『壊れる＝新しいモノを買う　前に』

2014/01/16
writer： Moto
- ナチュラルライフ

こんにちわ。
Natural Loungeのモトです。

以前知り合いの革屋さんに行った時の話です。

20代の女性が財布の修理でお店に来ました。
その財布はかなり使い込んでいるもので
その女性も直せたら直したいけれど、
だめなら仕方ないという感じでした。

ダメもとで店を訪れたそうで、
財布をみてもらっているうちも不安そうにしていました。

でもそこはプロの仕事。
壊れている部分をしっかり見極めて
次に同じ箇所が壊れない様にすぐに修理してしまいました。
修理後は壊れてしまった原因と箇所、
その財布の持つ癖を丁寧に女性に説明し、
引き渡していました。

一度諦めようとした財布が直った女性はもちろんとても嬉しそうに
お礼を言って帰って行きました。

こんな人によっては当たり前の光景ですが
革屋のオーナーさんは、
壊れた財布や鞄を直して大切に使い続ける人が減ってきているという話を僕にしてくれました。

安価なものが増えてきている事で使い捨てになってしまっていること、
そして最近は壊れたら新しいものを買う、
直すという意識が薄くなってきていると。
そして、モノに対する知識もそうです。

ただしそれ以前に壊たり、
ダメになった時に直すという発想にならないのではないかという
話しにもなりました。

『そこで捨てちゃうと
　せっかく直せば手に入れられた知識も、
　そのモノの性格も知らずに終わっちゃうからもったいないんだけどね〜』

こんなオーナーさんの言葉が印象に残りました。

モノにもよりますが
壊れたらすぐ買い替えではなくて『直す』ことは、
そのモノの事をより深く知る良い機会になるかもしれません。

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。