- 2019/08/25
- writer: 山崎拓
個人的な危機感・・・ちょっと調べてみました
少し前のメルマガでお客さんにいただいたある地方新聞のお話をしました。
その時にご紹介した記事には、「知っている言葉の数だけ自分の気持ちを表現できるようになり、語彙力を高めるためには読書が一番」ということが書いてありました。
「本以上にたくさんの言葉に触れられるものはない」と。
本が大好きな僕はこの記事を読みながら、そうだ!その通り!!と心の中で相槌を打っていました 笑
と同時に、これからももっと色々な本、様々な知識に触れたいなーという欲求がさらに高くなりました。
そんなことを考えていると、どうしてもこのメルマガのネタも本に関することになりがち。
本来はストール屋のメルマガなのでもっとストールのことを書かなければいけないのかもしれませんが 汗
自分が本を読むことについてのモチベーションが上がっている時はついつい、こっちの方に引っ張られてしまいます 笑
特にこれからは読書の秋!でもありますから、一人でも多くの人に本に触れて欲しいなーと思うわけです。
というのも、先日のみやざき新聞の記事ではありませんが、近年は本を読む人がどんどん減っているということはとても有名。これは個人的にとても大きな危機感を感じています。
文化庁の世論調査よると、マンガや雑誌を除く1カ月の読書量は、「1、2冊」と回答したのが34.5%、「3、4冊」は10.9%、「5、6冊」は3.4%、「7冊以上」が3.6%だったのに対し、「読まない」との回答が最も多く、47.5%にもなったそう。
さらに、2017年8月1日に行われた「文部科学省にて子供の読書活動推進に関する有識者会議」によると、2016年時点で、高校生が本を読まない割合は57.1%とのデータもあります。
そして、これは世界的に見てもかなり高い割合みたいです。
NOP World Ltd. というイギリスの会社が2004年から2005年にかけて、13歳以上・3万人以上・30ヵ国を対象に調査を行った調査がそれを示しています。
このデータの上部は、1週間の読書時間が長い国ランキングになっていて、下部は性別・年代別によく読む本のジャンルについてまとめられています。
ランキングトップ3は、1位インド、2位タイ、3位中国という結果になっています。
そして、日本は30ヵ国の中で、29番目という結果に・・・
こちらはもう10年前のデータなので今現在とはまた少し異なるかもしれませんが、それでも傾向はつかめると思います。
なんとなく国の勢いと読書時間が比例していると思ってしまうのは僕だけではないはず・・・
(調べてみてインドが1位というのは驚きでした 笑)
と、まあこんな感じでとにかく日本人の本を読む人の数や割合、時間はとても少ない、ということは間違いありません。
実際に、僕もたまに電車移動やバス移動をすることがありますが、こうしたときに本を読んでいる人はほとんどいません。8割9割の人はスマートフォンや携帯電話を見ています。
(たまに本を読んでいる人を見つけると、なぜかとても嬉しい気持ちになります^^)
昔、まだ僕が高校生だった頃は、電車通学の時に本を読んでいる人は今よりも圧倒的に多かった気がします・・・
ちなみに、当時は僕も電車の中で本は一切読んでいませんでしたが 苦笑
様々なデータだけでなく、こうした実体験からも本を読む人はどんどん少なくなっている、ということは間違いなさそうです。
一方で、こうしたデータから一つだけ希望が見える部分がありました。
今までは調べれば調べるほど日本人の本を読む割合はどんどん減っていくものばかり出てきていたので、とても悲しい気持ちになっていたのですが・・・
このデータを見たときはテンション上がりました 笑
それは子供の不読率(本を全く読まない割合)に関するもの。
こちらは2016年のものですが、子供たちは小さい頃は皆それなりに本に触れる機会があるようなのです。
大人の不読率は47.5%
高校生は57.1%
中学生は15.4%
小学生は4%
おおぉーー!!!
小学生すごいじゃん!!
