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希少ストール vol.1





高い!




昨日の夜僕たちのホームページを見てそう思った方はいたんじゃないかと思います。




何が高いかというと、そうストールです。




もうずっと僕たちの商品や、ブログを見てくれているあなたは慣れたかもしれませんが
昨日の夜久しぶりにカシミア100%手織り・手刺繍ストールの新作をアップしました。
なかなかクオリティーの高い手刺繍ストールが手に入らず
やっとご紹介できたわけですが、
価格は普通のストールとしては考えられない金額です。




販売している僕が言うのもおかしな話ですが
昨日、今日初めて僕たちのホームページを見てくれたあなたはびっくりしますよね。




そこで今日のブログでは、
カシミア100%の手織り・手刺繍ストールがどのように作られ
どうして希少性が高いのかを
簡単に写真を使いながらお話させていただきたいと思います。




早速いきますね。




まず、インドでは何百年も昔から織物の文化が伝統として受け継がれています。
その代表的なものがインド・カシミール地方で作られる
カシミア100%の手織り手刺繍ストールになります。




大航海時代と呼ばれた貿易が盛んな時代には
香辛料と共にストールやショールは
インドの代表的な貿易品としてヨーローパヘ渡りました。









みなさんご存知のペイズリー模様も、元々はこの地域で作られたデザインとも言われています。




そして、話は原料となるカシミアの話になります。
このカシミアストールに使われる原毛は、インドのヒマラヤ山脈の麓標高4000m以上、
冬の気温がマイナス30度以下でしか採れないカシミア原毛を使用しています。




日本では品質表示法の関係でカシミアと僕たちも読んでいますが
現地ではパシュミナと呼ばれている希少性の高いものです。




そのパシュミナ山羊がこちらです。









僕たちは実際に標高4000m以上に暮らす生産者を訪ねるため、現地を訪問しますが
前回8月に行った時にはすでに雪が降り、
日本では考えられないような大自然の中に彼らは住んでいました。








そして、この山羊はとても小さく
大人の山羊から採れる原毛で作ることができるストールは
1枚か2枚と、とても貴重です。
しかも一年のうちで採毛ができるのも厳しい冬を越した春の一回だけなんですよね。




まず、最高品質のカシミアストールを一枚作るために
原毛を一年かけてじっくり厳しい環境で育てるんです。




そして、その貴重な原毛を次に糸にしていきます。
それも機械でなく地元の女性が手で一本一本紡いでいきます。
原毛が繊細で機械で撚ると切れてしまうため、どうしても手仕事になるんですね。









この作業も均一に、そして糸を長く撚るためには熟練の技が必要です。
まだストールを織り始めていませんが、
ストールを織る以前の段階でこれだけ手間がかかります。




簡単にぱっぱと説明していくつもりでしたが、
カシミアの価値をお伝えしようとするとどうしても長くなってしまいますね。苦笑




というわけで大自然が時間をかけて作った原毛を
どのようにストールに仕上げていくかは
次回のメルマガでお伝えしようと思います。





それでは今日も1日頑張りましょう!




コメント

希少ストール vol.1」への2件のフィードバック

  1. Avatar匿名

    昨晩は久しぶりに、「おーすごい!」と、思いました。
    確かに高いですが、ものの値段には理由がありますよね。
    いたずらな値引き競争は、生産者、販売者、消費者の誰のためにもならないし
    丁寧に作られたものに対して失礼ですもの。
    ちゃんとものの価値のわかる人になりたいと思います。
    実物を見て、標高4000mに思いを馳せてみたいなぁ…
    ちょっと…いえ、かなり予算オーバーですが(笑)
    nyo

    返信
    1. MotoMoto 投稿作成者

      nyoさん

      コメントありがとうございます。
      僕もnyoさんと同じです気持ちです。僕自身カシミア生産者を訪ねるまでは、カシミアだから高い。くらいしか思っていませんでした。ただ実際に訪ねれば、僕なんかがとても暮らせないような環境で、愛情を込めて山羊を育てる生産者がいて、金額ではとても表せないものがありました。このカシミア刺繍ストールも販売したいという気持ちよりは、一人でも多くの人に触れていただいて、そういう伝統的なストールがあるという事を知っていただければいいなと思っています。nyoさんも機会があればぜひお店にきて触れてみてくださいね!
      Moto

      返信

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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2017.11.07

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