『コントロール』

2015/12/05
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

おはようございます。

１１月も終わり、今年もいよいよ一ヶ月を切りました。

そんな中、少しずつ今年一年を振り返り
来年の目標を立て始めています。

僕個人と言うと
自分たちでビジネスを運営しているので
このストール事業の目標と、個人の目標というものは
重なる部分が多くあります。

今年できたこと、できなかったこと。
達成できたこと、達成できなかったこと。
良かったこと、悪かったこと。

どちらも本当にたくさんあります。

その中で、個人的に今年１番よかったと思えることがあります。

それは、
「自分でコントロールできることに集中し、その範囲を広げられたこと」
です。

別の言い方をすると、
自分でコントロールできないことに取り組むことは極力避けるようにした。
とも言えます。

僕がこの少ない人生を生きてきて
前々から危機感を感じていることは、
多くのことが自分がコントロールできないことに大きな影響を受けている
ということです。

最悪の場合、それらによって自分の人生が決まってしまうこともあると思います。
そして年々そのリスクは上がってきていると感じます。

例えば分かりやすい例は、
急に今勤めている会社が倒産して、仕事を失ってしまう。
ということがあると思います。

会社が倒産するかしないかなんてことはいくら頑張っていても
一社員では完全にコントロールすることはできません。

この時にもし、
その会社でしか価値がない仕事をしていると・・・

自分には何も残っていないので
新たに再就職するのは非常に困難になります。

でも逆にこうだったらどうでしょう。

自分は他の誰にもできない特殊な技術をもっていて
それに日々磨きをかけている。

万が一、今勤めている会社が潰れても
自分を雇いたいと思う会社はごまんとある。
だからたとえ今の会社が潰れてもすぐに復帰できる。

これなら、会社が不況で潰れてしまうことになっても
そのリスクを最小限に抑えることができます。

なので、「自分のコントロールできることに集中する」としたら、
その会社だけでしか役に立たない仕事にエネルギーを注ぐのではなく、
どんな会社に行っても通用する技術を身につけながら会社に社会に貢献する。
という選択ができます。

実は僕らも今年の途中までは
自分ではコントロールできないことに
多くのエネルギーを注いでいた時期がありました。

でも、今あなたに話したことをずっと感じていたため
これではいけない！
ということで、自分ではコントロールできない活動から一切手を引きました。

その時は痛みを伴いましたが、
こうやって一年を振り返って見てみると、
今年、多くのことを達成できた一番の理由はここにあるな、と感じたのです。

自分がコントロールできないことにエネルギーを使っていると
気づかないうちに時間ばかりが過ぎ、歳をとり、それだけに依存し、
万が一の時、自分では何もできなくなってしまう可能性があります。

自分がコントロールできることに集中すると
成果を出しやすくなり、リスクに強くなります。

常に意識をし、このような選択をしていけば
最終的には自分の人生もコントロールできるようになると思います。

よく、
大企業に就職すれば安心だ、
この大学に入れば将来が約束される、
公務員になれば安定する、
などと言われたりしますが、
これからの時代はそんなことは一切ないと思います。

大企業だっていつなんどき潰れるかわかりませんし
大学が将来を保証してくれるわけではありません。
公務員だって国の法律や自治体のルールが変われば状況は一変します。

それよりも、
どんなに外部の環境が変化しても、自分でコントロールできることを増やし、
生きていける力をつけていくことこそがこれからの時代には必要だと思います。

少し話が飛躍してしまいましたが、
今年を振り返り、ふとそんなことを感じました。

あなたの来年からの目標、
活動を決める上で参考になれば嬉しいです。

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。