- 2024/10/03
- writer: Moto
彼との出会いがなければ今のNatuaral Loungeはありません!
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
先日山崎も書きましたが9月14日でNatural Loungeは11週年を迎えましたー!
パチパチパチー♪
ありがとうございます!!
これもあなたを始めNatural Loungeストールをご愛用していただいている沢山のお客さんや取引先の皆さん、そして日々支えてくれる家族や友人のお陰です。
もちろん起業当初から何年も続くと信じてこれまでやってきましたが、当時の僕からすると12年目のイメージはできませんでしたね。笑
1日1日、そして1年1年必死に積み重ねているうちに気がついたらあっという間に11週年を迎えたというのが正直なところです。
そしてまだ11年ですが、もちろん良い思い出や苦戦したことも多々あります。
ちなみに僕らが起業したての頃の話は山崎も書いていますが、男性ストール専門店としてスタートさせて全く売れなかった話や、松本PARCOさんでTシャツや帽子を代行で販売していた当時の話は僕らにとって忘れることのない下積み時代の話です。
そしてここ数年は誰もが大変だったコロナや、昨今の円安、物価高など11年という月日の中でも様々なことがあったなと振り返りつつ思います。
円安や物価高はまだまだ継続中ですけどね。
最近の円安にはヒヤヒヤされっぱなしです。苦笑
この11年を書き始めたらとても一回のブログでは足りないし、毎年書いていると同じような内容になりがちなので、今年はインド買付を4年ぶりに再開したということで買付の話を書かせてもらおうと思います。
つい先日までインド買付のブログをお届けしていましたが、改めて僕らの強みの一つは実際に現地に足を運んで直接セレクトをし買付をすることです。
そして、どんな環境で誰がどのようにストールを製作しているかをあなたにお伝えすることも大切にしています。
今でこそ少しでも情報が入ればインド中どこへでも行きますが、もちろん最初はデリーへ行くだけでも緊張していました。
この話もたまにしますが、僕らがインドストールを販売しよう!と決めて最初にインドを訪れたのが2013年のことです。
当時は何も情報がなくて、デリーにあるお土産屋から僕らの買付の歴史は始まりました。
これがパシュミナだよ!!
と言われて買ったストールが実はウール100%だったとか。
当時は?今もやっているかもしれませんがリングストールと言って、指輪にストールを通すパフォーマンスを見せられ、素直な僕らはそれがパシュミナの証拠だと本気で思っていたなんてこともありました。笑
今思えば、Natural Loungeで扱っている厚手以外のほとんどの素材がリングを通りますが、当時はその程度の知識だったんですよね。
パシュミナと思って試しで購入したのが実はウールやウールシルクで、言葉は悪いですがお土産屋の連中にカモられたそんな経験もあります。
え?ナチュラルラウンジの品質は大丈夫かって???
その当時のままなら大問題ですが、お店を始めてからは日本の検査機関に組成検査をしてもらっているのでご安心ください。笑
まあ、インドというとお腹を壊したり、そして犬に囲まれたり色々なトラブルがありますが、僕らにとってはそんな事よりもしっかりストールを仕入れることが第一なので、当たり前ですが仕入れの部分は当時も今も最も気を使うところです。
そして始めこそ山崎とインドでストールをチェックしましたが、それ以降は山崎が販売のために日本に残り、そして僕が一人でデリーに滞在して仕入れをするように分担をしました。
その後僕はインドのサイトをしらみつぶしにチェックしてデリー中のストール関係の会社やお店を訪問しました。
今あの頃くらい時間があれば最高だと思いますが、資金も今ほどない当時は50度近い気温の中1日中手書きの住所と地図を持って歩いて探したこともあります。
(当時インドはスマホが普及していませんでした)
結果的に何百軒というデリーにあるストール関係の場所を訪問しましたが、中には記載されていた住所に会社がないということもあったんですよね。
さらに当時僕が苦労したのはインド人の性格や考え方。
当時はインドに行きたくありません!インドが嫌です!
