『二人の男』

2016/04/02
writer：山崎拓
- ストールファッション

25年前の美しい春の夕暮れ時、
２人の若者が同じ大学を卒業しました。

彼らはとても良く似ていました。

二人とも平均的な学生よりも優秀で、おしゃれで雰囲気も良く、
将来に向けて情熱的な夢に満ちていました。

最近、この二人は25回目の同窓会で大学にやってきました。

彼らは相変わらずよく似ていました。
仕事で出世して、重要な役職についていました。
二人とも結婚もしていました。

しかし違いもありました。

一人は結婚してからというもの
ファッションに気を使うことが少なくなり
周りの友人からは、
「昔は格好よかったのにね・・・」
「歳とったね」
と言われることが多くなりました。

会社の若手からはダサいおじさん扱いをされ、
奥さんにも、少しはお洒落したら？
と言われることもありました。
昔抱いていた愛情などすっかり無くなり
まるでただの同居人のような夫婦関係になってしまいました。

外へ出ることも少なくなり、新しい出会いや刺激もなく、
最近は生きていることに意味を感じなくなってきました。

しかし、もう一人はというと。

相変わらずお洒落で品格もあり、
とても若々しく情熱的に毎日を生きていました。
周りの友人からは
「相変わらず格好いいね！」
「全然変わらないね！」
「センスがいいね」
と言われます。

会社の同僚はもちろん、若手社員からもお洒落について
アドバイスを求められることもあります。

お洒落であることも高じて、会社の広告塔として
テレビに出演することも度々あります。

さらに夫婦関係もとても良好です。
休日は２人でいつもデートに出かけます。

外に出ることも多く、
歳をとってからも新しい人との出会いもあり、
刺激を受け、まだまだ成長していく実感があります。
毎日がとても充実し、
生きることが楽しくて仕方ありません。

この二人の違いは一体何なのでしょうか・・・？
一体何がこの二人の命運を分けているのでしょうか？

その違いは、

生まれ持った才能の違いではありません。
懸命な努力によって生じるものでもありません。

その違いは、

何歳になってもお洒落に対して気を使っているかどうか

の違いです。

お洒落に気を使っていると、自然とアンテナが張り、
ファッションの感度が磨かれ、
歳をとればとるほど洗練されたスタイルになっていきます。

さらに自分のスタイルが確立され、
自分に似合う服装が分かるようになります。

また、自分の服装を客観的に評価できるようになるので、
おかしな服装になったり、ダサいファッションになることがありません。

周りの人に褒められることも多くなり、自信がつきます。
自信があるので、堂々と振る舞うことができます。

これは歳をとればとるほど大きな差になります。

結婚したり、
子供が生まれたりすると、どうしてもファッションへの関心は薄れてきます。

だから、ファッションに気を使っているかどうか、ということが、
人生において年齢を重ねれば重ねるほど大きな違いになるはずです。

・・・・

この話は半分ほどフィクションですが、、、

先日、近くの大学で卒業式がありました。
そのときにご来店された男性のお客さんと話していて、
こんな話しを思いつきました。

その方も、
ストールに出会っていない人生と、今の人生、どっちがいいか？
と聞かれたら、、、、

絶対こっちでしょ！！

と言っていました　笑

その理由が先ほどのような話です。

実際その方は４０代後半ですが、めちゃめちゃおしゃれで素敵な男性です。
（実際にテレビにも出演されています）

何歳になってもお洒落に気を使う。
特に男性にとっては簡単なようで難しいことだと思います。

僕もおじいちゃんになっても意識していきたいと思っています。
あなたもぜひ意識してみてください^^

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。