『1枚しかないんです！』

2016/02/03
writer： Moto
- ストール

先週インドから帰国して毎日松本のお店にいます。
お店では僕より一足先に、インドから届いたストールと
直接運んで来たストールの品質確認をして
店頭やインターネット、卸にだせる準備をしています。

今回の買付では
シルク素材のジャガード織ストールと
ウールシルク素材のプリントストールをメインに買付けていますが
1枚1枚仕入れた時の状況や、
実際にお客さんに巻いてもらった時をイメージしながら確認しています。

そしてNatural loungeストールのほとんどが
一枚ものや数量限定品なので

「もうこのデザインは手にはいらないなー」

「この色も入手困難」

と一人でブツブツ言いながら確認をしています。
多分あなたが横で聞いていたら気持悪いと思いますよ。笑
愛着がありすぎて困ります。

先日も届いたばかりの1枚しかないストールを
山崎が欲しいと言っていたので我慢してもらいました。笑
ただでさえ、インドで他の国のバイヤーと競合の末仕入れているのに
あなたの手に届く前に、身内にもっていかれたらたまりません。笑

だって1枚しかないですからね。

同じデザインや色のストールを何枚も揃えられれば良いですが
日本に何百、何千枚同じストールがあるよりも
日本に1枚、または数枚しかないというのも良いですよね^^

1枚しかないといえば
昨日ご来店頂いたお客さんに
世界で1枚しかないストールを選んで頂きました。

世界で1枚！！？と大袈裟かもしれませんが
そのストールは
インド・カシミール、標高4000m以上で採れたカシミア山羊の原毛から、
全て手作業で作られた一点ものです。

原毛から手で糸を撚り、
その糸を使って何日もかけて手織機で織られたカシミアストール。
そして熟練の刺繍職人がそのカシミアストールに何週間もかけて
施した超繊細手刺繍は、インドストールの最上級品です。

文句のないストールですが
やはり1枚しかないという所が魅力の一つでもあると思います。
直接買付に行っても入手困難なので
なかなかバイヤー泣かせのストールではありますが
僕自身そのストールの魅力にはまってしまっています。

僕達は決して大きなお店ではないので、
量産品をたくさん仕入れて販売するということがなかなかできません。
ただ、小さいお店だからできること、

それは一点ものや、数量限定品をたくさん扱える事だと思います。

こんなお店なので、よくお客さんから
このストールはもう在庫ないの！？
と問い合わせを頂きます。その度に

「1枚しかないんです！」
「いつ再入荷するかわかりません！」

とお応えしていますが
この1枚しかないという所も楽しみながら
僕達とお付き合いしていただければ嬉しいです。

そして、もうこのストールないの？
とあなたに言ってもらえる様なストールを
これからどんどん増やしていけたらと思います。
楽しみにしていてください！

「『1枚しかないんです！』」への3件のフィードバック

匿名 2016年2月6日 12:21 午前

買い付け、お疲れ様でした
無事帰られて、良かったです(*^^*)

１点物って、本当に魅力的ですよね(*^^*)

記事に出てくるカシミアストール１点物見てみたかったです(*^^*)
芸術品ですよね♪

返信 ↓
1. Moto 投稿作成者2016年2月8日 6:05 午後
  
  ういろうさんコメントありがとうございます。
  久しぶりの日本を満喫しています^^
  
  一点もの本当に興味深いです。
  ” 伝統工芸品” というと、現代のファッションには取り込みずらい
  印象を僕は持っていました。
  ただ、カシミールの手刺繍を見る様になってからは
  その繊細な刺繍や、デザイン性にすっかりはまってしまっています。
  何百年も前から続いている技術なのに
  今尚、世界のファッションに影響を与えていると思うと、
  やはりすごいですね。
  
  同じストールはもうありませんが
  手仕事のカシミアストールは
  お店にあるので、是非見にきて頂ければと思います。
  
  Moto
  
  返信 ↓
匿名 2016年2月6日 12:24 午前

追伸ういろうm(_ _)m でした

返信 ↓

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。