参加しているようです。


もちろん、その時々、子供の成長過程で親はいろいろな悩みや課題を抱えることになります。


僕ら夫婦もその例に漏れず。
それほど深刻ではありませんが、娘に対するちょっとした悩みがあったりします。



例えば、他の子供たちとなかなか馴染めなかったり、自分が使っているおもちゃを貸してあげれなかったり、僕が下の娘を抱っこするとねーちゃんがやきもちを焼く、というようなことがあります。
(客観的に見ると、全然大したことないように思えたりもしますが、親としてはやっぱりちょっと気になる)



そういったことを他のメンバーと話し合ったり、講師の人に質問したりしながら、日々の子育てと向き合って行く、というような感じなんです。



で、先ほどもお話ししたように、基本的な考え方としては、「この時期の子供に最も影響を与えているのは母親なので、子供に何か問題があるときは母親に何か問題がある」という関連付けがされることが多いようです。



なので、何か子供に対する悩みや問題を講師の人に質問すると、必ず自分自身のあり方や行動を見直さなければならない状況になるらしいのです 笑



ちょっと想像してもらうとわかると思うのですが、これって結構精神的にキツイですよね 苦笑



「子供のこういう部分が問題なんです・・・、どうしたらいいですか?」
と相談すると。


「それはあなたのこれこれこういう部分が影響しているから、あなたのここを直さなければいけないですよ」
というような感じのやりとりになります。



だから、どんな子供の悩みを打ち明けても、大抵は自分に跳ね返ってくる 笑
しかも特に母親が変わらなければいけないことが多いらしいのです。(基本、旦那さんを立てるので)



なので、割と途中で脱落するメンバーも少なくないとか、、、



ただ、僕の立場から話を聞いていると「その通り!」と思うことがとても多い 笑



僕らはどうしても子供の問題点ばかりに目がいってしまいます。そして、その問題が目につくと表面だけを捉えて子供を変えようとします。



でもこのアプローチは完全に間違っていますよね。



その子供の問題を引き起こした原因はなんなのか?
ということを一切考えていないことになります。



というかそもそもそれが問題なのか?
ということもありますけど。



そして、子育てに限らずあらゆる人間関係で何かの問題を引き起こしている原因は自分自身、ということはとても多い。
それと同時に相手を変える、というのは非常に難しいですよね。(というか無理! 笑)




だから問題が起こった時、相手を変えようとするのではなく、まずは自分を変えようと努力せよ!というのは昔から使い古された常套句ですが、間違いないこと。



ただこれは言うは易く行うは難し。



自分を変える、というのは簡単なことではありません。
特に僕ら大人はもう何年も何十年もある特定の考え方や信念、アイデンティティーを持って生きてきているので、こうした事が体に染み込んでいます。


こうしたことを超えていくには相当の目的意識や自己認識が必要になります。
しかも、誰かに自分の問題点や自分が変えなければいけないことを指摘されるのは気持ちのいいものではありません。


人によっては人格攻撃だと捉えてしまう可能性もありますし、素直に受け入れる事ができないことも多いと思います。


だから、そのサークルでも途中で脱落する人が少なくないのも納得できます。



その日奧さんも話していましたが、今回もいつも通り悩みを相談したら、見事に自分自身に返ってきたそう 笑



ただ、本人はそれで自分の行動を改めて見直すきっかけができた、と前向きに捉えていました。


そうやって見直した行動の一つが、冒頭でお話しした玄関で正座してのお迎え、なのだそう 笑



正直僕はそこまでしなくてもいいんじゃないか?と思う反面、そうやって奥さんが努力している姿を見ていると、自分自身もより良い父親、より良い夫でいなければいけないなーと思わされます。



そして、僕の意識も変われば、言動や行動も良い方向に変化していくわけですから、結果的に家族関係は良くなり、子供達にも良い影響が出てきます。なので、奥さんは自分を変えることで僕を変えることに成功しているわけです。



ん?
なんかうまくやられているんじゃないか?
なんて思ったりもしますが 笑



いずれにしてもどんな人間関係の問題、さらには人間関係だけでなく、あらゆる問題や障害は自分自身が原因という事がほとんどだと思います。



人間はどうしても無意識に他責にしてしまう傾向がありますが、そんな時は、一度グッとこらえて、自分自身に問題はないか?と問いかけてみるだけでもそのあとの結果は大きく変わると思います。



あなたも日々の生活の中で様々な人間関係のトラブルやそのほかの問題に見舞われる事があると思います。


そんな時にはちょっとだけ今日の話を思い出していただければ嬉しいです。



それでは今日も一日ベストを尽くしていきましょう!





コメント

唯一変えられるのは?」への6件のフィードバック

  1. Avatar匿名

    おはようございます
    おじさん?
    名前は 教えてもらえなかったけど 凄い人
    私も 近くで 公演あったら聞いてみたいです
    タイトル名か何か特徴あれば教えてください
    よろしくお願い致します

    返信
    1. 山崎拓山崎拓 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      僕もブログに書いたこと以外の情報は全く知らないんです、、、
      ただ、普段は東京に住んでらっしゃるということなので、おそらく東京では講演会をしてたりするのかもしれません。
      また、こうした機会を見つけた時はブログでも紹介させていただきますね!
      山崎

      返信
  2. Avatar匿名

    奇しくも、今日孫たちが遊びに来て、帰る段になった時、いきなり座って手をつき、’ご馳走さまでした’とお辞儀をしたのです。5歳と2歳の孫たち。親から言われたのでしょうが、もちろん、そうしてもらって気分が良いのは当たり前ですが、素直に言われたとおりにしながら、子供は礼儀を次第に覚えて行くのだろうな、と感じたところでした。親がしてみせることで、子供は模倣から育つのですから、親は見本であるべし、ですね。(もちろん、親も人間ですから波はありますが、基本がぶれなければ良いのです) (M.S)

