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それは本当に人が悪い?

Is that really a bad man?



少し前、仕事であるミスがあることが発覚しました。



その瞬間は、
うわー、やっちまった・・・


という感じでした。


ちょっと具体的にはお話しできないのですが、この手のミスというのは実は前にも一度起こったことがあるんです。


それに対しては是正をして、再発防止をしたのですが、また今回別の内容で問題が発覚したんですね。


もちろん、これに関してもMotoと再発防止策を話し合い、問題の是正に取り組みました。


今はこういうミスに対してすぐに対策をとれるようになりましたが、昔はなかなか有効な対策を取れませんでした。(今でも難しいと感じることはありますが^^;)



僕が昔ものづくりの会社に勤めていたとき、こういった作業ミスというものがやはり発生することがありました。


それは自分自身がやってしまうことはもちろん、他の作業者がミスをしてしまうこともあったのですが、こういったミスが発生したときに、昔の僕の反応はこういう感じでした。



自分がミスったときは、
俺が確認しなかったのがいけないんだ・・・

誰か他の人がミスをした場合は、
アイツがもっとちゃんと仕事に集中していればこんなことにはならなかった
など。


そんな観点で問題を見ていました。


なので、自分がミスれば自分を責め、他人がミスれば他人を責める、といったようなどうしようもない反応をしてしまっていたんですね。


つまり問題が起こったときに、それはその人が引き起こしていると思っていました。



でも色々な問題が発生し、それに対して是正処置や再発防止対策をしていくうちに、これは人の問題ではなく、システムやプロセスの問題だ、ということに気がつきました。


なぜなら人を問題と捉えていると、間違いなくその問題はまた再発するからです。



人の問題とせずに、システムやプロセスの問題として考えると、改善するべきことが人から離れるので、より客観的で有効な対策を取りやすくなります。



例えば、手動で時計のネジを締める作業について考えてみると。

A君は頻繁にネジを締め忘れることがある。
これをA君の問題だと考えていると、A君を教育し直すか、A君はその作業をやめてもらいB君にその作業をやってもらう、ということを考えるかもしれません。



でも、これをシステムやプロセスの問題として捉えると。


そもそも教育する手順が確立されていかなったかもしれませんし
教育後の適正を測るプロセスがなかったかもしれません
もしくはネジが締まりきっていないとアラームが鳴る仕掛けを作るとか
電動のネジ締め機械を使ってネジ締め忘れが永遠に起こらないようにするなど・・・


全く違う解決策が出てくるようになります。


もちろん、問題を引き起こしてしまった人も過度に責められることがないので、安心して仕事に取り組めます。

むしろ、上司や会社からするとシステムやプロセスの問題を顕在化してくれてありがとう!というくらいかもしれません 笑


目指すべきは誰がやっても問題が起こらないシステムやプロセスを確立することだと思います。


問題やミスが起こったとき、それは本当に人の問題なのか?
そう考えるだけでも全く違った観点で物事が見れるようになるかもしれません。


僕らもこういった視点で日々の問題に向き合っていきます。



それでは今日も1日ベストを尽くしていきましょう!





PS.
最近これは子育ても通じることだなーと感じています。

この子が悪い!なんでこんなことができないんだ!
という前に、
親(僕ら)はきちんとそのことを教えただろうか?
そもそも親(僕ら)はそのことができているだろうか?
それをする理由、してはいけない理由をきちんと説明しただろうか?
と考えるべきだな、と。

子供の問題ではなく「教育システム」「教育プロセス」の問題かもしれませんね。





コメント

それは本当に人が悪い?」への2件のフィードバック

  1. Avatar匿名

    「ミスを人の問題ではなく、システムやプロセスの問題と考える」。そんな考え方があるとは、今まで全く気がつきませんでした。確かにそう考えて解決策を探す方が効率がいいと思います。
    昔働いていた職場(弁当・惣菜製造)では、ミスが多かったり手が遅かったりする人に対して、リーダーは頭ごなしに怒っていました(。>д<)でもそれだと怒られた人は、どう対処したらいいのか分からないんですよね。そして「私には無理だわ」と辞めていく人を何人も見てきました。全く解決になってなかったんですね。
    今後私がリーダーの立場になることがあるならば、今日のブログの内容を思い出して、よりよい問題解決ができるような人になりたいです。よい話題をありがとうございました。

    返信
    1. 山崎拓山崎拓 投稿作成者

      コメントありがとうございます!
      やっぱりそういう状況ありますよね・・・
      特に製造業では多いと思います。特に怒られたり、言われたりする人にはどうしようもないこともあります。
      そんな時はやっぱり仕組みの問題だと思うんです。

      僕もまだまだつい人が悪いと思いそうになることもありますが、できる限り客観的に物事を見るように心がけています。
      問題は常日頃起きますし、100%なくなることはないと思いますが、できる限りのことをしていきたいですね!

      山崎

      返信

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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2017.07.01

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