なんてブログに書いていたほど僕はインドが嫌だったんですよね。笑
そんな感じなので、全てのインドの人に対して警戒心はもちろん疑心暗鬼になっていて、今の何十倍も気を張りながら現地で活動をしていました。
ただこうして話しているだけでもわかると思いますが、そんな状況だと悪い方悪い方に事は運ぶんですよね。笑
インドの環境に慣れない。
そしてインド人も受け付けられない。
今思えばそんな僕がよくインドでやっていたと思いますが、当時の僕を現地で見ていた日本人の買付仲間の一人は、目の下にクマを作って無心で仕事をしている僕を心配してくれていたそうです。笑
有力な取引先や人脈もなく、そしてインドが嫌い。
これがナチュラルラウンジ3年目の頃の僕です。
ただある人との出会いでこの状況が一変します。
インドに3年いてもインド人の知り合いはゼロ。
今は日本人がいる地域には滞在はしませんが、当時は日本人が多く宿泊する宿に泊まっていました。
ただデリー近郊の展示会に行った時に運命の出会いをしました。
それがこれまで多くのストールを生産して僕らに届けてくれているサミールとの出会いです。
サミールはストールを生産してその多くをフランスへ輸出しています。
そんな彼とその展示会で出会ったのですが彼が出展しているブースに僕は一目惚れをしてしまったんです。
ナチュラルテイストで洗練されたデザイン。
こんな素敵なストールがインドにあるんだ!!
今でもその時のお洒落なブースが印象に残っています。
ただ当時オーダーを出来るほどの余裕が僕らになかったので、はじめはチラッと見るだけで具体的な話は出来なかったんですよね。
でもその夜猛烈に後悔をしたんです。
なんでもっと話をしてこなかったんだ・・・・
情けない!!
そう思ったら一睡も出来ず、次の日また展示会に行くことにしました。
そして満を辞してサミールに話しかけます。
それまでデリーで何度も門前払いをくらっていた僕は、また話もまともに聞いてもらえないのではという不安も正直ありました。
ただサミールは落ち着いて僕の話を聞いてくれたんですよね。
ビジネス的には彼にとって全くメリットはなかったはずですが、それでも僕の話を聞いた彼はこう言ってくれたんです。
最初はみんなそうだから。
そして彼は僕らに特別にストールを少数卸してくれると言ってくれました。
その言葉を聞いた時の何とも言えない嬉しい気持ち、そして高まる感情は今でも覚えています。
そこからサミールとの関係がスタートしたのですが、仕事はもちろん彼の家に泊めさせてもらったり、インドの宗教を始め文化、良い部分や悪い部分など公私共に色々彼から教えてもらったんですよね。
そしてサミールは年上なので気がつけばインドの兄のようになっていて、彼の家族も僕にとって大切な存在となっていました。
それからはインドが嫌だと口にすることはなくなりましたね。
愚痴はしょっちゅう言っていますが。笑
そしてサミールと出会った後は最初の3年が嘘だったかのようにインド人の友人や知り合いも増え、同じように取引先も広がっていきました。
たぶん??
いやこれは間違いないことですが、3年目までの僕のままなら今のようにインドの生産者の魅力をあなたに伝えることはできなかったはずです。
昭和の人間と言われてしまうと思いますが、やっぱりどれだけ色々なものが発達しても、人と人のコミュニケーションほど大切なことはないとこの時学んだからです。
こうして何とか11年もインドから素敵なストールを仕入れることができていますが、今の僕らはストール自体の魅力と同時にこの素晴らしいストールを生産してくれる彼らへの思いもあります。
お陰様であなたを始め僕らは本当にお客さんに恵まれているし、そしてそんなあなたへ自信を持ってご紹介できる生産者のみんながいます。
こんなに有難いことはないですね。
素敵な人と素敵な人をストールを通じて繋ぐことができる。
これも11年前には想像できていませんでしたね。笑
今はそれがやりがいになっています。
今の所インドがメインですが近いうちにまたイタリアの生産者も訪問したいですし、この輪を世界中に広げていくことが目標です。
そしてこれから先も今の僕らには想像もできないことが起きるはずですが、悪いことより一つでも良いことが多いことを期待しています。笑
というわけでお陰様で11周年を迎えました。
12年目も相変わらず山崎と共に1日1日やっていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いします!
それでは今日も1日頑張りましょう!
