- 2015/06/28
- writer: 山崎拓
『1は危険』
少し前になってしまいましたが
『1つに集中することによって様々な面で強みができる』
というフォーカスの力についてお話をしました。
フォーカスの力:1はコチラ
フォーカスの力:2はコチラ
何か一つに集中し、特化することで
人生をよりよく生きれるのではないか?という考え方です。
前々からお話しているように
僕の場合はいかにフォーカスするか?を
いつも意識して日々生活をしています。
でも1つに集中することによるリスクもあります。
今日は1つに集中することのリスクについてお話したいと思います。
分野によってそのリスクは変わってくるので
今日は人の成長という観点で見たときの話に留めたいと思います。
集中する前の話
何かに集中し続けると
その道で圧倒的なスキルが誰にでも身につく可能性があると思います。
でも一番大切なのは集中する前にあります。
なぜなら、もし集中する分野を間違えてしまうと
膨大な時間と機会を失う可能性があるからです。
私はこれを極める!
僕はこれが得意だ!
俺はこうなりたい!
そう思って始めたものの、
途中で行き先を変えてしまうことがあります。
この悪い例にピッタリなのが僕自身の経験です。
前職はものづくり、今はストールのお店。
面白いくらいに全く違う分野です^^;
僕の場合は仕事ですが
7年間取り組んだ仕事の分野を変えているので
1つに集中するというテーマで見たときには
まさにゴールを途中で変えてしまった悪い例です 苦笑
途中で行き先を変えてしまう理由は人によって様々だと思います。
単純にしんどかったり
自分には向いていないと思ったり
もっと他に自分に合っていることがあるんじゃないか?と思ったり。
きっとあなたも仕事でこんな経験を
一度はしたことがあるのではないかと思います。
僕の場合は、
たまたま前職の在職中に自分が本当にやりたいことが見つかったのですが、
スキルという意味では7年間の代償はかなり大きいと思います。
(もちろん他の観点で見れば悪いことより良いことの方が多いです)
前職の時はその分野の一つのことに集中して仕事をしました。
7年経った時にはその狭い範囲の中ではそれなりのスキルと自信もついていました。
でも分野を変えてしまうと
特にスキルの面では、ほぼゼロからのスタートになります。
(金属加工の技術はストールの販売では全く関係ありません 笑)
そして新しい分野に足を踏み入れると
そこにはもう何年も何十年も経験を積んだ先輩たちがゴロゴロといるわけです。
一緒に仕事をするにしても、
独立して競合になるにせよ、
ものすごい努力をしなければその差というものは埋まりません。
(というか基本的に時間で考えたら普通に埋めるのは厳しくなります)
別に勝ち負けではありませんが
他の人に頼りにされたい
お客さんに選んでもらいたい
こう考えるのは仕事をしていれば普通に生まれる感情ですから
それを満たすためにはやるしかないわけです。
もちろん今はビジネスとしてやっているので
正直、毎日が戦いのような状態にもなります。
僕は7年目で行き先を変えましたが
たった7年でも時間にすれば膨大です。
僕の社会人になってからの年数は約10年。
その10年間、もし仮に今のストール事業だけに集中していたら・・・・
もしかしたら日本一のストール専門店
日本一のストールの専門家になっていたかもしれません 笑
もっと早く気づいていればーー!!
といった感じです・・・
つまりスキルの観点で見た時には
僕は完全にハシゴを掛ける場所を間違えたわけです。
7年間ものづくりのスキルを磨き実力が付いたら
一度仕事を辞めても、もう一度同じものづくりの分野を続ける方が
もっともっと自分の強みを強化できます。
でもスキルを中心に生きたを考えた場合は、選択肢が非常に狭くなってしまいます。
ある意味、
選択肢は「ものづくりしかなくなります」(しかも金属加工のみ^^;)。
もし、僕のように実は他のことがやりたいことだとわかったり、気付いた時、
スキルがないので簡単に行き先を変更できなくなります。
これが一つだけにフォーカスすることの大きなリスクだと思います。
この7年間のうちに2つか3つの分野に分散させて
時間を投入していれば、
その場合の方が行き先を変更しやすくなります。
本当は自分はこんなことがやりたい
こんな生き方をしてみたい
こんな仕事をしたい
そういう感情が出てきた時
他のことに集中してして生きてきてしまったことで
逆に身動きが取れなくなってしまいます。
もちろん、
初めから自分の得意なこと
自分の本当にやりたいこと
自分の使命が分かっていれば
こんなことにはなりませんが、
初めからそれが分かることはかなり稀だと思います。
そうなると自分の人生を考えた時に
重要になることは
『私は何にフォーカスするべきか?』
という質問を自分自身の深い深い部分に問いかけることだと思います。
その選択が、大げさでなく
その人の人生を決めると思います。
フォーカスはものすごい力がある反面
大きなリスクもあります。
だからこそ、その前に自分自身が
集中する分野というものは
慎重に選ばなければならないと思います。
じゃあ、どうやって集中する分野を見つければいいのでしょうか?
次回はそのことについてお話したいと思います。
PS.
今日はスキルという観点で見た時の話なので
少し偏りがありますが、僕の実体験から常に感じていることです。
PPS.
本当にやりたいこと
本当に得意なこと
本当に自分が求めている生き方
こういったものが早く見つかれば見つかるほど
素晴らしい人生が送れるのではないでしょうか。
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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