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『 天然繊維の扱い3 』

おはようございます。
Natural Loungeのノリです。


今回も天然繊維品の取扱い方についてお話します。

テーマは「保管」です。


服や帽子、小物などどのように保管していますか?
特に、大切なものをダメにしてしまわないように気をつけていることはありますか?


ウールやシルクの天然繊維で、
化学繊維より注意が必要なことは 「 虫 」 です。

タンパク質繊維、特に羊毛、毛皮は最も虫害を受けやすく、絹も食害されます。

主な害虫は、
甲虫類のヒメカツオブシ虫、
ヒメマルカツオブシ虫、
蛾類のイガ、
コイガです。


ヒメマルカツオブシ虫は日本に非常に多く、羊毛を食害し、
コイガは毛皮を、ヒメカツオブシ虫は絹をよく食害します。


これらの昆虫はすべて、卵がふ化してから幼虫となり、成虫となり産卵します。
食害が最もはなはだしいのは幼虫期です。
幼虫期の長いものほど、その被害は大きいといわれます。

基本的な活動としては、
ヒメカツオブシ虫とヒメマルカツオブシ虫は
秋以降、温度が下降するに従って活動が鈍ります。
ヒメカツオブシ虫は1日の平均温度10℃以下、
ヒメマルカツオブシ虫は4℃以下になれば
ほとんど静止状態になって食害を停止し、冬眠に入って越年するといわれています。

幼虫の食害期間は3〜11月の長期にわたり、
温湿度の高い6〜10月は最も盛んといわれます。

しかし、気密性が高まり、冬も暖かく過ごせるようになった現在は、
年中危険性があると考えるべきです。
地域の気候によっても温度が違いますから
あなたの住んでいるところで気温がどのように変化しているか、
そこから虫の活動期間=特に危険な期間を意識してみてください。


皮脂などで汚れている衣服、食べこぼし、牛乳、果汁などの付着した衣服は、
清潔な衣服より食害されやすいです。


まず、綺麗な状態に保っておくことが重要なポイントです。


次回も引き続き、保管についてお話ししますね。


P.S
以前に、大事な洋服を虫に食われ残念な思いをしました。

虫もおいしいもの、おいしくないものを
ちゃんとわかっているんですね。

大切にしたいものほど、虫も狙っている。
だからこそ、愛着を持ってきちんとケアをしてあげましょう。

私も然り、です。
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ノリ
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2014.01.09

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