- 2018/06/22
- writer: Moto
織物の聖地・カシミールから
インド・カシミールから
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
前回のメルマガで辛い飛行機に乗るところまでお伝えしましたが 笑
デリーを出発してから2時間。
無事目的のカシミールに到着しました。
まず飛行機を降りてすぐに感じたのは
空気が綺麗で涼しいということ。
デリーとは違い気温も20度代、そしてここはヒマラヤ山脈の麓の街。
空気が澄んでいて僕たちの地元の長野県に似ている印象です。
そして、空港で手続きをして外に出ると
デリーとは違いまるでアラブの国についたような感覚になります。
何度訪れてもオッ!という感覚になりますね。
というのも、今回来たカシミールの街は住人の95%がイスラム教徒で
デリーで多く見るヒンディー教の人たちとは服装や顔立ちが違います。
女性はイスラム圏の女性が着る民族衣装のアバヤを来て街を歩いていて
ローカルバスに揺られながら見る街の風景は新鮮です。
住宅もコンクリート作りの家が多いデリーに対して
木造の独特な建物が多く
インド人がよく言う、
” 様々な国が一つになったのがインドなんだよ ”
という言葉の意味を身をもって感じます。
そしてカシミールに来てもう一つデリーとは大きく違うと感じるのが
軍人の数が多いこと。
あなたもご存知かもしれませんが
ここカシミールは大自然に囲まれた穏やかな一面を持っている一方で
パキスタンとの国境にあり、インドとパキスタンが別れて以降は
ずっと政治に翻弄されてきた側面も持ち合わせています。
子供達が無邪気に遊ぶ公園の横に
武装した兵士が立っているというのもこの街の光景の一つです。
日本では考えられませんよね。
とはいうものの実際の街では子供達は外で元気よく遊び、
学生は日本と同じように制服を着て学校へ行きます。
そして公園では老人達がベンチに座り談笑する姿や昼寝をする姿からは
ゆっくりとした時間を感じます。
そしてこの街で生み出されるあるものに
何百年も前から世界中の人々は魅了されてきました。
それがカシミール織物です。
カシミール織物と一括りに言っても種類は一つではなく、
ストールやショールはもちろん、カシミール絨毯もその一つです。
というのも、ここカシミールは古くはシルクロードの要衝の地として栄え
他の地域との文化の交流が盛んに行われました。
織物の技術はあなたもご存知のペルシャ絨毯の産地
今のイランから伝わったとも言われていて
カシミール絨毯はショール同様、高級品として世界へ輸出されます。
もちろんその技術はストールやショールにも同じように使われています。
ジャムダニ織りや、ガンジス川が流れるヴァラナシのシルク製品など
インドには地域ごとに様々な伝統織物がありますがカシミールの織物は別格です。
今回はそんな織物の聖地、カシミールでどんな素敵な生産者、ストールに出会えるのか。現地についてより気持ちが高まっています。
滞在は長くはありませんが
素敵なストールに出会えるようにこの貴重な時間を過ごしたいと思います。
それでは今日も1日頑張りましょう!
おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。
前回のメルマガで辛い飛行機に乗るところまでお伝えしましたが 笑
デリーを出発してから2時間。
無事目的のカシミールに到着しました。
まず飛行機を降りてすぐに感じたのは
空気が綺麗で涼しいということ。
デリーとは違い気温も20度代、そしてここはヒマラヤ山脈の麓の街。
空気が澄んでいて僕たちの地元の長野県に似ている印象です。
そして、空港で手続きをして外に出ると
デリーとは違いまるでアラブの国についたような感覚になります。
何度訪れてもオッ!という感覚になりますね。
というのも、今回来たカシミールの街は住人の95%がイスラム教徒で
デリーで多く見るヒンディー教の人たちとは服装や顔立ちが違います。
女性はイスラム圏の女性が着る民族衣装のアバヤを来て街を歩いていて
ローカルバスに揺られながら見る街の風景は新鮮です。
住宅もコンクリート作りの家が多いデリーに対して
木造の独特な建物が多く
インド人がよく言う、
” 様々な国が一つになったのがインドなんだよ ”
という言葉の意味を身をもって感じます。
そしてカシミールに来てもう一つデリーとは大きく違うと感じるのが
軍人の数が多いこと。
あなたもご存知かもしれませんが
ここカシミールは大自然に囲まれた穏やかな一面を持っている一方で
パキスタンとの国境にあり、インドとパキスタンが別れて以降は
ずっと政治に翻弄されてきた側面も持ち合わせています。
子供達が無邪気に遊ぶ公園の横に
武装した兵士が立っているというのもこの街の光景の一つです。
日本では考えられませんよね。
とはいうものの実際の街では子供達は外で元気よく遊び、
学生は日本と同じように制服を着て学校へ行きます。
そして公園では老人達がベンチに座り談笑する姿や昼寝をする姿からは
ゆっくりとした時間を感じます。
そしてこの街で生み出されるあるものに
何百年も前から世界中の人々は魅了されてきました。
それがカシミール織物です。
カシミール織物と一括りに言っても種類は一つではなく、
ストールやショールはもちろん、カシミール絨毯もその一つです。
というのも、ここカシミールは古くはシルクロードの要衝の地として栄え
他の地域との文化の交流が盛んに行われました。
織物の技術はあなたもご存知のペルシャ絨毯の産地
今のイランから伝わったとも言われていて
カシミール絨毯はショール同様、高級品として世界へ輸出されます。
もちろんその技術はストールやショールにも同じように使われています。
ジャムダニ織りや、ガンジス川が流れるヴァラナシのシルク製品など
インドには地域ごとに様々な伝統織物がありますがカシミールの織物は別格です。
今回はそんな織物の聖地、カシミールでどんな素敵な生産者、ストールに出会えるのか。現地についてより気持ちが高まっています。
滞在は長くはありませんが
素敵なストールに出会えるようにこの貴重な時間を過ごしたいと思います。
それでは今日も1日頑張りましょう!
コメント
「織物の聖地・カシミールから」への2件のフィードバック
コメントを残す コメントをキャンセル
Profile
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。
趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。
買付や原産国についての最新記事一覧
- 2024.11.21 writer:山崎拓
- 仕入れたストールが催事に間に合いました!
- 2024.11.18 writer:山崎拓
- 11年前のすごく貴重な動画を見つけました♪
- 2024.11.05 writer:山崎拓
- インドのバス〜恐怖の6時間〜
2024年 (327)
2023年 (365)
2022年 (365)
2021年 (365)
2020年 (366)
2019年 (364)
2018年 (362)
2017年 (356)
2016年 (353)
2015年 (374)
10年以上前の記事
メールマガジンに登録するとストールコーディネート、ファッション情報、NaturalLoungeの最新ストール情報をいち早く手に入れることができます!
貴重なカシミール紀行も興味深いです、MOTOさんありがとう!がんば!! 名古屋F
名古屋のFさん
コメントありがとうございます!
僕も久しぶりのカシミールでどうなるかわかりませんが
出来る限り頑張ります!