後悔してもしきれない！

2017/08/19
writer：山崎拓
- ストール

昨日、インターネットであるストールを探している方からお電話をいただきました。

その方は、ずっと使っていたお気に入りのストールを無くしてしまったそうで、それと同じもの、もしくは同じようなストールを探していました。

◯◯というブランドで、色は真っ白。
買ったのは横浜のデパート。
透け感があって軽い、素材はウールとカシミヤ。
フリンジにタッセルが付いていて、タッセルは丸形ではなく先が広がっているような形・・・

と、かなり詳細にストールの特徴も覚えられていました。

ただ、どこのお店で買ったのか？という詳細な記憶がなく、そのお店に連絡を取ることができなかったそうなんです。

そして、ダメ元でインターネットで同じようなストールを探していたところ、ナチュラルラウンジを見つけてくれました。

しかもこの方はインターネットで通販サイトを見たことは一度もなく、どうやって見ればいいのかも全然分からなかったそう。

だからとりあえず専門店に電話して聞いてみよう！
ということでお電話をいただいたんですね。

ただし、ナチュラルラウンジではそのブランドのストールは扱っていなかったため、その説明をしました。

それなら似たようなものでもいい、ということだったのでいくつかご紹介をさせていただきました。

とはいえ、ナチュラルラウンジのにもそのお客さんのご要望に完全にマッチするストールはなく、あくまで似たようなデザインのものをご提案するにとどまってしまいました。

やはり電話越しの声からは、無くされたストールへの思い入れがかなりあるように感じられたので、「他のお店のストールもぜひ見てみてください」と、インターネット検索の使い方を簡単にご案内し、その時は電話を切りました。

そして、その一時間後に再度その方からお電話がかかってきました。

「先ほどの中の一枚を購入したいです。ただ、そのストールはこの後も探します　笑」とおっしゃっていました。

個人的にはナチュラルラウンジのストールをお買い上げいただいてありがたかったのですが、その方が本当に求めている一枚も見つかればいいなーという感じです。

僕自身、ストールではないのですが、昔愛用しているペンケースを無くしてしまい・・・めちゃくちゃショックを受けた経験があります。

無くしたペンケースが出てくる可能性はとても低かったので、そのときに考えていたことは、とにかく全く同じペンケースを手に入れることだけ。

そのことが常に頭の中にあって、仕事にもなかなか集中できませんでした^^;

そのペンケースはそれほど希少性が高いものではなかったので、すぐに同じもが見つかり購入して解決はしましたが。

自分が気に入っているものが無くなってしまったときの、あの残念な気持ちは言葉では言い表せないですよね。。。

きっとあなたも何らかの形で一度は経験があるはず。

得るより失うほうが痛い！

特に人間は何かを得るよりも失うことに痛みを感じる生き物です。

例えば、あなたの家に懸賞ハガキが届き、これに応募すればほぼ確実に上等な新しいストールが手に入るシチュエーションがあったとします。

一方、あなたの家のクローゼットに今まさに泥棒が入り、あなたの大切なストールを盗もうとしています。

あなただったら、どっちに強く反応するでしょうか？

きっと多くの人が後者を選ぶと思います。

コラー！！何やってんだ！
と止めにかかるか、警察を速攻で呼びますよね　笑
（泥棒を放置して懸賞に応募する！という人は少ないと思います）

新しいストールを手に入れることと、自分が今持っているストールを失うこと。
全く同じ現象でも心理的には全然違ったものになります。

つまり人は何かを得るよりも失うことに大きな苦痛を感じるんですね。

当店のお客さんと話していても、一定数の人が一度はお気に入りのストールをどこかに無くしてきてしまった。。。という方がいらっしゃいます。

飲み会や食事会の後。

電車やバスの車内。

旅行先で。

ストールを置き忘れてしまいがちなシーンは意外に多くありますよね。

無くしてしまった後に後悔しないよう・・・
（特に希少性の高いものは同じものを手に入れられない可能性も高いので）

ぜひ出先でストールを外して席を立つ時には、、、

ストール忘れていないかな？
と、一度確認をしてみてください^^

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。