『セールで買うのは正しいか？』

2014/07/04
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

From 山崎拓
渚のスタバより、、、

７月に入り、アパレル・衣料品販売店では夏のバーゲンセールが
本格化してきます。

夏のセールは三越伊勢丹ホールディングスが２年前に
「正価販売の期間を確保する」と７月中旬に後ろ倒ししてから
百貨店やアパレルの対応が分かれていました。

実際、今年の主要百貨店・商業施設では

高島屋、そごう・西武：6/27〜
阪急うめだ：7/1〜
パルコ：7/3〜
渋谷109：7/5〜
三越伊勢丹：7/16〜
ルミネ：7/17〜
三井アウトレットパーク：8/1〜

などが主要なセール開始日になっています。

正直安く買うのであればこの機会がチャンスです。

ただ、今日はそもそもセール品を買うことによって
あなたの本当の欲求を満たすことができるのか？
ということについてお話します。

実は人は、何を買うにしても
それに対して実際に払った金額以上の価値を感じることができないということがあります。
それと共にその価格が今の所得に対して痛いか、痛くないかも大きく関わってきます。

例えば、
あなたが初給料で自分へのご褒美に１０万円するバッグを買ったとします。
価格は給料の約半分。
凄い買い物をしてしまったけど、その時のテンションはMAXで最高に気持ちがいい瞬間です！
あなたはこのバックを本当に大切に大事に使うはずです。

しばらくは他のバックには目を向けずに
ずっと長くそのバックを愛用し続けるのではないでしょうか？

逆にこのバックがセールで９９％offになっていました。
１０万円のバッグが１,０００円だなんて、ラッキー！
あなたは凄く得をした気分になります。
でもあなたにとって（潜在意識では）そのバッグの価値は１,０００円にしか感じられないので
スグに違うバッグが欲しくなったり、扱いが乱雑になる可能性があります。

これは脳の構造や潜在意識によって無意識に認識しているので
いくら健在意識で安く買ったから得したと感じていると思っていても
いくら元は１０万のものだと思っていても
実は心の奥底では満足しきれていないのです。

実際に僕も服は大好きなので何着も持っていますが、
下着や靴下なの一部を除いて
５年前に買った服を未だに使っていますし、
中には１０年前というものもあります。

それぞれ当時払った金額を鮮明に覚えていますし
（当時の僕にとってはそれなりの金額です）
それだけの価値があるからここまで大事に使っているということがあります。

もちろんもの自体の品質も良いのでここまで長く使えるわけです。

逆にオークションや、セールで買った物は
古着屋で売ってしまったり、友達にあげてしまったりして
ほとんど残っていません。
それほど手に入れた時の価格によって価値感度が変わるわけです。

あなたにも思い当たる節があるのではないでしょうか？

正規価格で買う意味。

それはあなた自身がそれを買うことによって
そのもの自体が持っている正規の価値を感じることができることです。

正規の価値を感じることができれば感情の深いレベルで欲求は満たされ
充実した、安定した購買活動、生活が送れます。

セールだからといって、安値のものを狙って買い物にいく必要はありません。
自分のペースで、自分の欲しい時に自分の本当に欲しい物を買うことができます。

セール品ばかり買う人はまたセール品を買い続けます。
なぜなら常に満足を得られないからです。

安いものを買い続ける人は安い物を買い続けます。
なぜなら安い物はすぐにダメになるからです。

価格＝価値です。

これは人間が通貨を導入してから一切変わらない明確で絶対的な指標です。
だからどんな人の中にもこの指標が潜在的に存在しているのです。

一流ブランドが値下げをしないのはまさにこの理由です。
値下げはブランドの価値を下げることを分かっているからです。

セールが活発化するこの時期、
今一度ご自分の購買活動を見直してみてはいかがでしょうか？

PS.
価格＝価値であるならば、売り手の責任は非常に大きくなると考えています。
だから僕らのストールは自分達が信じた価値を超える価格設定にはなっていません。
また理由なき値下げもありません。

そんなナチュラルラウンジでもよければ今後もよろしくお願いします！

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。