嫌な奴

2017/07/30
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

少し前、以前勤めていた会社の先輩と食事に行きました。

メルマガでも書いたのですが、会うのはもう５、６年ぶりで本当に久しぶりでしたが、とても楽しい時間を過ごすことができました^^

その時はMotoも一緒に行って３人で食事をしたのですが、やっぱり盛り上がる話は前の会社に関する話題です。

話をしていて、ある程度時間が経ってから気がついたことがあります。気がついたというか、この先輩すごいなーと感じたんですね。

何が凄いと思ったか？というと、その先輩の感性というか物事の捉え方です。

こういう時に一番盛り上がる話は「あいつダメだよね」という誰かの悪口^^;
ぶっちゃけ僕もこういう話をしてしまうこともあります。

同じようなコミニュティーでは共通の好きでない人や苦手な人がいたりして、会社の飲み会なんかに行くと大抵こんな話が盛り上がります。

非常に残念なことですが・・・

きっとあなたも一度は経験があるはず　笑

でも、その先輩は全く違ったんです。

例えば、僕らが「あの人は仕事できないですよねー」みたいな話をすると、、、

「うんうん確かにそういうところはあるよね。でもこの部分はあの人も凄いし、一緒に仕事をしてとても勉強になったよ」とか。

僕らが、「あの人はやり方が汚いですよね」というと、、、

「うん、でもそういう人も会社組織には必要だよね。彼も会社を良くしようとして本気でやっていることだからね」なんて言うんです。

他にも例をあげればきりがないのですが、僕らが誰かを非難したり、悪口を言うことがあっても、それに乗っかってくるのではなく、違う視点でその人のいいところを見つけて話をしていました。

正直、この先輩凄いな！
と思いましたし、人としての成熟度の差を感じました^^;

自分がめっちゃ小っちゃくて嫌な奴に思えました。
（実際そうなのですが・・・）

そして、この先輩のようにならなきゃいけないなーと思わされました。

昔ある人間心理に関する本で読んだのですが、
人間はその場にいない人を非難する傾向があり、その場にいる人には寛容、そして自分に関してはいつも正しいと思ってしまう、ということが書いてありました。

例えば、何か大きな買い物をしたとき。

その場にいない人には、「何も考えていない浪費家」と言い。
その場にいる人には、「えらく大きな買い物をしたね、そんなの買って大丈夫？」と言う。
そして、自分だったら「賢い投資をした」と言う。

全く同じことをしているのにもかかわらず、常に自分に関しては良いと思ってしまい、その場にいない人には非難する傾向がある、と書かれていました。

人間の嫌な面であり、ある意味真実でもあると思います。

でもこの先輩のように周りが非難しているその場にいない人を擁護する、良い部分について話すということはとても勇気がいることだと思います。なぜかというと、その場にいる人の意見と違えるわけです。もしかしたら、場の空気が悪くなるかもしれないし、偽善者だと思われるかもしれません。

でも、長い目で見たらこの先輩のように振る舞う人の方が間違いなく人の信頼を得ることになると思います。

逆にいつも誰かの悪口を影で言っているような人は絶対に信頼できませんよね。自分と一緒にいる時は直接口にする事はありませんが、いないところでは同じように誰かに自分の悪口を言っているでしょうから。

今回、短い時間でしたが、人として大切なことについて教えてもらいました。

すぐに完璧にできることではありませんが、日々の生活の中で意識して自分の振る舞いを正していきます。
（放っておくとつい嫌な自分が頭をもたげますからね^^;）

それでは今日も一日ベストを尽くしていきましょう！

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。