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波乱万丈のスタート(大阪タカシマヤ実況)

SONY DSC



From 山崎拓、、、
大阪タカシマヤより




もう5分おきくらいに確認しているだろうか?


午後の2時過ぎ。
ちらちらと時計を見る。


刻々と時間だけが過ぎていく。


店内には楽しそうにショッピングをするお客さんで賑わっている。
買い物を終えたお客さんを見送る他店のスタッフの姿が目に入る。



今日は天気も良く、お客さんの来店数も多いそう。
場所もアクセスのとてもよいエスカレータ横。




それなのに・・・




うちのストールはまだ一枚も手に取ってもらっていません。
というより、試着すら今日はゼロ・・・


お店の前をお客さんが行き来しますが、ほとんどの人はディスプレイを見ていない。



ディスプレイが悪いのか?
それとも持ってきたストールのラインナップをミスったのか?
そもそもストールが求められてない!?



考えれば考えるほど、悪いイメージをしてしまいます。



いやいや、そんなことはないはず。


前回だって前々回だって良かったし、今回だって大丈夫なはず!
と自分に言い聞かせるも、もう時間は14:30。



今までの経験上、データを分析しても、だいたい百貨店での催事の場合、午前中から午後一にから15:00くらいまでがお客さんの来店数のピークを迎えます。


そして、そのあとはどんどんお客さんは少なくなっていく。


このままいくと、衝撃の結果になるかもしれない・・・








催事出店する側としてはこれほど恐ろしい数字はありません 笑
(いや、マジで笑い事じゃないですが・・・)



この日のためにすごい準備をしてきたし、この日のために買い付けたストールだってあります。それだけじゃなく、タカシマヤさんのスタッフの方にもこれまでさまざまなご協力をいただきながら一つの催事を作り上げていきます。さらには現地で販売をフォローしてくれるスタッフの方にもわざわざ来てもらっているのに。。。



開業当時、地元のショッピングセンターで初めて催事に出店した時はゼロの日も何度もありました 笑
でも今はもう5年もやっています。出店経験だってたくさん積んできた。
ゼロなんでありえないでしょ・・・



罪悪感というか、恥ずかしさというか、言葉では表現できない感情が湧いてきます。



そして、もう頭の中は真っ白。



ただでさえ、今日は初日の大事な日。



若干緊張しながら迎えましたが、もう緊張どころではない。
頭のてっぺんから変な汗をかいているんじゃないか?
と思うくらい精神的に追い込まれます。




いやいや、こんなこと考えているからダメなんだ!
ともう一度気を取り直します。



結果は気にせず、この機会を楽しもう!
と言い聞かせてみるも、、、


刻々と過ぎていく時間と誰も見てくれない現実を目の当たりにすると、すぐにネガティブな方へ引き込まれそうになります。



あー、やっぱりダメか・・・




そう思った時。



一人のお客さんが入り口付近でストールを見ています。


それまでテンパっていた僕はつい当たり障りのない、空気のようなお声がけをしてしまいます。

僕「よかったら広げて見ていってくださいね」
(いやいや、もう見ているし、なんだこの声かけは!と突っ込みたくなるようなファーストタッチじゃん!と心の中で思いました 汗)


お客さん「ありがとうございます」



ん?
あれ、なんだか見たことのある方。



僕「もしかして◯◯さんですか?」
(若干恐る恐る)


お客さん「え!すごいですね!よく覚えてますね!」


僕「あー!やっぱり!!いつもありがとうございます!」



その瞬間、今まで頭の中でもやもや考えていたことはパッと消えてなくなり、いつものスタイルに戻ることができました。


このお客さんはインターネットでナチュラルラウンジをご利用いただいてから前回の催事にもご来店いただいていました。


そして今回もご自身用に爽やかな色使いのリネンストールを手にとっていただきました。(Kさんありがとうございます!)




このKさんが催事場に足を運んでくださってから、さっきまでの状況が一変しました。



その後すぐ、一度インターネットをご利用いただいたことのあるSさんが来てくれました。

しかもSさんは他のお客さんが来ているときには、僕が一人で店頭対応をしていたので、「私は一人で見るので大丈夫ですよ」なんて言ってくださり、他のお客さんの接客に回ることもできました。

おかげさまでSさんがお店にいるときにもたくさんのお客さんがナチュラルラウンジブースで足をとめていただき、大盛り上がり。


ご自身用と、プレゼントでそれぞれ一枚づつリネンストールをお買い上げいただきました。
(Sさん、ありがとうございます!)



さらにその後は、たくさんのお客さんがブースに足を運んでくださり、僕一人では対応しきれなかったので、タカシマヤのスタッフさん3人にもフォローしていただき、なんとか対応することができました。
(この状況も僕がお願いしたわけではないのですが、スタッフの方が気がついて自主的にフォローに入ってくれました。本当にありがたい!)



