- 2017/03/06
- writer: 山崎拓
ここが好き!
先日、新潟に出張に行ったときのこと。
僕は少し時間ができるとスタバに入って仕事をするのですが、この日も移動時間の合間に相変わらず安定のスタバにお世話になりました^^
しかし、どこへ行ってもスターバックスのクオリティーは凄い。
正直僕はコーヒーの味が美味しいとか美味しくないとか、そういうことはあまり気にしていません。というか良く分かりません 笑
(スタバに行っても100%グレープフルーツジュースとか頼むときとかありますし)
じゃあなぜスタバが好きかというと、この環境が好きなんですね。
スタバの定員さんはどこへ行っても真心ある丁寧な接客をしてくれます。気持ちの良い挨拶に笑顔も素敵です。そんな対応についこっちもつられて笑顔になってしまいます 笑
ちょうどこの時はカウンター席に座ってこのメルマガを書いてたので、普段テーブル席に座っていると見えないものも見えてきました。
動きも常にキビキビしています。お客さんがいればもちろんですが、あまり店内にお客さんがいないときでもその動きは変わることがありません。きっと時間があるときにも忙しくなったときに備えてきっちりと準備をしておくという習慣ができているんだと思います。
もちろん、忙しいときにはフル回転で対応しています。
そしてすごいのは、誰か一人がそういう対応するのではなく、全員が機敏な対応をするんです。
さらに、スタッフ同士の関係もとても良さそう。(これは中に入らなければ本当のところはわかりませんが、なんとなく雰囲気は伝わってきますよね)お客さんだけでなく、フタッフに対しての接し方も好感が持てます。仕事をしている姿も楽しそうです。
きっと会社側もスタッフが働きやすい環境をしっかりと整備しているのだと思いますが、それだけでなく、スタッフの方自身が主体性を発揮して、顧客のために何ができるか?常に考えていなければこのような対応は決してできないのではないかと思います。
数年前、スターバックスジャパンの社長、岩田松雄さんの本を読んで、ある言葉に感銘を受けたことがあります。
『一隅を照らす、これすなわち国宝なり』
これは天台宗を開いた伝教大師・最澄という人の言葉だそうです。
そして全文は
「怪寸十枚これ国宝にあらず、一隅を照らす、これすなわち国宝なり」
というもの。
怪寸とは金銀財宝の事を言っているのですが、この言葉は、「金銀財宝は国家の宝ではない。一隅を照らす、つまり自分自身が与えられた場所で努力し、その場を照らす人たちこそが国家の宝である」という意味を持っています。
スタバのスタッフの方の働きぶりを見ていると、まさに「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」という言葉通りの印象を受けました。
そして、家に帰り、久しぶりに岩田さんの本をもう一度読み返してみました。
そこにはこんな事が書かれていました。
※部下を動かすマネジメントレターより抜粋
ーーーーー
「ひとりずつが持ち場で全力を尽くせば、社会全体が明るく照らされます。
会社組織も同じ事です。会社は社長の交代とか、組織改革、戦略の変更だけで変わるものではありません。
遠回りに見えても、自分の持ち場でコツコツと「一隅を照らす」努力を積み重ねていく事が最も大切なのです。
もし力量があれば2つの隅、3つの隅を照らすことができる。
もう少し力量があれば、さらに多くの人を照らすことができるようになる。
「私なんかが一人でがんばっても会社は変わらない」
「個人のがんばりでは社会は変えられない」
多くの人は自分の限界や無力感に突き当たり、努力を投げ出してしまいます。
けれど、一隅を照らそう、と覚悟を決めた人が戦わなければならないのはまず、自分の中の弱さです。
ひとりひとりがそれぞれの責任分担で自分の持ち場を照らそうとするとき、初めて改革が広がるのです。
どうか立場を問わず、全ての人が自らの持ち場で、一隅を照らしていただくようにお願いします。
ーーーーーーーー
素晴らしい!!
岩田さんのメッセージとその通りの実践をされていたスタバのスタッフさんの仕事ぶりがリンクし、ちょっと感動してしまいました。
(厳密にはこの本は岩田さんがザ・ボディーショップの社長として経営されていた時のマネジメントレターのため、スタバのスタッフ向けのではありませんが、おそらくスタバでも一貫した価値観を発信続けていると思います)
自分自身に置き換えたときに自分は一隅を照らす努力をしているだろうか?
と改めて考えさせられました。
そしてこれはあなたや僕を含め、どんな人でも取り入れる事ができる考え方だと思います。
それぞれがそれぞれの人生で一隅を照らす努力をしていけば、きっと素晴らしい社会ができあがるでしょうね^^
それでは今日も1日頑張りましょう!
PS.
こんな出来事があると、よりスタバのファンになってしまいます 笑
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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