- 2016/12/11
- writer: 山崎拓
人生損してる
かなり前ですが、個人的に共感できない話がありました。
それはあの有名なスティーブ・ジョブズに関すること。
僕は個人的にアップルの商品が好きで、会社のも自分のパソコンもMacだし、タブレットもiPadです。(でも携帯は、・・・・ガラケーですが 笑)
多分これからもアップルの製品を使い続けると思います。
そんなアップルを作ったジョブズですが、アップルのことを好きになったのは商品が素晴らしいということはもちろん、スティーブ・ジョブズの仕事への情熱のかけ方や生き方にとても共感する部分もあったからです。
知っている方も多いと思いますが、彼は本当に波乱万丈な人生を歩んできています。
そして、多くの素晴らしい商品を世に生み出し、多くの人に多大な影響を与えた人物です。僕も彼の伝記を読んだり、彼の人生の哲学を知ることでとても学びになったことがいくつもあります。
普通ならここで、その学びになったことをあなたにもシェアするところなのですが、今日は趣向を変えて、ちょっとここだけは同意できないなーという部分についてお話しようと思います。
ジョブズのスピーチをする場面をよく見ていた人なら知っていると思いますが、彼はいつも同じ服装をしていたことで有名でした。(ちなみにオバマ大統領もいつも同じスーツを着ることで有名です)
これは重要な決断をするときに備え、日々の些細な判断のエネルギーを消耗しないようにするため、といわれています。
人の脳も体と同じようにエネルギーがあり、目覚めたときからさまざなま選択や意思決定をするたびにそのエネルギーは消耗する、ということから来ています。
いわゆるメンタルエナジーと言われたりするものですが、そのとき着る服を選ぶという些細な判断にもエネルギーを消耗しないよう、エネルギーを蓄えておかなければならない、というものです。
これを聞いたとき、
ぶっちゃけ、
人生損してるなーと思いました 笑
ジョブズの仕事への取り組み方や人生観に共感する部分はいくつもありますが、この部分だけには正直に言って同意できません。
だって、毎日同じ服なんてつまんなくないですか?
毎日同じだったら外へ出る気もしないし、気分も上がらないし、誰かと会うのも楽しめないと思います。
確かに考えなくていいから、楽っちゃ楽ですけどね。
もちろん僕も脳のエネルギーに関してはとても気を使う部分なので、全て否定するわけではありませんが、とてももったいないと思うのです。
明日はどんな服で出かけようか?
今日はどの服を着ようか?
この服に合うストールはどれかな?
と考えるのが楽しいのに・・・
もったいない 笑
まあこれは、完全に価値観の問題ですし、どっちが正しくてどっちが間違っている、という話ではありませんが。
個人的にはファッションを楽しまないなんて考えられませんよね。
とはいえ、ジョブズのように些細なことには脳のエネルギーを消耗したくない!
という人もいると思います。
そういった人にうってつけの方法があります。
ファッションも楽しみながら脳のエネルギーを消耗しない方法
それは「夜寝る間に翌日の服を選ぶ」ということ。
このメンタルエナジーは朝起きた瞬間が一番満たされていて、何か活動をするたびに減っていくものです、なので、大抵の人は日中にエネルギーを消耗仕切って、夜はほとんど脳のエネルギーが残っていない、という状態です。
そして、脳のエネルギーは寝ると回復します。
この二つの特性を考えると、夜寝る前であればそこでちょっとした意思決定をしようがしまいがなんら影響はありません。(真夜中に重大な意思決定をするようなことでもない限り)
なので、寝る前に服を選ぶということは脳のエネルギーの観点からもとても理にかなっていると思います。
朝忙しい時に今日着る服をどれにしようか!?
と迷う時は確かにあります。
そんな場合にも前日の夜に決めてしまえばスムーズですよね。
個人的にはファッションも楽しみたいし、メンタルエナジーも有効に使いたいと思っているので、この方法はとってもオススメです^^
参考になれば嬉しいです!
