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あなたの顔、大丈夫?

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少し前のメルマガで、昔僕の見た目がやばかった・・・
というお話をしました。


全身ボロ布にストールを纏い、髪は長髪、無精髭を生やしている。
しかもその時はバリバリの会社員(ダメ社員) 汗


そんな風貌で出勤していたところ、、、


ついに前職の社長に本格的に叱られて、逆上し、会社を辞めそうになったところをMotoに止められ、最終的に髪の毛を切って更生した。という壮大なストーリーです 笑


そんな懐かしいエピソードを書いたところ、前職の社長からメッセージをいただきました。
(もう会社を辞めてから、6、7年経ちますが、いまだに温かく見守ってくださっています。ありがたい限り!)



ーーーーーーー
今日のブログを読まさせて頂き・・・正直そんなことも有ったんだなア・・・!?
と懐かしく思いました。
1970年代に私もUSA遊学滞在していた時の約2年間はTakuのような長髪でした・・・が、
見ぐさくないよう手入れはしていましたがネ・・・(笑)
今は絶版かとも思いますが、PHP研究所発行 「喜怒哀楽の人間学」伊藤肇 著 昭和53年9月初版
の第2章「人品骨柄の人間学」を読ませたいですネ・・・。
参考までに抜粋してコピー送りますね・・・
ーーーーーーー


これを読んで、社長も昔は長髪だったんだ!とちょっと嬉しくなりましたが 笑


まあ、そんな話はどうでもよくて、、、


この時に社長に紹介してもらった、「喜怒哀楽の人間学」を早速購入して読んでみたんですね。
(もう絶版になっている本だったのですが、運がいいことに中古本を見つけることができました)


なんですが、、、


この本。
とても難しいんです、、、
(タイトルからして難しそうな匂いがプンプンしますよね 笑)


Mumumu



僕は本が大好きですし、今までもそれなりにたくさんの本を読んできました。もちろん、古書や洋書なども読んできているので、大抵の本だったら難なく読むことができます。



でも、この本は、一文一文を理解するのにとても時間がかかりました。


わからない言葉を辞書で調べながら読んでみたのですが、そもそも読めない漢字が多くあったりして・・・


通しで3回読んで、やっとちょっと意味がわかるようになってきました 汗



ただ、それだけに意味が分かると、
そういうことか!!
という大きな気づきがあったり、
なるほどなー、
と、たくさんの学びを得ることができました。


そして、それ以上に、俺は何もわかってないなーとか、全然できていないなーと思うことがたくさんあり、なんだか恥ずかしい気持ちにすらなりました。



この本が出版されたのは昭和53年なので約40年前の本です。


僕が生まれる前の本ですが、書いてある内容は本当に深くて考えさせられる内容ばかり。時代を超えて通用する普遍の原理原則が書かれています。


なので、ぜひあなたにも僕が学んだことをシェアしたいと思い、今このメルマガを書いています。



顔は精神と肉体の顕微鏡


喜怒哀楽の人間学 伊藤肇 著 より抜粋

「人を見る明」の第一は何か、というと「人相」である。

第二次世界大戦の始まる直前、安岡正篤がドイツに遊び、むこうの学者たちと話し合った。

その中に医大の皮膚科の医者がいて、「うちの大学では日本や中国の人相学の研究が盛んで人相に関する文献を随分と集めた」というので、「何故か」ときいたら、驚くべき答が返ってきた。

「人間の顔は全身の神経の末端、過敏点で埋まっている。過敏点を結ぶと過敏線となるから、人相を見るということは、その人間の精神状態、健康状態を顕微鏡で覗くようなものだ」

日本でも「お前の顔にちゃんと書いてある」とよくいうが、そう言われて見ると、顔というものは、いくら表面を繕っても、本当のことがすべて出ているというわけで、ごまかしの効かぬものである。

全く、その通りで、人間には精神というものがある。この精神を磨いて、ある心境に達すると、その精神の輝きが自ずと顔にもあらわれてくる。そうなると、醜男が醜男でなくなる。だから、精神の鍛錬を怠っていない人間の顔というものは、何処か違っている。五百人、千人の中に混じっていても、すぐにわかるものである。


アメリカ大統領のリンカーンに友人がある人物を推薦したところら、いっこうにとりあげようとしない。
無視されたと思った友人が「あれほどの人材を何故、君のブレーンとしないのか」となじると、リンカーンは「あの男の面が気に入らぬ」と答えた。

