ロイヤルパープルの刺繍が映える雰囲気のある1枚

2024/05/21
writer： Moto
- ストール

おはようございざいます。
Natural LoungeのMotoです。

先日またまた素晴らしいカシミヤ手織・手刺繍ストールを送り出しました。
インド・カシミール地方で何百年も昔から同じ方法で生産される伝統の品。
その歴史、時間を考えればこれまで数えきれない程の手仕事がカシミールから世界に送られてきたはずです。

そしてその全てが1点もの。
職人が変われば刺繍のクオリティーや、デザインも異なる。
同じものが世界中を探しても1枚しかないそんな希少性もこのストールたちの魅力です。

改めて書かせてください。

今回送りだしたカシミヤストールはインド・カシミール地方で織られた1枚です。

このカシミヤストールにはヒマラヤの麓標高4000m以上、冬場の気温がマイナス30度以下で育てられた最高品質のインド・ラダック産カシミヤ原毛を使用しています。

以前もカシミヤ山羊を育てる生産者を訪ねるため、現地を訪問しましたが8月の終わりだというのに雪が降り、日本では考えられないような場所に彼らは暮らしていました。

ただ、それほど厳しい環境でなくては最高品質のカシミヤは育ちません。
またカシミヤ山羊1頭から採れる原毛で作ることのできるストールは1枚か2枚と非常に貴重です。

そしてその原毛を使用した糸を使い職人が丁寧に織り上げた生地に最高品質の刺繍を施したものがカシミールにしかない世界最高峰の手仕事です。

カシミールは大自然に囲まれた自然豊かな場所で、たくさんの鳥達や、春や夏には町中にきれいな花が咲く、インドでは楽園と呼ばれている街です。

そしてこちらのニードル刺繍を手掛ける職人達はのどかな郊外にある自宅兼工房で部屋の窓からさす陽の光で手元を照らしながら刺繍を施していきます。

一本一本糸を通し、布に画を描いていく彼らの姿はまるで芸術家でそのストールも芸術品といえます。

何百年も前から代々続いている伝統的な刺繍技術は、今もなお世界中から高く評価されており、高いレベルの手刺繍ストールは現地でもなかなか手に入れることができません。

そしてこちらのストールも熟練の職人が数ヶ月かけて丁寧に刺繍を施した全面刺繍ストールでカシミールのプロフェッショナル達も認める貴重な1枚です。

上品で優美なストールはドレスやお着物に合わせていただいても素敵で、いろいろな顔を見せてくれます。

今回送りだしたそんな素晴らしい1枚がこちらです。
北アルプルから吹く風に揺れるストールは、あの厳しいヒマラヤの環境に暮らす生産者や山羊を思い出させます。

ブラックベースのカシミヤにロイヤルパープルの刺繍が映える1枚。

春風に揺れるストールのドレープが美しい逸品です。

屋外はもちろん、室内でもその魅力は変わりません。

近づくとようやく手刺繍だとわかるほどのクオリティーです。

デザインはもちろんですが、やはり何と言ってもベースのブラックとロイヤルパープルの刺繍の絶妙な色合いが素敵ですね。

この刺繍の全てを生産者が一針一針施したのだと想像すると、よりこの1枚の価値が増します。

今回このストールを送り出すにあたり、改めて写真を撮りながら眺めましたが、この1枚目の写真に出るようなこのストールの雰囲気がバイヤーの僕としては魅力を感じました。

全てのカシミヤストールにはそれぞれの顔がある。
見れば見るほどはまってしまう。
そんな魅力がカシミールストールにはあります。

今回この1枚はリピーターのSさんにお選びいただきました。
(Sさん気に入って頂けていれば嬉しいです♪)

それでは今日も1日頑張りましょう！

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。