約半数の大人が本を一切読まない一方、小学生は実に96%が本を読んでいるという。
(個人的にはこれも人の成長スピードと関連があるように思えてなりません)
ただ、学年が上がるにつれて不読率が上がるというのは残念。
きっと、学校の勉強や部活に時間をとられる、読書以外の娯楽が増えるなどが原因なんでしょうね。特に現代は昔に比べて娯楽の選択肢の幅がめちゃめちゃ広いですからね。子供達にとってはもう誘惑がいっぱいです 汗
こうしたデータを見ていると、大きくなるにつれて読書の習慣をつけるのは簡単ではないことがわかります。
僕も奥さんに今まで耳にタコができるほど「本読め!!」と言い続けてきていますが、全く効果がありません 苦笑
一方、子供達は自分から絵本を持ってきて「読んで!」と言うこともありますし、自分で絵本を開いていることもあります。
こうしたまだ幼いうちにできるだけ本を読むことの楽しさを感じてもらうのが大事なんだろうなーと思ったり。
特にこれからの時代、AIの登場によって多くの仕事が機械に取って変わられると言われています。
実際に、英オックスフォード大学の論文では「近い将来、9割の仕事は機械に置き換えられる」ということや、野村総合研究所は「これから15年で今ある仕事の49%が消滅する」と発表しています。
AIに限った話ではありませんが、本を読んで自分の脳を鍛え続けることはこれからの時代を生き抜いていくためにも必須だと思います。
そして、もちろん子供達は親や大人たちの背中を見て育ちます。
大人たちが楽しそうに本を読んでいるのを見れば、自分も読んでみたい!と思うのが人間というもの。
本をたくさん読む大人が増えれば、自然に本を読む子供も増えると思います。
そんな大人や子供たちが増えれば日本はもっといい国になると思いますし、世界の中でももっと活躍できる人が増えると思います。
(そしてAIに仕事を奪われるのではなく、AIをうまく使いこなせるようになるはず!)
いつかそんな日が来ればいいなーと。
日本全体として考えると僕のできることなんて小さすぎて何の影響もないかもしれませんが、、、
少なくとも自分の周りの人たちには本の魅力をこれからも伝え続けていきたいと思います。
コメント
「個人的な危機感・・・ちょっと調べてみました」への4件のフィードバック
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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2016年 (353)
2015年 (374)
10年以上前の記事
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おはようございます
昨日 書店に取り寄せをお願いしていた本が届きました
「肌のなやみがすべて消えるだった1つの方法」
です
なるほど!なるほど!と一気に読み進めました
メルマガで山崎さんが読んで実践中でなかなか良い感じ
とのことでずっとこの本が気になっていました
やっぱ読みたい!とついに購入
これからできる部分から実践していきます
名古屋市 ストール大好き人
名古屋市ストール大好き人さん
コメントありがとうございます!
本、見てくださったんですね!ありがとうございます!
僕ももう2ヶ月くらいになりますが、もはや水洗いが普通になってきました 笑
初めはやっぱり違和感が強いですが、習慣になってしまえばこっちのものかなーという感じです!
女性はお化粧もありますhし、一気に全てを変えると大変だと思うので、できるところから少しずつ続けられるのが良いと思います!
(僕の奥さんも絶賛水洗い、脱化粧品に挑戦しています 笑)
いつもブログに目を通していただき、ありがとうございます。
山崎
先日TVで、読書好きで有名な女優の芦田愛菜さんが、
なぜ読書が好きになったか?と聞かれた時に、
両親が絵本の読み聞かせをしてくれていたことを
理由の一つに挙げていました。
中でも、「コンビニエンス・ドロンパ」を
お父さんが読んでくれていたことが印象に残っている。
とのことで、早速Amazonで発注。
しかし、みんな同じ考えだったようで、
発注時は3日で到着となっていましたが、
実際には20日以上かかりました。
早速子供達に読み聞かせをしたところ、
文章も、絵も楽しく、喜んでくれました。
毎日、これ読んで!とせがんできます。
今までも絵本を読み聞かせをしていましたが、
コンビニエンス・ドロンパのリピート率は桁違い。
大人も一緒に楽しめる絵本です。
娘さんにいかがでしょうか。オススメです。
Y.K
Y.Kさん
コメントありがとうございます!
なるほどー、やっぱり両親の読み聞かせは良さそうですね!!
「コンビニエンス・ドロンパ」早速アマゾンで注文させていただきました!
(今は芦田愛菜さんの反響は落ち着いたのか、明後日には届く予定になっています^^)
コンセプトはもちろん、内容も楽しそうなのでぜひ娘にたくさん読んであげようと思います^^
素敵な情報ありがとうございます!!
山崎