一層、頭へきた友人が「大統領ともあろうものが、面構えくらいで、人物をとやかくいうのか」とつめよると、リンカーンは言下にいってのけた。

”Man over fourty is responsible for his face”
<人間、四十過ぎたら、その面に責任を持て>

四十をすぎたら、自分の顔は親の責任を離れて、自己のみの責任になる、というのである。確かに四十にもなれば、医者は医者らしい顔になり、学者は学者らしい、商人は商人らしい、というように職業に関係した顔が後天的に整ってくる。また次元の低い所では暴力団は暴力団らしい顔になってくる。時々、新聞に悪事を働いた人間の写真が出るが、そういうのに気品のある顔は一つもない。


そういえば、シェークスピアにも「神はお前に一つの顔を与え給うた。ところが、お前は自分で別の顔につくり直した」という味な台詞があった。


また、北宋の詩人、蘇東坡と並び称された文人で、日本では「東坡、山谷、味噌、醤油」と親しまれた黄山谷の一言がいい。

士丈夫、三日、書ヲ読マザレバ、則チ、理義、胸中ニ交ラズ、便チ覚ユ、面貌、憎ベブ、語言、味ナキヲ。
人間、三日も聖賢の書を読まぬと、理義の理はものごとの法則。義は行動を決定する道徳的原理で、そういう人生の心理がインプットしないために人間的意味における哲理、哲学が血となり、肉となって体を循環しないからいきおい、面相も悪くなるし、コクのある言葉も吐けなくなる。


たしかに黄山谷の指摘する如く、本を読んで考えた人間と全く読書の習慣のない者とでは明らかに顔がちがう。

小泉信三は「読書家が精神を集中して細字をみることが、どの眼に特殊の光を生ぜしめ、これが読書家の顔をつくるのだ」といったが、あるいはそうかもしれない。

しかし、眼光だけに限らない。偉大なる作家、思想家の大著を潜心、熟読吟味することは、人をして別人たらしめる。それが人相にあらわれないわけがない。

小島直紀は「文字で心を洗い、心のノミで顔を掘る」とよく書くが、その文字とは『論語』であり『孟子』であり、『言志四録』であり、人生の原理原則を記した古典類である。この反対に下品で空疎なポルノ週刊誌ばかり読んでいると、人格も自ら低劣となり、顔も卑しくなってくる。

ーーーーーーーーー


たしかに、会話をしなくても、顔を見るだけで何となくその人がどんな人間なのか?ということが感覚的に何となく分かりますよね。

これは僕らが思っている以上に周りの人に伝わっているということだと思います。

特にリンカーンの”Man over fourty is responsible for his face”<人間、四十過ぎたら、その面に責任を持て>と言う言葉は個人的にピリッとさせられました。(僕ももう四捨五入したら40歳です^^;)

そして、僕自身、自分では本をかなり読んでいる方だと思っていましたが、完全に勘違いだった、と言うことにも気づかされました。


何と言っても、『論語』『孟子』『言志四録』のいずれも読んだことがありませんでしたし、この本に頻繁に登場する、安岡正篤さんの本も一冊も読んだことがありません。
(そういえば、前会社の応接室に安岡正篤さんの本がたくさん置いてありました・・・、今更気がつくとは、、、)



「文字で心を洗い、心のノミで顔を掘る」


この言葉も、とても深く考えさせられますし、本を読むことはもちろんですが、どんな本を読むか、ということも当たり前ですが、とても大事だなーと。


これからは、ちょっと僕がいつも読んでいるジャンルの本から離れ、こういった古典からしっかり学び、しっかりとした「顔」を作っていこう!と気持ちを新たにしています。


早速、善は急げ!ということで、『論語』『孟子』『言志四録』と安岡正篤さんの著書『運命を創る』『論語に学ぶ』を購入したのですが、、、



ムムム、、、


難しい・・・


しばらくは、古典との格闘の日々が続きそうです 笑



これを読んでくださっているあなたはもうこういった古典をご存知ですでに読んでいる、という方もいらっしゃるかもしれません。


でも、もし読んでなかったよ!
という方がいたら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね!


きっとあなたにとっても大きな価値がある一冊になると思います。



それでは今日もベストを尽くし、より良いあなたの「顔」をつくっていきましょう!





PS.
そして、顔はもちろんですが、髪型や服装もその人の品性や人格を表すものの一つですよね。服装を含めた全体的な見た目にも気をつけていかなければいけませんね。




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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2018.06.29

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