- 2019/11/01
- writer: 山崎拓
水
先日、ある本を読みました。
その本は「水」に関する本なのですが、水がいかに人の健康に密接に関係しているか?ということが詳細に書かれています。
きっとこれを読んでくれているあなたも、人間の体の75%から80%は水でできていて水が人の体に欠かせないものということはよくご存知だと思います。
僕も水はもちろん、健康関連については昔から色々と調べているので、人並み以上には気をつけている分野だと思っています。
最近では取り入れる水のphも気をつけるようにしていて、自宅の水道には整水器を取り付けています。1日に飲む水の量やタイミングなども今まで色々と試してきて、今のところ自分の体にとってこれがベストだろうなーというものもわかってきています。
なので、この分野に関しても割と情熱を持っています^^
一方、この本にも書いてありましたが、水に関して正しい知識や意識を持って体に取り入れている人は結構少ないんじゃないかな?とも思います。
僕の周りの人や友人などでも体に良い水を意識してとっているという人をあまり見たことがないんですね。
そこで今日は今回僕が読んだ本の中から、水が人の体にいかに役立っているか?ということについてご紹介していきます。
書籍:病気を治す飲水法 著 バトマンゲリジより抜粋
ーーーーーーーーー
「溶媒(水)が、そこに含まれる溶質(固体)の作用を含む、全ての体の働きを制御している」
これが私たちを予防医学の従事者へと変えしむる、人体に関する新しい科学的真理である。
体の水代謝が乱れれば、水の供給と制御にからむ特殊な機能も乱れてきて、色々な信号が出てくる。体のどんな働きも、十分な水の量に調整され、関連づけられている。
水を飲むことが、適切な水の量ばかりか、そこに含まれる分子(ホルモンや伝令化学物質)が生命維持器官に届く、唯一の方法である。
そのようにすれば、体に利用できる物質を生産する器官は、脳が決める割り当てに応じて生産し、解放するだけですむ。不足している部分に届いた水は、重要な身体的、科学的な制御機能を発揮する。
この見方によれば、何よりも水を飲んで供給することが大切である。制御役である神経伝達系(ヒスタミンとその従属物質)は、体に必要な水が巡っている限り活発に働く。薬を使ってその働きをブロックしてはならない。その目的を理解し、飲む水の量を増やすことによって目的を満たすべきなのである。
人は大人になると、だんだんと渇きを感じなくなるので、ますます慢性的な水不足に陥る。
老化とともに、体細胞の水量は、細胞内と細胞外の比率が1.1から0.8まで激減する。
飲む水が細胞の働きに必要な水の量を提供するので、飲む水の量が減れば、細胞の働きにも影響が出る。細胞内に水不足が起きる理由がそこにある。色々な水不足の警戒警報を理解せずにいれば、慢性の水不足が病に等しい症状を起こし、水を求める体の叫びは「異常」と解されて、薬で処理されることになる。
体は水が存分に利用できる環境でも水不足に陥る。水を求める渇きの感覚を失うからだ。水が必要であることを意識しないので、老化とともに、ますます慢性水不足に陥る。
喉が乾けば、茶やコーヒー、酒類を飲めばいいという考えが、さらに混乱を呼んでいる。
これは広く共通する誤解だ。
喉の渇きは水不足の最後の信号であり、喉が乾いていなくても体は水不足に陥るのである。さらに悪いことに、老人は喉が明らかに乾いていても、渇きを感じて満たそうとしない。
水の作用
水には溶媒と運搬以外にも多くの性質がある。
・体のすべての代謝機能に欠かせない加水分解の働き
化学反応が頼っているのは水である。種子を発芽させ、新しい植物へ成長させるのにも似た生化学作用がそれである。
・細胞膜での働き
細胞膜に浸透する水の流れから電力が作られ、ATP(アデノシン三燐酸)とGTP(グアノシン三燐酸)という、二代細胞バッテリーに蓄えられる。ATPとGTPは人体の化学的エネルギー源であり、特に神経伝達のさいに分子交換に使われる。
・細胞の構造を繋ぐ接着剤に似た働き
水はニカワのように細胞膜の固形部を結合し、高い体温の下でも「氷」のように固める作用を持っている。
・脳の情報伝達に使われる
脳で生産された物質は、水に乗って、神経終末部の目標地点にたどり着き、情報の伝達に使われる。神経には、情報を梱包して流す「極微細管」と呼ばれる微細な水路が存在する。
・蛋白質と酵素の働きを加速する
体内蛋白質と酵素は、あまり粘り気のない溶液の中で有効に働く。細胞内に存在する受容器も同じである。蛋白質と酵素は粘り気の多い溶液の中では有効に働かない。
このように、体のあらゆる機能を調節しているのは水である。体の溶媒たる水が、そこに含まれる溶質の働きを含め、体内のあらゆる機能を調節しているのである。
ーーーーーーーーーーー
いかがでしょうか?
少し専門用語が多く、難しい印象を受けるかもしれませんが、水が人の体にとっていかに大切か?ということがよく分かると思います。
ちなみに、この本の著者は以下のような飲水法を推奨しています。
・1日あたり体重の30分の1リットルを飲む
・毎食30分前にグラス1杯、2時間半後にグラス1杯
・酒、コーヒー、紅茶などカフェイン入りの飲料は水に数えない
僕の場合はこれとはまたちょっと違う水の飲み方をしていますが、まだ水を意識して飲んでいない方は一つの参考にしてみても良いと思います。
この本にも書いてありましたが、大事なことは「喉の渇き」というのは体が水を欲している最後の信号ということ。喉の渇きが起きた時には体の中は脱水症状が起きているといわれます。
暑い夏場には水分を定期的に取ることはよく言われますが、秋冬は特に意識をしないと夏に比べても水分の摂取量が減ってしまうはずです。
この本を読み、僕もあらためて水を飲むことの大切さを意識させられました。
ちょっと喉乾いたなー
と感じるその前に!
コップ一杯の水を飲むことを心がけていきたですね!
コメント
「水」への2件のフィードバック
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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10年以上前の記事
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水に関しての多くの情報ありがとうございました。
私も水野大切さを常日頃感じております。
1日2リットルは必要と聞きますが、なかなか・・・
夏は頑張って何とか飲めるのですが、今の時期は1~1.2リットルが
とれるかどうかです。1日、こまめに飲むようにしています。
健康には欠かせないものですから。喉が渇く前に飲みたいですよね。
何事も日々の心がけ大切ですね。 鈴木陽子
鈴木さん
コメントありがとうございます!
水、めちゃめちゃ大事ですよね。
おっしゃるように夏場はよく摂れるのですが、今の時期は本当に意識しないと飲むのを忘れてしまいまうと思います。
僕の場合は水の飲む量とタイミングも習慣化して必ず飲むようにしています^^
いつもありがとうございます!
山崎