Natural LoungeのMotoです。
先日山崎も書きましたが9月14日でNatural Loungeは11週年を迎えましたー!
パチパチパチー♪
ありがとうございます!!
これもあなたを始めNatural Loungeストールをご愛用していただいている沢山のお客さんや取引先の皆さん、そして日々支えてくれる家族や友人のお陰です。
もちろん起業当初から何年も続くと信じてこれまでやってきましたが、当時の僕からすると12年目のイメージはできませんでしたね。笑
1日1日、そして1年1年必死に積み重ねているうちに気がついたらあっという間に11週年を迎えたというのが正直なところです。
そしてまだ11年ですが、もちろん良い思い出や苦戦したことも多々あります。
ちなみに僕らが起業したての頃の話は山崎も書いていますが、男性ストール専門店としてスタートさせて全く売れなかった話や、松本PARCOさんでTシャツや帽子を代行で販売していた当時の話は僕らにとって忘れることのない下積み時代の話です。
そしてここ数年は誰もが大変だったコロナや、昨今の円安、物価高など11年という月日の中でも様々なことがあったなと振り返りつつ思います。
円安や物価高はまだまだ継続中ですけどね。
最近の円安にはヒヤヒヤされっぱなしです。苦笑
この11年を書き始めたらとても一回のブログでは足りないし、毎年書いていると同じような内容になりがちなので、今年はインド買付を4年ぶりに再開したということで買付の話を書かせてもらおうと思います。
つい先日までインド買付のブログをお届けしていましたが、改めて僕らの強みの一つは実際に現地に足を運んで直接セレクトをし買付をすることです。
そして、どんな環境で誰がどのようにストールを製作しているかをあなたにお伝えすることも大切にしています。
今でこそ少しでも情報が入ればインド中どこへでも行きますが、もちろん最初はデリーへ行くだけでも緊張していました。
この話もたまにしますが、僕らがインドストールを販売しよう!と決めて最初にインドを訪れたのが2013年のことです。
当時は何も情報がなくて、デリーにあるお土産屋から僕らの買付の歴史は始まりました。
これがパシュミナだよ!!
と言われて買ったストールが実はウール100%だったとか。
当時は?今もやっているかもしれませんがリングストールと言って、指輪にストールを通すパフォーマンスを見せられ、素直な僕らはそれがパシュミナの証拠だと本気で思っていたなんてこともありました。笑
今思えば、Natural Loungeで扱っている厚手以外のほとんどの素材がリングを通りますが、当時はその程度の知識だったんですよね。
パシュミナと思って試しで購入したのが実はウールやウールシルクで、言葉は悪いですがお土産屋の連中にカモられたそんな経験もあります。
え?ナチュラルラウンジの品質は大丈夫かって???
その当時のままなら大問題ですが、お店を始めてからは日本の検査機関に組成検査をしてもらっているのでご安心ください。笑
まあ、インドというとお腹を壊したり、そして犬に囲まれたり色々なトラブルがありますが、僕らにとってはそんな事よりもしっかりストールを仕入れることが第一なので、当たり前ですが仕入れの部分は当時も今も最も気を使うところです。
そして始めこそ山崎とインドでストールをチェックしましたが、それ以降は山崎が販売のために日本に残り、そして僕が一人でデリーに滞在して仕入れをするように分担をしました。
その後僕はインドのサイトをしらみつぶしにチェックしてデリー中のストール関係の会社やお店を訪問しました。
今あの頃くらい時間があれば最高だと思いますが、資金も今ほどない当時は50度近い気温の中1日中手書きの住所と地図を持って歩いて探したこともあります。
(当時インドはスマホが普及していませんでした)
結果的に何百軒というデリーにあるストール関係の場所を訪問しましたが、中には記載されていた住所に会社がないということもあったんですよね。
さらに当時僕が苦労したのはインド人の性格や考え方。
当時はインドに行きたくありません!インドが嫌です!