コメント
「人生損してる」への4件のフィードバック
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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なるほど、まえの晩に服を選ぶ事と脳のエネルギーとの関係は面白いですね。
でも、当日の気分というのも、結構左右してしまうんですよね天気とか…(^^;)
スティーブ・ジョブズはアスペルガー症候群だったとも言われているので、それによる考え方も影響しているのかもしれませんが、実は黒を着るというのは、クリエイティブな仕事をする人はけっこう当てはまるんです。
ジョブズのように「効率」ということではなくて、例えばイラストレーターや、カラー関係の仕事をする人は、黒グレー白等のニュートラルカラーでいたほうが、色彩に関してより感性を研ぎすませる事ができます。
もっともこれは仕事着みたいなものなので、そうでない時には好きな色を着ます。でも画家のジョージア・オキーフはこの理由で普段から黒を愛用していたことで知られています。
もちろん、これは人それぞれだと思いますし、「黒ばかり着ると健康に良くない」という話も聞きますが、ジョージア・オキーフは98歳まで長生きしましたし…
その人が着てて心地よいと思えば、それがいいのかもしれません。
個人的には、思い込まずにいろんな色を試す方が、楽しいと思ってますが。
ハヤシ
ハヤシさん
いつもありがとうございます!
確かに!当日の天気はかなり影響しますよね・・・
あとは気温も^^;
へー、クリエイティブな仕事をする人は黒を着るんですね。
確かに黒やグレイベースなら色彩に対して敏感になれるし、色の違いにも気が付けるような気がします。
ジョージア・オキーフのことも初めて知りました。
僕の場合も半分クリエイティブな仕事もあったりするので、そういった観点で服装を選んでみるのも面白そうですね!
ハヤシさんはやっぱり色彩関係の知識がすごく豊富ですね^^勉強になります。
僕もハヤシさんと同じく、基本的にはあまり色を決め込まずに楽しむのが一番だと思っています^^
ストールを選ぶときも一緒ですね!
ちなみに黒ばかり着ると健康に良くない、というのは何か理由とかあったりするんでしょうか?
(結構着ることがあるので気になります)
いつもありがとうございます!
山崎
山崎さま
黒をいつも着るのはよろしくない、というのは私のカラーの先生が言われる事なのですが、理由は聞いてません。(^^;)ただ、例えば、その人の持って生まれた肌色や髪の毛の色、個性に合う色の「パーソナルカラー」では、真っ黒や純白は強い色と考え、それが似合う人は大まかに4つに分けたうちの1つのグループ、冬の色が似合う人と考えられています。
つい無難な色と考えられがちですが、黒は実はそうではないと学びました。
何の色を選ぶかは、実はその人のその時の心理や健康状態が影響していたりすると言われますが、黒ばかりの空間にいると身体の機能が低下するという話があるそうです。私の先生が言うのはそういう事かもしれません。
ただ、ストイックな気持ちでいたいとか、なにか大きな仕事に挑む前に気持ちを引き締めたいとか、相手を説得(あるいは威圧)したいとか、黒が役立つ時も沢山あると思います。どんな色もプラスマイナスがあるように、似合うかそうでないか、好きかそうでないかは、その方が好きに選んでいいと思います。あまりタブーを言うのはファッションとして楽しくないですし、その色は多分必然があって選んでいるので、無理して変える事もないと私は思います。
ところで、赤い下着を着るのが良いといいますが、気持ちや身体の働きを上げる色というのが、やはりあるのだと思います。
(下着は自分が見るわけではないのに、影響するというのもなんだか不思議な話な気もしますね)
以前書かれていた、冬が近づくと赤いストールが出るというのも、ファッションのコントラスト目的以外に、視覚的な暖かさを求める気持ち、それと身体の機能が自然とそれを求めるのではないでしょうか。
色は奥深くて面白いです。(^^) ハヤシ
ハヤシさん
わざわざお答えいただき、ありがとうございます!
なるほど、よく分かりました。確かに言われてみれば、黒ばかりに囲まれているとなんとなく気分は上がらない気がしますね 笑
でもおっしゃるようにストイックに集中したいときなどはとても良さそうですね。
何事も使い分けなのでしょうね。
たまに、パーソナルカラーで診断されている先生や生徒さんなどは色を決め込まれる方もいらっしゃいますが、ハヤシさんのようにニュートラルでありながら色の知識があるのは理想ですね。
(決め込まれるのは僕ももったいないと思うので、違った色をアドバイスすることもありますが、受け入れられないこともあります^^;)
秋冬になると赤が出やすいのも、おっしゃるように心理的な理由も非常に大きいと思います。本当に深いですね。また、いろいろ教えてください!
ありがとうございます。
山崎