『負けられない戦い』

2015/09/24
writer： Moto
- ストール
- 買付や原産国について

インド、デリーより

こんにちは。
Natural LoungeのMotoです。

8月末から仕入れ続けていたストールを
月曜日に発送手配をして、ようやく少し落ち着きました。
前回発送では、少しトラブルがあったので
今回は何事もなく日本に届いてほしいです。真剣

さて先日の取引先での出来事がちょっと面白かったので
今日は書きたいと思います。
僕達の仕入れスタイルは大きく分けて
メーカーにオーダーするか、卸に行ってストールを買付します。

先日は卸に行って来たのですが
その会社には世界中のバイヤーが毎日のように来ています。
僕もそこに混ざって買付をするのですが、
やっぱり良いストールって国籍関係なく皆良いと思うんですね。

ただ、数が無限にあるわけではないので早いもの勝ちの部分もあるんです。
そんな状況の中で、探り合いが始まります。

あのフランス人バイヤーは何枚選ぶのだろう。
あの色のストールは後何枚残っているんだ？
あーなくなったー。

そんな事を皆が心の中で思いながら自分が欲しいストールを確保していきます。
僕の場合は大量のストールを選ぶ訳ではないので
通常はニコニコしながら、それ2,3枚もらってもいいかな？
なんてちゃっかり確保しますがこの時は違いました。

その日はたまたま売れ筋ストールが入荷されたのですが
そのストールは1000枚入荷しても、
人気色は即日なくなってしまいます。

僕は運良く一番にそのストールを見る事が出来たのですが
スタッフ10人と他のバイヤーに囲まれながら
選ぶという何とも緊張感のある買付になりました。
公開試験みたいな感じですよね。笑

この日本人は何枚買うんだ！
その色は残しとけよ！

皆笑顔で談笑していますが
少しずつプレッシャーをかけてきます。笑
スタッフも、一度選んだ色は後から再追加できないから。
とプレッシャーをかけてくるんですね。

ストールを仕入れるのにそんな心理戦が繰り広げられるんですよ。
気分は勝手に日本代表ですよね。
僕は一番始めに選ぶ選択権を持っていたので余裕の買付になりましたが
もうその光景はストール・ワールドカップですよ。
全然皆遠慮しないですからね。笑

そこまでしても
結局お客さんが購入してくれるかが一番の問題なのに
こんなちっちゃーな戦いもインドで繰り広げられています。笑
普段の仕入れでこういう事はほとんどありませんが
なかなか面白い体験だったのでメルマガに書かせてもらいました。

ちなみにその日はフランス代表の圧勝でした。笑

それでは今日も一日頑張りましょう！

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。