なんてブログに書いていたほど僕はインドが嫌だったんですよね。笑
そんな感じなので、全てのインドの人に対して警戒心はもちろん疑心暗鬼になっていて、今の何十倍も気を張りながら現地で活動をしていました。
ただこうして話しているだけでもわかると思いますが、そんな状況だと悪い方悪い方に事は運ぶんですよね。笑
インドの環境に慣れない。
そしてインド人も受け付けられない。
今思えばそんな僕がよくインドでやっていたと思いますが、当時の僕を現地で見ていた日本人の買付仲間の一人は、目の下にクマを作って無心で仕事をしている僕を心配してくれていたそうです。笑
有力な取引先や人脈もなく、そしてインドが嫌い。
これがナチュラルラウンジ3年目の頃の僕です。
ただある人との出会いでこの状況が一変します。
インドに3年いてもインド人の知り合いはゼロ。
今は日本人がいる地域には滞在はしませんが、当時は日本人が多く宿泊する宿に泊まっていました。
ただデリー近郊の展示会に行った時に運命の出会いをしました。
それがこれまで多くのストールを生産して僕らに届けてくれているサミールとの出会いです。
サミールはストールを生産してその多くをフランスへ輸出しています。
そんな彼とその展示会で出会ったのですが彼が出展しているブースに僕は一目惚れをしてしまったんです。
ナチュラルテイストで洗練されたデザイン。
こんな素敵なストールがインドにあるんだ!!
今でもその時のお洒落なブースが印象に残っています。
ただ当時オーダーを出来るほどの余裕が僕らになかったので、はじめはチラッと見るだけで具体的な話は出来なかったんですよね。
でもその夜猛烈に後悔をしたんです。
なんでもっと話をしてこなかったんだ・・・・
情けない!!
そう思ったら一睡も出来ず、次の日また展示会に行くことにしました。
そして満を辞してサミールに話しかけます。
それまでデリーで何度も門前払いをくらっていた僕は、また話もまともに聞いてもらえないのではという不安も正直ありました。
ただサミールは落ち着いて僕の話を聞いてくれたんですよね。
ビジネス的には彼にとって全くメリットはなかったはずですが、それでも僕の話を聞いた彼はこう言ってくれたんです。
最初はみんなそうだから。
そして彼は僕らに特別にストールを少数卸してくれると言ってくれました。
その言葉を聞いた時の何とも言えない嬉しい気持ち、そして高まる感情は今でも覚えています。
そこからサミールとの関係がスタートしたのですが、仕事はもちろん彼の家に泊めさせてもらったり、インドの宗教を始め文化、良い部分や悪い部分など公私共に色々彼から教えてもらったんですよね。
そしてサミールは年上なので気がつけばインドの兄のようになっていて、彼の家族も僕にとって大切な存在となっていました。
それからはインドが嫌だと口にすることはなくなりましたね。
愚痴はしょっちゅう言っていますが。笑
そしてサミールと出会った後は最初の3年が嘘だったかのようにインド人の友人や知り合いも増え、同じように取引先も広がっていきました。
たぶん??
いやこれは間違いないことですが、3年目までの僕のままなら今のようにインドの生産者の魅力をあなたに伝えることはできなかったはずです。
昭和の人間と言われてしまうと思いますが、やっぱりどれだけ色々なものが発達しても、人と人のコミュニケーションほど大切なことはないとこの時学んだからです。
こうして何とか11年もインドから素敵なストールを仕入れることができていますが、今の僕らはストール自体の魅力と同時にこの素晴らしいストールを生産してくれる彼らへの思いもあります。
お陰様であなたを始め僕らは本当にお客さんに恵まれているし、そしてそんなあなたへ自信を持ってご紹介できる生産者のみんながいます。
こんなに有難いことはないですね。
素敵な人と素敵な人をストールを通じて繋ぐことができる。
これも11年前には想像できていませんでしたね。笑
今はそれがやりがいになっています。
今の所インドがメインですが近いうちにまたイタリアの生産者も訪問したいですし、この輪を世界中に広げていくことが目標です。
そしてこれから先も今の僕らには想像もできないことが起きるはずですが、悪いことより一つでも良いことが多いことを期待しています。笑
というわけでお陰様で11周年を迎えました。
12年目も相変わらず山崎と共に1日1日やっていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いします!
それでは今日も1日頑張りましょう!
コメント
Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
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2021年 (365)
2020年 (366)
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2018年 (362)
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2016年 (353)
2015年 (374)
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