「最も古くて新しい国」

2013/12/12
writer： Moto
- 買付や原産国について

おはようございます。Natural loungeのチャイを飲む係のモトです。

『チャイってなんやねん！』

あ、前回のメルマガでチャイの説明をせず、チャイを語っていました。

チャイはインドのとてもポピュラーなミルクティーのような飲み物です。
インド人は本当にチャイが大好き！街中にチャイ屋さんがあります。
一杯5~10ルピー。日本円で10円ほどです。
チャイ屋さんによってショウガが入っていたり、もちろん紅茶の葉も違うので味がそれぞれ違うんですね！
だから皆、家の近所に行きつけのチャイ屋さんがあります。
味はコカコーラさんの紅茶花伝みたいな感じだと思います。

「あそこのチャイ屋のヤローはケチってショウガいれねーんだ！」
「あそこのはただ高いっきりよ！」
「ココの大将のチャイがこの街一番だぜい」
なんてチャイ屋で出会ったインド人と盛り上がります。

あなたはチャイ飲んだ事ありますか？ないの！！ぜひ一度ご賞味あれ！

すみません不覚にもチャイを飲む係、熱くなってしまいました。
さて、今日は僕たちNatural Loungeがあなたに紹介している商品を生み出すインドについて。

インドは　”最も古くて新しい国”

どういう事だろう？
インドの歴史は本当に複雑で日本人の僕には想像もつかない過去があります。
インドは有名なインダス文明が栄えた地です。
でもそれは紀元前2600年頃から前1800年で滅んでいます。
その後は有名なタージマハルが建造されたムガル帝国等、何度も国が変わる複雑な道を歩んでいます。
なぜでしょう？

元々国土が大きいインドは各地域に様々な民族が成す藩が成っていました。
日本のような島国と違い、日本の戦国時代のような同じ民族による争いではなく、
周辺の地域から他民族が侵略してきたり、各地域での民族間の国取り合戦が絶えませんでした。
そして近世では1877年から1947年までイギリスに植民地化されています。
そのため、実際に今のインドが建国したのは1947年からです。
これが最も古くて新しい国と呼ばれる一つの理由です。

そんな様々な民族が一つとなったインドの複雑な歴史は言語からも読み取れます。
インドでは地域によって話す言葉が違います。
公用語はヒンディー語ですがその他にインド憲法で公認されている州の言語が21もあるそうです。
日本人の僕たちには想像出来ないですよね。もちろん方言はありますが(笑)

確かに僕がインドでインド人に教わった挨拶を他のインド人に使ったら「何いってんの？」と笑われたことがありました。

あなたはこんな環境どう思います？

今回歴史や言語をあげて僕があなたと共有したかった事は、インドは本当に様々な顔を持っているという事です。
インドという国は、歴史上、お国柄僕たちの想像を超えるほど様々な文化が織混ざって成っています。

そしてなぜ僕がこの話しをあなたにしたのか、

この複雑な環境こそがNatural Loungeが扱うインド織物の魅力を生み出しているからです。

この理由もこれからあなたに伝えて行きます。

そしてチャイを飲みに行ってきます。

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。