期待と気づき

2018/02/09
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

少し前のこと。
お店の常連さんと子供と本についての話をしました。

その方はいつもお孫さんに節目節目に絵本をプレゼントしているそうで、その日もお店の帰りに絵本屋さんへ寄っていくと言っていました。

その話を聞いて、絵本のプレゼントってすごくいいですね！
と、とても共感したんですね。

ちっちゃい頃から絵本に触れていればきっと大人になっても本が好きな子になりますね！と。（ちなみに自分の子供たちにはぜひそんな大人になってほしい！と思っています）

そんな話をしたら、お客さんはこう言いました。

「でもね、あまりそれは期待しすぎないほうがいいわよ　笑」

というのも、親の期待と実際の子供の興味関心は全く違うものになることも少なくないそう。

まだ僕は子供が小さいのでその辺は未経験です。
でも、確かに過度に期待しすぎたり、押し付けるのは逆効果になりそうなのはなんとなくわかります。
僕も昔子供の頃に親に勧められたことや親が期待したことはことごとく反発していた記憶がありますしね^^;

そして、お客さんはこうも言っていました。

「それよりも、本を子供に読んでいる時に子供と一緒に楽しむほうが大切じゃないかな？」

「子供も親に言われるよりも自分で気がつけば自然とそういう子になるわよ。あなたのようにね　笑」

それを聞いて確かにその通りだなーと。

これは子供に限った話ではありませんが、人間誰しも誰かにこれが大事だからやりなさい！とか、これは重要だからやらなきゃダメ！なんて言われてもなかなか受け入れられない。

でも、それが重要だ、大事だ、大切なことだ、ということに自分自身で気がつけば、自然にそれをするようになりますよね。

例えば、健康に関することなんかはよくある話。

体に悪い食べ物を食べてはいけないといくら親に言われていても美味しいからいいじゃん！と言って食べていたけれど、それが原因で病気になったり、健康を損なって初めてその大切さに気がつく・・・。

ただ、気がついたときにはもう遅い、ということもあるから子供の場合、そういったことをどうやって気がついてもらうかっていうのは大事だろうなーと思ったり。

化学繊維の衣類を使っていると年をとったときにアレルギーとか肌荒れ、アトピー、脳障害が起こる可能性があるから着ちゃダメ！と言っても
きっと年頃の娘は可愛い方がいい！化学とか天然とかどうでもいい！！
とかいって、言うこと聞かなそうなのは、もうすでに想像できますよね　笑

直接的なアプローチはきっと失敗するだろうから、できるだけ間接的にその大切さや重要さを気がついてもらえるようにするにはどうすればいいかな？なんて、結構真剣に考えます　笑

でもまあ結局、これもお客さんが話していたように、まずは自分たちがそういった自然な衣食住を楽しんで、それがいかに健康的で気持ちいいか、ということを子供にも体感してもらうようにすればいいのかな？と思います。

そうすれば若いときには気がつかなくても、ある程度成熟するころには、そういえばこんなことお父さんが言ってたな・・・と思い出してくれるかもしれませんしね　笑

実際僕もこういうことが大事だと気がついたのは、社会人になってから。
学生の頃は、それこそ服なんて見た目と値段だけで決めていましたし　汗

そして、こういうことに気がついたきっかけは本だったんですね。

ストールのお店を始める前、色々と繊維の勉強をしているときにたくさんの本を読みました。それらの本から今まで考えもしなかった気づきをもらえました。

それ以外にも本を読むことでたくさんの知識や考え方、物事の捉え方、世の中を見る視点など、本当にさまざまな価値あることを学ぶことができました。大げさではなく、本を読むようになってから人生が変わってきた、といっても過言ではありません。

なので、冒頭の話に戻ると、、、
そういう経験をしているので、自分の子供たちには本を読むような大人になってほしいなーと思うわけです。

本を読むことのメリットと本を読まないことのデメリットに関しては、天然繊維を使うメリットと化学繊維を使うことのデメリットと同じくらい語りたいことありますが　笑

それを話すと長くなってしまうので、その話はまた次回にしたいと思います。

まとめると、今日は「人は他人に言われたことは聞かない。自分で気がつかなきゃ動かない」というお話でした　笑

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。