そして、少しだけ落ち着いたかなー、と思ったとき。


「こんにちわー」

とある女性に声をかけられます。


僕「あっ!こんにちは!お世話になっています!」
(つい、反射的にお世話になっています!なんて言ってしまいました^^;)


「一度インターネットで利用したことがあって・・・今日着けてきました!」


肩からふわっと羽織っていたのは、カシミヤの手織りストール。
しかもこの方の雰囲気にめちゃめちゃ似合っている!


催事会場に来てくれるだけでも嬉しいのに、その上ストールを身につけてきてくれて、さらにお似合いになっていて・・・


前半のメンタルの消耗と、さっきまでのバタバタで若干疲労感を感じ始めていましたが、そんなものは一気に吹っ飛びます 笑


いろいろ突っ込んだ?お話もさせていただき、今回はお世話になった職場の方へギフトとしてリネンの優しい色使いのストールを選んでいただきました。
(Nさん、ありがとうございます!)


そこからまた、さらにたくさんの初めてのお客さんにもご来店いただき、夕方なのにも関わらず、ナチュラルラウンジのブースは引き続き大盛り上がり。


この数時間でストールも数えられないくらいお嫁に行きました。



さらにさらに、ふと気づくと、耳にイヤホンをつけたクールな雰囲気の女性が。


僕「あ!Nさん!ありがとうございます!」


Nさん「あ、こんにちわ。よく覚えていますねー!」



Nさんも初めてのときはインターネットでご利用いただきましたが、前回の催事でもご来店くださったお客さんです。



ストールは防寒メインで身につけるということで、春夏には基本的にはあまり巻かない、というお話をされていました。


なので、初めはお母さんへのプレゼントで選んでいただいていたんです。


そうこうしているうちに、ご自身用のものでもよい物が見つかり・・・


今回もたくさんのストールを手にとっていただきました。
(Nさん、ありがとうございます!)


そして、もうお約束みたいな流れですが。
ここでも僕一人では店内のお客さんに対応しきれず・・・


Nさんに僕がレジに行っている間、他のお客さんに説明をしていただいたり、たくさんのフォローをいただきました。しかも、お客さんの一人にはご来店いただいた目的や内容まで事細かく聞き持っていただき、本当に助かりました。



こんな感じで、初めはどうなるかと思った、今回の初日の催事でしたが・・・


終わってみたら、過去最高の結果になりました。



本当に、リピーターの方やたくさんのお客さん、そして髙島屋スタッフの方のおかげさまです。


そして、ものすごい濃い〜〜〜時間を過ごすことができ、いろいろな意味でとてもよい経験ができました。
なにより、こうやって精神的に追い込まれたり、がむしゃらにやっているときは大変だけど充実します。
僕自身とても楽しく店頭に立たせていただきました!


初日から波乱万丈でしたが 笑


また、明日からもたくさんのお客さんにナチュラルラウンジのことを知っていただけるよう、リピーターの方に喜んでいただけるよう、全力で取り組んでいきます!



PS.
今回の催事に行ってみようかな〜と検討されている方がいれば、ぜひこの機会にご来店くださいね!

コメント

波乱万丈のスタート(大阪タカシマヤ実況)」への2件のフィードバック

  1. Avatar匿名

    山崎さんお疲れ様です(o^^o)
    多分、最初の来店のKさんって私のことですよね?

    ストール見はじめて声をかけていただいたとき、なんだか微妙に山崎さんに緊張感漂っていたんですよね〜笑笑
    山崎さんのシャイな性格のせいなのか、初日の緊張感なのかぐらいに思っていましたが、そんな状況やったんやと知って一人で爆笑しました。

    でも、すぐに私の名前を呼んでいただいた時は本当にびっくりしました。前回催事で購入したアイテムや会話まで覚えていただいていて、ストール達だけでなく、お客様一人一人も大切にしてくださってるんだなと感じ、嬉しかったです。

    今回欲しかった黄色系春夏ストールは残念ながら好みの子を見つけられません、私好みのが新たに入荷しましたらまた教えてくださいね(o^^o)

    黄色やから、前回のヒョウ柄につづき今度はキリン柄やろか。。。笑

    返信
    1. 山崎拓山崎拓 投稿作成者

      Kさん
      コメントありがとうございます!
      そうですそうです!
      いやー、あのときは内心めっちゃ焦ってました 笑
      やっぱりそんな感じしたんですね 笑
      表情には出さないように心がけているつもりでしたが・・・まだまだ修行が足りません^^;
      Kさんと話しているうちにそんなことは忘れていましたが、もし今回Kさんがいらっしゃらなかったらマジでやばかったかもしれません 汗

      そしてKさんが帰られたあとはブログで書いた通りで、怒涛の1日でした 笑
      色々な意味で本当にありがとうございました!!
      黄色系春夏ストールはMotoにも伝えておきますね!
      キリンはなかなかないですが 笑
      いつもありがとうございます。
      山崎

      返信

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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2018.03.16

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