なんでこの場所で？

2016/11/12
writer：山崎拓
- ストール

初めてご来店されるお客さんにかなりの確率で聞かれる質問があります。

それは
「なんでストールのお店を始めようと思ったの？」
という質問。

長野県にはもちろんストールの専門店はありませんし、特に男性がやっているということもあり、多くの方に珍しがられます。

さらに店舗をご利用されている方はよくご存知のように、場所は市内の外れでアクセスもしにくい場所。周りは民家ばっかり。よくこんなところでやっているわねー、と驚かれることが多くあります　笑

僕らの中ではもはや当たり前になっているのですが、冷静に考えたら全て常識とは真逆の方向に行っている気がします。

扱っている商品はストールだけだし、スタッフは女性ではなく男性だし、場所は市外の住宅街。。。

最近では銀行関連の方（融資のご案内　笑）や事業関連の方にもっと立地の良い場所に移転しないんですか？と聞かれることも多くなりました。

ただ、僕としては今のこの場所にもはや愛着が湧いていますし、この立地も悪くないと思っているのです。

というのも、僕らのお店は量販店のようにとにかく数をこなすというスタイルとは真逆です。

ご来店いただいたお客さん一人一人に丁寧に接したいと思っていますし、一人一人にできる限りアフターフォローもしていきたいと考えています。

ストールという商品の特性もありますが、巻き方はもちろん、素材ごとの特徴の違い、コーディネートのアドバイスやお手入れの方法など、扱う上で必要になる知識も多くあります。そういったことをきっちりお伝えするにはそれなりに時間がかかりますし、理解しているのとしていないのでは、購入した後に活用できる機会も限られてしまいます。

お客さんにはゆったりとした空間で時間をかけて本当に自分に似合うストールを見つけてもらいたいですし、手に入れたストールを長い間使っていただきたいと思っています。

なので、あまりにたくさんの方が一気に押し寄せてくるような環境というのは適していないのです。

そして何よりも、おかげさまで当店をご利用していただいている方は皆とても素敵で良いお客さんが多いです。
それは多少場所も関係しているかな？と思っています。
（わざわざこんな遠くまで苦労して足を運んできていただいているので）

だから、銀行から市内出店に関する融資のご案内が来てもお断りしていますし、事業関連の方には移転する気がないことを伝えています。

まだまだこの場所で頑張っていきたいと考えています。（ドアも新しくしましたし！）

と、ちょっと良いことを言ってみましたが、はじめた当初はこれらのことを狙っていたわけではありません。

この場所をなんで選んだの？
と聞かれるたびに、若干言いづらいなー、と思っているのですが。。。
（その回答は非常に残念なので）

ぶっちゃけ、一番初めにこの場所を選んだ理由は「家賃が安かったから」です　笑

大家さんが知り合いで安く貸していただけたんですね。
さらにリノベーションもやっていいよ。ということで僕らにとってはとてもありがたい条件だったのです。

なので、非常に残念な答えですが、これが一番はじめにこの場所を選んだ理由なんです^^;

そして、先ほど話した内容は、これからもこの場所で続けようと思っている理由です。

ん？

今気がつきましたが、冒頭の質問の答えになっていませんね・・・

「なんでストールのお店を始めようと思ったの？」
という質問に関しては今からだと長くなってしまうのでこちらをご覧ください。

ちょっと締まりがありませんが、こんな感じでこれからもこの場所でよいお店づくりに励んでいきます！

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。