    返信
    1. 山崎拓山崎拓 投稿作成者

      M.Sさん
      コメントありがとうございます!
      すごいお孫さんですね!素晴らしいと思います。
      きっと子供さんがちゃんと躾をしてるのだと思いますが、それもM.Sさんの普段お子さんへの接し方が良い影響を与えているのだと思います。
      「親は見本であるべし」本当にその通りですね!
      親である僕らはできる限り模範であれるよう努力しなければ!と思わされます。
      いつもありがとうございます!
      山崎

      返信
  3. Avatar匿名

    保育士をしています。
    ちょっと気になったのは「子どもに問題があるのは親に問題があるから」と断じられていること、そしてその「すごいおじーちゃん」の、名前もどういう人かも明確に知らされない、ということ。その人は本当に子育てのプロなのでしょうか?文面からはどちらかというとひと昔以上も前の、ある政党の理念的な匂いがしてきて心配になったのでコメントします。

    3歳の子がすぐに他に子になじめなかったり、自分のおもちゃを貸してあげられないのは発達年令上ごく自然で普通のことです。自我が芽生え「自分が一番」という時期だからです。まずはその気持ちを認めてあげること、そこから少しずつ他の子の気持ちに思いを馳せることが出来るようになっていきます。
    馴染めない、下の子にやきもちをやく、貸してあげられないのは正常な発達過程であり、親に問題があるせいでは全くありませんし、心配し過ぎる必要もないのですよ。
    むしろ「親のせい」と断じてしまうのはとても危険です。それでなくても母親は子育ての重圧を感じていたりするのに、必要以上に負担を感じ追いこまれて自分を責めてしまう人が出てくることの方が問題です。
    それは1980年代にもてはやされていたのに今は全く聞かれなくなった「母原病」や「父原病」(すべての子育ての問題は母親或いは父親が原因)という考え方に共通する非常に偏った考え方です。

    メルマガから伺い知ることの出来る山崎さんの夫婦・親子関係はとても素敵だと思います。奥さまのご両親も含め、皆さんとても仲良くて交流もちゃんとあり、理想的な家族関係といえます。お互いを尊敬、尊重し仲良く過ごすことが出来ているなら、何も心配することはありません。

    もし子育てで心配なことがあるのであれば、素性も明かさない「おじーちゃん」よりも、プロである幼稚園教諭や保育士などに相談されることをお勧めします。発達には段階があるので焦らず少しずつ階段を上がっていければいいのであり、最適な言葉掛けの仕方などを具体的にアドバイスして下さると思います。
    また地域によって行政が関わっている子育て広場や支援機関もあるかと思いますのでそういう所を利用されるのもいいかと。ご参考までにお伝えしておきますね。

    その「おじーちゃん」の話を全否定するつもりはありませんし、プラスになることも沢山あるとは思いますが、真面目な人ほど講演会等で聞いた話をまっ直ぐに受け止めてしまう傾向があるので(失礼ながら山崎さんも当てはまるかと~)コメントさせて頂きました。
    もし的を射てなかったらごめんなさいです。
    正座しなくても「おかえりなさい」と玄関で迎えてくれるだけで十分お父さんのこと大好きなステキな御家族だと思います。(S.K)

    返信
    1. 山崎拓山崎拓 投稿作成者

      S.Kさん
      コメントありがとうございます!
      そして、貴重なアドバイス本当にありがとうございます。
      現場経験からおっしゃられている内容なので、とても説得力があります。
      >「親のせい」と断じてしまうのはとても危険です。それでなくても母親は子育ての重圧を感じていたりするのに、必要以上に負担を感じ追いこまれて自分を責めてしまう人が出てくることの方が問題です。
      おっしゃる通りですね。確かに、母親は僕ら男性が想像できないような重圧を感じていると思いますし、子育てに関しては僕も正直頭が上がりません。。。なので、今できていることを肯定してあげる方が必要なかもしれませんね。

      そして、この内容はとても大切だと思ったので、このコメントを見てもらい、このことを奥さんに聞いてみました。どうやら彼女自身はこのサークルにどっぷり浸かっているわけではなく、行ける時だけ行って、自分がいいと感じたことだけ取り入れるようにしているみたいです。
      もともとぽかーんと感覚で行きているタイプなので、あまり深く考えていないようです 笑
      なので、かなりライトな感じだと思うので、奥さんに関しては全く問題なさそうです。ありがとうございます。
      僕自身が子育てに限らず、昭和の時代というか昔ながらの古風なコテコテの価値観を持っているので・・・余計に共感しちゃったのかもしれません 汗
      S.Kさんのおかげで中和されました 笑
      娘の悩みについても、アドバイスをいただけ、安心しました。これも成長の過程であり、必要なことなんですね。
      そして、今年の4月から上の娘は保育園に入る予定です。そこで、何かあれば保育士さんにも相談しようと思います。
      >お互いを尊敬、尊重し仲良く過ごすことが出来ているなら、何も心配することはありません
      ありがとうございます。メッセージを読ませていただき、これが一番大切だなーと改めて気がつくことができました。これからも夫婦仲良く、家族仲良く過ごしていけるように今まで通り、自然体でやっていきます。
      今回は貴重なアドバイス、本当にありがとうございました。
      これからもブログ共々よろしくお願いします!
      山崎

      返信

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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2019.01.27

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