久しぶりにカシミヤ手織り・手刺繍ストールを送り出しました♪

2022/06/21
writer： Moto
- ナチュラルライフ

久しぶりにカシミヤ手織り・手刺繍ストールを送り出しました♪

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

先日行ったインド買付の興奮も覚めやらぬ中、久しぶりにインド・カシミール地方で織られるカシミヤ手織り・手刺繍ストールを送り出しました♪
ここ数日山崎もメルマガに書いているこのカシミヤストールは、インド北部カシミール地方で昔ながらの技法で生産される最高級ストールです。

まず素材にはヒマラヤ山脈の麓、標高5000mという過酷な環境で育ったカシミヤ原毛が使われています。
しかも１頭のカシミヤ山羊から採れる毛で作ることのできるストールは1枚か2枚と大変貴重です。

そして、その原毛を丁寧に処理して糸にしたものを、熟練の職人が丁寧に時間をかけて木製の手織り機で織ります。
それだけでも大変貴重であることはこれまでもお話ししていますが、そこに刺繍職人が長い月日をかけて刺繍を施したものが、インドカシミールに伝わるカシミヤ手織り・手刺繍ストールです。

はるか昔からカシミールで生産されているこのストールは、今もなお当時の技法のまま織られています。
多くの工程を経てストールが仕上がりますが、1枚のストールが完成するまでには多くのプロフェッショナルの技が必要です。

細かく分担された工程の中で、今回ご紹介するのは手刺繍を施す前に行われる木版刷り。
この木版を用いて下書きがされたカシミヤ生地に、刺繍職人は丁寧に刺繍を施していきます。

完成品を見ると全く痕跡がないこの工程ですが、クオリティーの高いストールを作成するためには欠かすことのできない大切な仕事です。

生地に図柄をプリントしてるのかな？
手でデザインを下書きしているのかな？
それとも、イメージのまま刺繍？

こうしたことを想像するのも楽しみではありますが、カシミールで生産される手刺繍のデザインはこの木版によって生地に写されます。
この木版を作る工程も本当に難しいんですよね！
（以前僕も経験したことがあります）

あ、もちろんこの木版も手で作られるんですよ♪
これだけでも気が遠くなるような仕事なんですよね。

そこに刺繍が施されたストールが世界中の人々を古くから魅了してきたカシミール織物になります。

そして今回送り出した最高の1枚が冒頭にも載せたこちらのストールです！

カシミヤ原毛の色そのままに、オフホワイとローズグレイの糸で織られた優しい色合いのチェック柄。
色が変わるごとにシャトルを変えて織り込まれた手間のかかる一品です。

柔らかさが写真からも伝わりますね♪

そこに施された刺繍も、ベースのチェック柄を邪魔することなく生地と刺繍が一体となったバランスの良い1枚です。
刺繍糸の色も可愛らしいですよね。

巻き方を変えてもやっぱり良い雰囲気♪

カシミヤ手織り・手刺繍ストールでも、できるだけ普段使いしていただけたら・・・
そう思って仕入れた1枚です。

もちろん刺繍のクオリティーは僕らも納得の仕上がり。
え？もっと近寄らないとよくわからない？
これならどうでしょう！

いやー素晴らしいです。
この刺繍のベースにも、先ほど紹介した木版が使われているんですよ♪
そう思うとまたこのストールに対する印象が変わりますよね。

今回もまた素敵なストールを送り出させていただきました。
そしてこのストールを選んでくださったのは、これまでにもカシミヤ手織り・手刺繍ストールをご購入下さっているIさんです。

こちらは前回選んでいただいたリバーシブルのカシミヤストール。
この1枚も織り、刺繍ともに素晴らしかったんですよね♪

今回の1枚も気に入って頂けたら嬉しいです。
（Iさんいつもありがとうございます♪）

今年もこれから続々と新作手織り・手刺繍ストールを展開予定です。
前回、そして今回買付たストールも日本に届き次第準備を進めていきますのでぜひお楽しみに！

それでは今日も1日頑張りましょう！

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。