- 2019/03/29
- writer: 山崎拓
ついついすっ飛ばしてしまう大事なこと
少し前のことですが、今月の月はじめ。
先月の事業状況のまとめをしました。
実は2月というのはアパレル業界ではもっとも業績が悪くなる月の一つだと言われています。いわゆる閑散期で業界用語でニッパチ(2月と8月は業績が悪くなる)などとも言われているくらい 苦笑
僕らもアパレル業界に片足を突っ込んでいるので、同じような傾向は少なからずあると思っています。
だから、2月に関しては業績があまり良くないかもなーというイメージはあるんですね。
ただ、おかげさまで先月もとても調子が良く、日々とても忙しくさせていただいていました。
そしてあたらめて色々な数字に目を通し、1ヶ月の状況をまとめていると、ここ数ヶ月の中でも最も良い!というくらいさまざまな数字が改善していました。
ここで見ている数字はいわゆるKPI(key performance indicator の略) と呼ばれるもので、組織やチームで設定した最終的な目標を達成するために必要な最重要指標のことです。
KPIについて初めて学んだのは前職なのですが、こういった主要指標を決めて、チーム全員で取り組むと、それがない場合とでは得られる成果や結果が全然違うことを目の当たりにしました。
なので、KPIというのはチームや組織においてめちゃめちゃ重要な数字なんです。
僕らもいくつかKPIを設定しているのですが、その中でも一番重要な指標の一つが2月に大きく改善していました。
もちろん、その部分が伸びるとあらゆる部分がそれに比例して伸びていくので、当然最終的な結果も二次関数的に良くなります。
しかも、その指標は実は去年から伸び悩み、どうやったら改善できるか?ということをずっと考えて、毎月毎月いろいろな施策をしていましたが、なかなか上向かなったものなんです。
それが数ヶ月振りに大きく改善したわけですから、これは本当に嬉しいことだったんです。
そして、今回大きく改善した要因を色々と考えました。
何が上手くいったのか?
今回の結果に一番インパクトを与えたことはなんだったんだろう?
これを継続するためにはどうすればいいか?
などなど。
特に業界的に閑散期と言われる2月のタイミングだったので、いつもより深く分析をしてみたんです。
そうしていると、色々と導き出せる理論が出てきます。
ちょっとここでは具体的にお話しできないのですが、いくつか有効な理論を考えることができました。
理論(セオリー)が必要な理由
こうした理論を導き出し、それを積み重ねていくと、何かの成果や結果に対する再現性が飛躍的に上がります。
つまり、自分たちの実力が確実に上がっていくんですね。なので、また同じように数字が低調になってきたときに、その理論を使って対策や改善をすることができます。
正直、こういうことを考えるのはかなりしんどいですし、ついつい忙しさにかまけてすっ飛ばしてしまいがち 汗
なぜかというと、理論の構築は完全に長期的な活動なので、別に理論を考えなくても、直近の結果にほとんど影響しないからです。
でも、やればやっただけのことがありますし、この先何年、何十年も使える独自の理論を構築できれば、それは一生ものになることだってあります。
僕も今まで、何かの活動の結果が良かったとき、ちゃんと立ち止まって、なぜうまくいったのか?ということを毎回きっちり考えられているか?というと、そんなことはありません。
特にうまくいっている時は勢いがついていますから、イケイケドンドンで走り続けてしまいがち 笑
でもそうして走り続けているといつか成果や結果が低調になってくることが必ずあります。そこで、自分達の中に理論が構築できていないと、何をしたらいいかわからなくなってしまうんですね。
なので、何をするにしても理論の構築は必須だなーと思うわけです。
いわゆる7つの習慣で言うところの「第二領域の活動」(緊急ではないけれど重要な活動)です。
今日は仕事における組織やチームでの活動の話ですが、これは完全に個人レベルにも当てはめることができます。
個人レベルのセオリー
自分の体の調子が良い時、心身ともに絶好調の時、幸せだなーと感じる時、ワクワクしている時、充実している時、熱中している時、時間を忘れて没頭している時、なんでもいいのですが、そんな時に改めて自分自身を振り返ってみると、いろいろな気づきがあると思います。
例えば、ある週に仕事でものすごく集中することができた日が三日間あったとします。
いつもは午前中はともかく、午後お昼を食べた後は眠気が出たり、集中力が下がったりするのに、その3日間はそんなこともなかった。
こんな時、何を考えるかというと。
まずは自分の状態と行動を振り返ってみます。
その3日間とそれ以外の日の違いは何か?
そうすると、その3日間は普通に朝ご飯を食べる代わりにスムージー(野菜とフルーツのフレッシュジュース)を飲んでいて、お昼には白米ではなく玄米を食べていたことが分かりました。
ここまでは結構気がついたりするのですが、大事なのはここから。
スムージーは胃に消化の負荷を与えないから(フルーツは体にとって消化済みであり、野菜も消化までは約40分程度の時間しかかからない)体のエネルギーが消化に取れなかった分、午前中の集中力が飛躍的に上がったのだろう。
また、お昼に食べた玄米はGI値(Glycemic Index)が白米に比べて低いため、血糖値の急上昇を抑えらると同時に持続的なエネルギーを与えてくれるので、眠気を感じることもなく一定の集中力を保つことができたのではないか。
それなら、朝ご飯を普通に食べるのではなく、朝は毎日スムージーだけにして、お昼は白米ではなく玄米を食べれば、最も生産的な1日を送れるはずだ。
この最後の部分が理論の構築になります。
ちなみに、これは僕の実際の生活から導いた理論の一つですが、こういったものがたくさんあると、自分の生活の指針ができてきます。(そして、これらを個人のKPIとして落とし込み、日々実施有無の計測などをするとさらに良い効果があります)
きっとこれを読んでくれているあなたも意識的にやっていることはきっとこのような理論があると思います。
また、無意識的にやっていることであっても、改めて意識をすることで、新しい理論を発見することもあるはずです。
こうした理論を導き出すことができれば、きっと日々の生活はもっともっとより良いものになると思います。
さっきもお話ししましたが、理論を考えるとというのはぶっちゃけめんどくさいんですけどね 苦笑
ただ、やればやっただけのことはあるかなーと。
興味を持った方がいらっしゃれば、ぜひ試してみてくださいね!
今日の話があなたの日々の生活において少しでもプラスになれば嬉しいです^^
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
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