- 2018/02/10
- writer: 山崎拓
もう一つの情熱
昨日のメルマガで自分の子供に本を読むような大人になってほしい!
という個人的な願望についてのお話をしました。
このメルマガを昔から読んでくれている方はよくご存知かもしれませんが、僕は本が大好きなんですね。
そして、本を読むことで本当に人生が豊かになったと感じているので、これはぜひ子供にも受け継いでほしいなーと思うわけです。
でも、「子供は親の期待通りにはいかない」ということをお客さんから教えていただきました 笑
なので、今日は自分の子供の代わりに、あなたになぜ本を読むことがそんなにも素晴らしいことなのか?!ということを語りたいと思います 笑
(ちなみに、こういう好きなことに関してはいくらでも話せるので、今日のメルマガは少々長くなるかもしれません^^;)
本を読む人は年々減ってきている?
なぜこんな話をするかというと、近年はどんどん本を読む人が減ってきているそうなんですね。
少し前のニュースですが、2014年に文化庁が調査したところ、日本人すべての年代で本を読まない人が増加しているんだそう。特に個人的に驚いたのは漫画や雑誌を除く、1ヶ月に本を1冊も読まないという人は47.5%にもなったそうなんです。
つまり日本人の約半分が1ヶ月に1冊も本を読んでいないことになります。
これを知ったときに、本当にもったいないことだなー、と感じました。
というのも、僕にとっては本を一切読まない生活なんて考えられないんですね。
今だって、もし臨時で一日休みができたら何する?と聞かれたら、
間違いなく「一日中本を読む!」と答えると思います 笑
一人静かな空間で本を好きなだけ読めるなんていう時間があれば、それは本当に至福の時♪
多分僕にとって一番幸せだと感じる瞬間は、本を読んでいるときか、ミスチルのライブに行っているときのどっちかだと思います 笑
今まで買った本はもう何冊あるかわかりませんが、自宅の天井まで届きそうな大きな書棚いっぱいに本が詰まっています。
(ちなみにまだ読んでいない本もたくさんありますが・・・)
夜寝る前には必ず何か本を読みますし、暇さえあれば、たとえ細切れな時間であっても本を開く癖があります。
そんな大好きな本なのですが、昔から本が好きだったわけではありません。
学生の頃なんて本当に本なんて全く読みませんでした 汗
本の代わりにテレビを見たり、漫画を見たり、テレビゲームをしたり、大学生になっても本を読んだ記憶はほとんどありません。
そんな僕がなぜ今こんなにも本が好きになったのか?
こうして書いていても不思議です 笑
はじめはしんどかったけど
本格的に本を読むようになったのは社会人になってからです。
はじめは、早く仕事を覚えたくて技術的な本を手に取ることから始めました。プレス技術や熱力学、溶接、金属についての専門書などを読んだんですね。
(僕は前職のものずくりでプレス加工の部署で働いていました)
正直、これらの本ははじめとても退屈でした。
意味のわからない専門的な用語が数多くでてきますし、数字やグラフ、統計データなど、見ているだけで頭が痛くなりました 笑
でも、まだ新人で何もわからない状態ですから、
少しでも本を読んで知識を身につけよう!と
わからない単語をインターネットで調べたり、先輩に聞いたり、他の本を調べたり、時間をかけながら少しずつ読み込んでいきました。
そして、読んだ内容を少しずつ仕事に取り入れていくと仕事で成果で出したり、今まで感覚でやっていたことがロジカルに分かるようになっていきました。
例えば、なぜこのクリアランス(隙間)で設定すべきなのか?なぜこの速度でプレスする必要があるのか?なぜこの素材だとバリが出るのに、他の素材では大丈夫なのか?など現場で実際にやっていることが次第に自分の中で言語化できるようになってきたんです。
これは僕にとって、とても大きな変化でした。
今まで感覚でしかなかったことが言語化できることで、人にそのことを明確に説明できるようになりましたし、他の人に教えることもできるようになりました。
今まではただの作業としてやっていたことも、実はこういう仕組みになっていて、すごく深いんだなーと気が付いたり、やってみなければ絶対に分からなかったことも予測を立てることができるようになったり。と
または、問題が起こったとき、今までは自分の経験したことしか対処できませんでしたが、本を読んで知識がついたことで、未経験の問題にも対処できるようになっていきました。
単純に今までできなかったことがどんどんできるようになっていったんですね。
ぶっちゃけ、僕は社会人になって1、2、3年目は仕事が辛くて仕方なかった 笑
(なぜかというと本当に仕事ができなかったから・・・)
でもこうしてできることが増えていき、そのことをきちんと自分の中で説明できるようになるにつれて、仕事つらいなーから、仕事って楽しいな!!
