ファッションは我慢なんだよ。

2019/11/05
writer： Moto
- ナチュラルライフ

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

寒い！
僕が暮らしている長野県木曽の今朝の気温は5度。
今年は暖かな日が続いていますが、そうは言っても気温が一桁台になると体にこたえます。
だいたい5度って地域によっては冬の気温ですよ。笑

木曽は真冬の一番寒い時で気温がマイナス15度にもなるので、まだまだここから気温が下がると思うと恐ろしいです。苦笑
生まれた時から何年も暮らしていますが未だに慣れないですからね。笑

先日お店に来てくれた三重県のお客さんが三重県の気温がマイナスになることはほとんどないと言っていましたが同じ日本でも全然違います。

あなたの暮らしている街はどうですか？
（人生で一度は気温がマイナスにならない場所で暮らしてみたいです。笑）

そう思えば中学生の頃、当時読んでいたファッション雑誌には真冬なのにジャケット1枚のモデルや街頭のお洒落さん達がのっていたんです。

もちろん地方の中学生にとって東京のファッションは流行の最先端なので、仲の良い友達たちとその真似をして真冬にジャケットを着て出かけたんですよね。

そうしたらもう寒くて寒くて。
凍えて死ぬかと思いました。
ジャケットもペラペラの中学生が買えるレベルなので見た目だけで防寒の機能はほぼゼロ。

東京の人たちはこんな寒さでも我慢して着てんだな。
ファッションは我慢なんだよ。
そうだよな。

でも寒いね。
うん・・・。

駅員のいない田舎の無人駅のベンチで、坊主頭のおにぎり達が歯をカタカタさせながら電車を待ったんですよね。
今となってはそれも良い思い出ですが、当時の自分たちに今の僕が言えることはただ一つ。

君達そもそも気温が違うんだよ。笑

その時友達が言ったファッションは我慢なんだよ。は未だに僕の中で名言ですが、それもあの極限の寒さの中で発した一言だったから余計説得力があったのかもしれません。笑

そしてその後も真冬にジャケットだけを着ることがあったかというと・・・
もう二度と着ることはありませんでしたよね。笑

今朝の寒さを感じて、今日のメルマガは昨年訪れたカシミア山羊生産者の話をしようとしたのに、またいつものように話が脱線してしまいました。
すみません・・・。

とにかく最近ようやく秋らしくなり気温が低い日が増えてきました。
昼夜の温度差の大きい季節なのでくれぐれもその気候に合った服装でお洒落しながら体調に気をつけていきましょう。笑

去年の8月。
日本は30度を越える日が続いる中、インドのカシミア山羊生産者が暮らす村は氷点下になっていました。
今でも寒くなってくると現地でのことが頭に浮かびます。

できることなら毎年カシミア山羊生産者を訪ねたいところですが今年は行くことができなかったので、次回メルマガでは当時を振り返りつつNatural Loungeで扱うカシミアストールの原毛がどのような所で生産されているのかご紹介したいと思います。

それでは今日も1日頑張りましょう！

「ファッションは我慢なんだよ。」への4件のフィードバック

匿名 2019年11月5日 1:15 午後

木曽路はすべて山の中…
そんな小説を思い出しました。きっと寒いんでしょうね。
都会に暮らす私には、しばれる寒さが、よくわかりません。逆に憧れでもあります。ここ2〜3日朝晩は少し冷えますが、日中、日が当たると半袖でもちょうど良く、大好きなストールを長い間巻きたい私としては、羨ましい限りです。
インドでは40度近く、日本では−15度ですか。大変ですが、身体に充分気を付けて頑張ってくださいね。
堀田より

返信 ↓
1. Moto 投稿作成者2019年11月6日 10:09 午前
  
  堀田さん
  島崎藤村ですね♪
  木曽路はすべて山の中、あるところは岨づたいに行く崖がけの道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた。
  明治維新前後を舞台にした小説の書き出しですが、今もほとんど変わりません。笑
  あるのは自然のみ。小さい頃は都会に憧れましが今はいっそこのくらい自然の中も良いなと思っています。寒すぎますけどね。笑　
  ぜひ機会があれば長野県の寒さを体感しに来てください！
  本当に急に寒くなってきました。お身体に気をつけてお過ごしください。
  Moto
  
  返信 ↓
匿名 2019年11月6日 10:02 午後

こんにちは
インドのカシミール自治権廃止から３ヶ月たちますが、業界的にはまだ影響がでていませんのですか？
周囲の山々の頂上が白くなり始めました。寒さには慣れてきましたが、積雪はそこに住む人にとっては邪魔ですね。

返信 ↓
1. Moto 投稿作成者2019年11月7日 10:43 午前
  
  こんにちは。
  ご存知の通りカシミールは政治上非常に複雑な地域で、もう何十年も様々な問題が起きています。今回の自治権の廃止で、今まで守られていたカシミール独自の経済に他の州からも資本が入るようになることで、少なくとも近い将来カシミールの産業の形が変わるのではと言われています。今でさえ高度の技術を持つ熟練の職人が減ってきている中で今後影響が出てきそうです。今もインド人と連絡を取りながら現地の様子を確認していますが、直近で影響があるとすれば来年あたりから出てくるかもしれません。
  Moto
  
  返信 ↓

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。