- 2017/06/21
- writer: 山崎拓
自然派
最近、お客さんから嬉しいお話を聞くことが多くなりました。
それは
「ナチュラルラウンジに出会ってからストールだけでなく身につけるものに気を使うようになった」
ということ。
例えば、昔は化学繊維のストールや化学繊維の肌着を身につけることもあったけれど、今はストールは天然繊維100%のものだけ身につけるようになり、肌着も綿100%や麻100%、絹100%にこだわっている、と話してくれる方がとても多いです。
中には、僕らが知らない同じく天然繊維100%にこだわっている地元のお店を紹介してくれたり、天然繊維100%の肌着情報を教えてくれる方もいらっしゃいます 笑
またストール以外にも天然繊維100%の衣類を扱ってほしい!というご要望もいただくことも^^
個人的にはナチュラルラウンジのストールを使っていただくことはもちろんですが、ナチュラルラウンジのコンセプトに共感いただき、同じ価値観でものごとを見れる方が増えていくことがとても嬉しいことです。
実は今はあまり公にはしていませんが、ナチュラルラウンジにはこんな企業理念があります。
「人々が何歳になっても自分らしく自然な生き方ができるよう、顧客と自らの成長に貢献する」
この企業理念は自分自身の内面から出てきたものと、お客さんのことや今扱っている商品について深く考えたときに生まれたものです。
ストール屋なのにえらくおっきなこと言ってんな!
と思われるかもしれませんが 笑
将来はこういった貢献をより大きなレベルでできるような会社にしていきたいと考えています。
僕らはストールは人の肌に優しい天然繊維100%を身につけることが良いと信じていますし、生き方そのものも自分らしく自然な方向に向かっていくことがよいと信じています。そして、自分たちの活動を通じて、何歳になってもお洒落で若々しく活き活きした人たちが増えていけば嬉しいです。
これは価値観の話なので、それが合っている、間違っているということではありませんが、少なくとも僕らはこれらのことを信じて日々の活動をしています。
そして、もちろんこれらを信じるようになったのは色々な経験や学びからきています。
例えば、僕が昔さまざまな繊維のことを勉強していて怖いなーと思った事実があります。
その一つが化学繊維を身につけていることに対するリスクについて。
ポリエステル衣類の弊害
今世界中で最も流通している繊維はポリエステルと呼ばれる合成繊維です。
これはきっとあなたも普段の生活の中で必ず目にしたことがある素材だと思います。
ポリエステルは1950年代、テメリカ・デュポン社(ダクロン)とイギリスICI社(テリレン)によって開発された石油を原料とする化学繊維です。
非常に汎用性に優れ、衣類を始め、さまざまなものに使用されています。
ポリエステルはプラスチックとしての利用も盛んで、ペットボトルの原料でもあるため、材料の入手が容易で、価格も安くすみ、限られた資源ともなっている他の天然繊維に比べて市場に多く出回っています。
衣服の約半数がこのポリエステル繊維とも言われています。
そして、繊維の特性としては、
耐久性が高い
シワになりにくい
吸湿性が低く、すぐに乾く
高い温度にも耐えられる
非常にリーズナブルな価格
と、極めて優秀な特性を持っています。
(だからこそ衣類の大部分に使われているわけですね)
表向きのデメリットとしては、
毛玉になりやすい、静電気を起こしやすい、ということくらい。
これだけ見れば、多くの人がポリエステルを何の疑いもなく身につけてしまってもおかしくありません。
でも、実はポリエステルには一般的にはあまり知られていない大きな落とし穴があります。
ポリエステルは、石油から取り出した、ナフサ中に含まれるキシレンを原料としています。
キシレンは毒劇法により医薬用外劇物に指定されている危険な毒物です。
石油が肌についてしまうと刺激性接触皮膚炎(化学やけど)を起こす場合があります。
また石油系溶剤が肌に長時間接触し続けると、皮膚細胞が破壊してやけどの様になります。接触した部位全体が皮膚炎を起こし、治療期間が長くなるケースも多い障害です。
さらに目に見えない小さな化学物質(環境ホルモンや有害物質など)は肌に触れていると少しずつ体に吸収されていきます。(これは経皮毒と呼ばれます)
肌から吸収された化学物質は口から入ったものとは異なり、肝臓で毒素を解毒することができません。そのため、肌から吸収された化学物質は約90%が体内に残ってしまうのです。
そして、年齢を重ねるたびに、さまざまな健康上のリスクが上がっていくようになります。
例えば、湿疹や汗疹、アトピー、肝機能不全、生体不全、脳障害、免疫力低下によるアレルギーなどを引き起こす恐れがあります。
僕も今の仕事をする前はこれらのことを一切知りませんでした。
なので服はお洒落ならいいじゃん!
と思っていた時期もありました。
そして、肌に身につけるものも夏はポリエステルのTシャツを着て、冬はヒート◯ックを身につけていました。
でもこれらのことを知ってからはTシャツはもちろん、ヒート◯ックは止め、すべて天然繊維100%のものに変えました。
最近ではアウターもボトムスも出来る限り天然繊維100%のものを選ぶようにしています。
(冬場は無理でも夏はトップスも天然繊維100%にすることは十分にできます^^)
もちろん、ストールを天然繊維100%にこだわっているのもこれらのことが一つの理由です。
他にも化学繊維には種類がたくさんあり、たくさんのリスクが潜んでいます。
(今日は長くなってしまうので、またの機会にお話しできればと思います)
何よりも優先すべきはあなたの健康です。
それを価格が安いから、とか手軽に扱えるから、といった理由で損なうのは明らかに間違っています。
きっとこのメルマガを読んでいるあなたならこんなことは僕に言われなくても十分に分かっていることだとは思いますが。
何歳になっても自分らしく自然な生き方ができるよう、あなたにとって最善の選択をしていただければと思います。
それでは今日も体に優しい衣類でファッションを楽しんでいきましょう!
コメント
「自然派」への2件のフィードバック
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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10年以上前の記事
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私はこれまでヒート◯ックを使用してきたのですが、
これに代わる天然素材の製品は何を使用されていますか?
差し支えなければ教えて頂きたいです。
Y.K
Y.Kさん
コメントありがとうございます!
僕がインナーで使っていたのは同じくユニ◯ロさんの綿100%(スーピマコットン)の長袖シャツです。色は白と黒があり、両方持っています。体感的な暖かさはヒートテックには劣る気もしますが、厚みのある生地なので冬場の部屋着インナーとして大活躍しています。値段は確か2000円前後で手に入ったと記憶しています。(冬場に買いました)
先ほどインターネットで検索してみたのですが、長袖は今の時期売っていないようです。また秋冬には出てくるはずです。
また、部屋着以外のインナーも基本的に綿100%のロンTやTシャツを愛用しています。(こちらは保温性は高くないので重ね着しています)
参考になれば嬉しいです^^
山崎