に変わっていきました。(ここまで来るのに4年くらいかかりましたが 笑)
もちろん、先輩や上司が教えてくれたり、自分で経験したことも大きいですが、本を読むことで物事の原理原則を体系的に理解していったことが大きな基盤になっていたんですね。
本当に価値の高い本
社会人になって数年経って、これこそ本当の勉強じゃないか?ということにようやく気がつきました 笑
(昔は単位取得が目的で半分寝ていたような大学の授業も、今だったらめちゃめちゃ真剣に取り組むと思います^^;)
そして、仕事の技術的な本を読むかたわら、人としての生き方や心構え、態度など、いわゆる自己啓発系の本にもハマりました。
当時、流行っていたかどうかはわかりませんが、自己啓発系のブームみないなものがありました。引き寄せの法則を信じればいいとか、「ツイてる!」って言えばいい、みたいな 笑
あなたももしかしたら聞いたことがあるかもしれませんね。
それらの本もはじめは技術的な専門書よりも読みやすく、楽しかったので読んでいたのですが、個人的にはそういった内容はなんだか現実的じゃない、というか、論理的じゃないものが多く、ちょっとしっくりきませんでした。
(このときは本当によい本に出会っていませんでした)
でも、自己啓発のジャンル自体は読んでいて面白かったですし、仕事にも活かせるので色々と本を読んでいたんですね。
そして、ある日会社帰りにTSUTAYAに立ち寄ったら、ある本が目にとまりました。
それが僕が今でも毎年読んでいる「7つの習慣」という書籍です。
この本を手に取ったのは本当に偶然でたまたまなんですが、読んだ瞬間、この本はヤバイ!!ということにすぐに気がつきました。
後で知ったのですが、この本は自己啓発及びビジネス書の中でも最高の一冊と言われるような本で、全世界で累計3000万部、日本でもすでに200万部を突破した大ベストセラー本です。(あなたも知っているかもしれません。読んだことのない方はぜひ手にとってみてください!)
実際に内容も本当に素晴らしい。それまでもいくつか自己啓発やビジネス書を読んできましたが、僕が今まで読んだ本とは比べものにならないクオリティーでした。
当時は何かに囚われたかのように夢中で読んでいました。
それからというもの、同じ本でも、得られる価値は全然違うな、ということにも気がつき、本の質にも気を使うようになってきました。(ちなみに質の高い本を選ぶにはAmazonのレビューが非常に役立ちます♪)
二十代半ばでこの本に出会えたことは僕の人生を変えたといっても過言ではありません。
そして、会社を辞めて自分で起業してからは、どうやって事業を軌道に乗せればいいのか?ということの多くを本から学びました。
もうこのときは会社員のときのように教えてくれる先輩もいませんし、自分は経験ゼロのまったくの素人、当時は頼れる人もいなかったので、本が一番の先生でした。
繊維素材、アパレル、マーケティング、セールス、マネジメント、経理・・・
専門的な技術を学ぶためにありとあらゆる本を図書館で読んだり、書店で読んだり、実際に購入して読んだり、寝る間も惜しんで勉強しました。
今思うと始めの一年はひたすらインプットしていたような気がします。
本を読むからわら、ビジネスセミナーやビジネス教材などもたくさん利用しました。
コストパフォーマンスもめちゃめちゃいい!
でも、やっぱり最終的には本が僕の中では一番しっくりくる勉強法だったんですね。
その理由はいくつかあると思うのですが、一番の理由は本を読むということは非常に能動的な行為だからだと思います。
セミナーや教材の場合、受けている最中は講師や先生が教えてくれる、という若干受け身になりがち。でも本は自分で本を手にとって、ページをめくって、重要な箇所に印をつけたり、メモをとったり、または一つでも良いアイディアが浮かんだら本を読むのをやめて、すぐに実行に移したり、それをやることに強い主体性が必要になります。だから、学びや実行に移す速度も速かったりします。
そして何より価格が安い 笑
セミナーや教材は高額なものが多いですが、本は高くても数千円。この数千円で得られるものは本当に計り知れない。一人の人間が一生かけても経験できない内容をたったの数千円で手に入ることができます。
良い意味で値段と価値のバランスがこれほど崩れているものは世の中に他にないんじゃないか?といまだに思います。
一方で、学びや人の成長という観点で一番効果があると思うのは、自分自身で経験したことだと思っています。
最高の教師は自分自身だ、という言葉の通り、経験こそが自分を成長させてくれる一番の要素だと思います。
でも、自分の経験の弱点は経験できる範囲が非常に狭くなってしまうということ。 人間一人が一生で経験できることはたかが知れています。どんなに長生きをしても今の人の寿命は100年前後。経験だけでは限界がありますよね。
それを本は自分の経験という枠の限界を超えさせてくれます。先人たちが学んだり、研究したり、経験してきた膨大な叡智を受け取ることができます。
自分では絶対に経験できないことも本を通して疑似体験できます。
自分の狭い価値観や世界観を無限に広げてくれます。
何歳になっても自分を成長させてくれますし、人生ってこんなに不思議で面白いものなんだなーと気づくこともできます。
そして、世の中や人のこと、世界の仕組みを知れば知るほど、自分が何も知らなかったことに気付かされます 笑
本を読むって本当に楽しい!!
こんな経験は自分の子供にはもちろん、ぜひ一人でも多くの人に体感してもらいたいです。
なんだかストール屋ではなく、本屋さんのメルマガみたいになってしまっていますが 笑
そして、気づけば今日のメルマガは4500文字を超えてしまいました^^;
長くなってしまったので、まとめると、、、
本いいですよ!!
という話でした 笑
PS.
良かったらあなたが今まで読んだおすすめ本なんかを教えていただけると嬉しいです^^
誰かに勧めてもらった本は大抵良い本が多いので♪
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