なんでチクチクするの？

2016/09/11
writer：山崎拓
- ストール

９月に入り、朝晩は涼しい日が増えてきました。

個人的には暑すぎるのは苦手なので
早く涼しい秋が来て欲しい！

そう思っていますが、今日も天気予報をみると日中は３０度。
うーん、まだまだ残暑が続きそうですね。。。

とはいえ、朝晩が冷える日はこれからどんどん増えてきそうです。

そんなことでそろそろストールを防寒で使いたい、という方も増えてくると思います。なので、今日は久しぶりにストールの話をしようと思います。

このメルマガを読んでいるあなたはきっと知っていると思いますが、防寒用として最も実用的なのがウールストールです。

でも一方で、ウールストールを巻いたらチクチクしてしまい、巻くことができなかった・・・
敏感肌だからウールストールは苦手！
という方も多いと思います。

一言でウールストールと言っても、その種類にはたくさんのものがあり、その中の一部は確かにチクチクしたり、敏感肌の方には合わないものがあります。

今日はこれからウールストールを使ってみたいけど、ちょっと不安・・・
という人に向けて、チクチクするウールとそうでないウールの違いについてお話をします。

チクチクする原因

チクチクする原因は大きく分けて２つあります。一つはウール繊維はスケールと呼ばれる鱗に覆われていて、拡大すると表面が凹凸になっています。この部分が荒い場合、肌に当たるとチクチクと感じることがあります。

また、繊維の太いものが肌に当たっても同じようにチクチクを感じることがあります。この繊維の太さは30ミクロン（30/10000）より太い繊維の場合、チクチクを感じやすくなると言われています。

いずれも個人差が大きいのですが、チクチクする現象としてはこんな感じになっています。（なので、実はウールだけでなく表面が荒かったり、繊維の太いものではチクチクを感じることがあります）

ウールだからチクチクするのではなく、スケールが荒く、繊維が太いウールだとチクチクする、というのが正しい認識ですね。

また、ウールと一言で言ってもたくさんの種類があります。ここですべて説明すると長くなりすぎるので、詳しくはライブラリーに載せています。より詳しく知りたいという方はウールストールの特徴と利点と欠点も参考にしてみてください。

ウールの中で一番有名であり、最も品質の高いのがメリノウールと呼ばれる品種です。特に繊維の直径が19.5μmのものはスーパーファインウール、エクストラファインウールと呼ばれ、カシミヤに負けず劣らずの風合いです。

今までたくさんのお客さんと接してきましたが、ウールが苦手な方でもスーパーファインウールは大丈夫という方はとても多くいらっしゃいます。

ウールがチクチクして苦手、という方は、お店側にウールの種類や繊維の太さを確認してみるのがオススメです。もちろん、直接身につけて肌あたりを確認するのが一番です。

また、インターネットなどでお買い物をされる方も、ウールはウールでもどんな種類のウールを使っているか、素材の説明をしっかり確認してから購入すると失敗が少なくなると思います。

また、ウール100%ではなく、シルクが混紡されたウールシルクなどはよりやわらかい優しい肌触りになるので、どうしてもウールはちょっと・・・、という方はウールシルクを試してみることをオススメします。

これからの季節、ウールストールは実用的で普段使いに最適です。これから選ぶ時にはぜひ今日のポイントを確認してみてくださいね！

PS.
当店ではもちろんウールストール、スーパーファインストール、ウールシルクストール共にすべて肌触りの良い素材を厳選しています。気に入ったデザインがあればぜひご利用ください。
↓
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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。